高齢飼育者の拠ん所無い飼育放棄(1) | 「下町の猫たち クワトロの会」

「下町の猫たち クワトロの会」

東京・墨田区など下町周辺地域の自治会等に地域責任を求めつつ「野良猫対策」をご提案し、TNRに取り組む任意のボランティア団体です。野良猫への不妊・去勢手術や保護せざるを得ない猫たちの飼育者募集などのクワトロの会の活動を紹介をさせていただいています。

高齢飼育者の拠ん所無い飼育放棄・・・

高齢化が進む中で大きな問題となる可能性があります

 

2021年は

高齢者が飼育する猫の保護引き取りは2件

合わせて5頭の引き受けに動きました

*2019年夏から冬にかけて高齢者から

 飼育放棄され野良猫となった2頭の譲渡に関わりました*

 

2022年正月明けも電話が・・・

飼い主は足が不自由となり

シェアハウス入居が今月15日に予定され

目前に迫るその入居期日にこちらが焦りを感じるなか

「台東区には猫の殺処分場がないのよ!」

脅しとも取れる

切なさをあおる言葉を交えながらの引ぎ取り依頼

我が家はもう満杯・・・ボランティア仲間に話を繋ぎ

引受を前提に条件確認のために再び電話で話し合う

 

引き渡しの条件は?

    条件?

病院検査も必要ですし餌代も掛かりますから

    出せる訳ないでしょう!

    いいわよ!こっちでやるから・・・

そうし・て・下・さ・い・・・

こちらの言葉途中で電話がガッチャ〜ンと切れる

*約6ケ月を費やし、漸く2頭一緒の譲渡先とのご縁が

 繋がり、一緒に家猫として暮らしを再開した兄弟猫2頭*

 

開き直〜るその態度が気にいらないのよ〜ぉ

なぜか演歌が思い出された

 

無条件での引き取りが当然・・・という姿勢

猫引き取りを前に慈悲の思いは尽きないけれど

こちらの自費での対応には限界があるのです