全国高校駅伝 | 四大陸

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 12月24日日曜日 クリスマスイブ

 

 今年もこの日となってしまった。金、土の冷え込みが和らぎ、晴天。今年の京都は程よい気候に包まれた。京都駅に着くと人が多い。イブだからなのか、それともインバウンドのせいなのか。京都駅のツリーは随分と小さかった。

 早めのぷらっとで着たつもりが、もう昼近くに。おそらく3年連続となる烏丸紫明に鞍馬口駅からアプローチ。紫明通りに刺す陽は少しまぶしく、そのせいで温かい。

前日の飲みすぎで頭が痛く、ひざもガクつく。帰りたいと思ったのが正直な胸の内。しかし…

 須磨学園と、埼玉栄が1番2番で過ぎていくとあっという間に1区の選手たちは目の前を駆け抜けていった。相変わらず沿道の人たちの太い、或いは甲高い声が胸に響く。

王将のラーメンを挟んで、初めて烏丸通で6区の走り出しを見た。既に日が傾きかけた日陰の道を選手たちが凄いスピードで駆け抜けていく。路上でのアップの状況や、最後たすき私の瞬間まで見て、余計に胸が詰まった。すごくいい光景だった。

 

 そこから、散策の始まり。豊国神社、方広寺を目指し、烏丸鞍馬口から今出川、御所、下御霊神社。結構足に来る。一つの目的の岡崎エリアに。久々の平安神宮。このころからソフトクリームが食べたくなる。平安神宮の前は岡崎公園になっているんだと初めて知ったりとか。そこからまっすぐ南へ下れば方広寺に着くはず、と思いながら。途中知恩寺に寄る。下駄の高い石段を上った先のお堂は圧倒的な存在感。背後に山を携え、いい感じであった。そういえば御所から右大文字が見えたのも、このアングルならでは。

 細く、小刻みなアップダウンの坂道が続く。高台寺に近づく辺りから外国人の人数が増える。

 京都駅でも思ったが、外国人がとにかく多い。韓国や台湾だけでなく、アジア系や欧米からも凄く戻ってきているな、と感じた。高台寺からこんなに観光地化されているんだ。という路地。八坂の塔では異常なインスタ映えを争う観光客が。ここからはすぐに清水寺。しかしこうなっていたのか。と新たな発見が。

日没前、五条通に出て、方広寺に着く。あの鐘を初めて見る。重い。この重さが、そしてあの刻まれた文字が、豊臣の力を削いだのだろうか。そして、豊国神社。ここまでのプロセスがウソのように境内には誰もおらず。そこで、昇華に繋がるお参りをし、この旅を終えた。

 鳥居の前は高台になっていて、高い位置から京都を見下ろし、完全に日没する前の一日の達成感が増す。

七条のマックで、ようやくソフトクリームにありつく。観光地では最大500円するものが、ここでは190円。考え物だが、かじかんだ指先でも充実感があった。

 

 二日酔いから始まったが、終わりには爽快に。飲むことはなかったが、最後京都駅で八つ橋を買い、今年も充実した一日だった。どうする家康の年だったこともあり、まずまずのテーマだったのではないだろうか。来年はまた違う心持で、訪れてみたい。