ハッピーインの最年長で、深夜専門のフロント係
(ナイト)。
夜勤はオオムギさんと他のフロントメンバー(コユリ・ハトムギ・アシタバ・ソウ・タイセツ)の誰かが二人一組で行う。
↑ただしキヌアは「肌が荒れるから」と怖いから断っている。小柄でゆったりとしており他の者のような戦闘能力は無いが霊感が強く、ちょっとしたゴースト系モンスターなら労せず追い払ったり浄化したりできる。
また、屋上にチャペルができてからは昼の勤務として神父の格好で立ち、お客の冒険の記録をしたり死者を生き返らせたりの業務をしている。
死者を生き返らせたりしている(2回言った!)
それまでの経歴は全く不明だが、ゲーム的な僧侶の能力を身につけている(ただし回復呪文などの魔法が使える訳ではない)。
死者を生き返らせたりすると言っても出来るものと出来ないものがあり、勇者やその仲間のような選ばれし者は何度でも蘇らせられるが、遺体が消失してしまった者や死の運命が定まっている者には効力を発揮しない。
抜群のオチ担当である。
実は経歴及び家族の有無が全く不明の謎多き人物であるが、終活セミナーができるあたり葬祭プランナーの資格くらいは持っている気がする。
周りからは「オオムギさん」、唯一会長だけが「善男さん」と珍しくさん付けで呼んでいる。
ハッピーインに酒場がオープンすると登場するバーテンダー。
ウィットに富んだ会話と美味しいお酒で宿泊客も従業員もおもてなしする。
また、昼間はロビーの一角に設定されたカフェカウンターにいてお客様にウェルカムドリンクを提供している。
周りからは大人の余裕と少年の心を持つ掴みどころの無い人物と思われているが…
一年目の終盤で本当は茶畑グループの顧問弁護士で、RPGの世界で営業するにあたって問題となるあれやこれやを裏で法的処理する為に詰めていた事を明かしている。
固い本業を持っているが軽い性格なのは元から。
人をからかうのと悪ふざけが大好きでコユリにセクハラ一歩手前のアプローチをしたり、それに過剰反応するアシタバの様子を見て楽しんでいる。
アシタバとは別のベクトルの真面目さんである。
驚くほど多趣味で資格取得も大好き。
弁護士以外にも数々の資格を持ち、いつ寝ているのか分からないくらいに動き回っている。
というか、一年半くらい寮にもどこにも自分の部屋が無かった。
会長の遺志で後継者決定戦の運営をする為に一度はハッピーインを離れたが、先日のエピソードで戻ってきている。
コユリの事は「コユリちゃん」、周りからは概ね
「クレナイ(もしくはさん付け)」で呼ばれている。
多彩な能力の持ち主だが、ケンカはからっきし。
知識と機転で道を切り開くタイプの人物。
元は小さな温泉旅館の娘で、傾きかけた経営を立て直す為に政略結婚させられている。
資金援助を受けてどうにか宿は経営を持ち直し、夫との間にも5人の子をもうけるが、この夫に問題行動が多く(相手側も厄介払いの意味で婿として押し付けた)やがて離婚の道を辿る。
シングルマザーとなるものの、正式に女将に就任してからはお客様への「察する」能力(うん、多分エスパーなんだと思う)が覚醒し、気のつく女将のいる宿は繁盛し始めた。
やがて宿を手伝うようになった5人の子供達もまた特殊能力を引き継ぎ、宿はいつしか大きなグループ会社として急成長していく。
威厳のある女性だが遊び心も大いに持ち、子供達がこぞって遊んでいたRPGに興味を持って深夜にこっそりプレイしていたり、乙女ゲームの世界みたいなよりどりみどりのイケメンに言い寄られる展開に憧れたりと可愛い面もある。
晩年は元夫によく似た性質を持つ三男に手を焼いており、その尻拭いに奔走する事となる。
だが孫が増えまくっても皆に愛情を注ぐ姿勢は変わらなかった。
…お金の集まるところではその愛情がうまく伝わらなかっただけで。
全ての従業員をあだ名ではない下の名前で呼ぶ。
自身が仕事に生き、家の都合で結婚したためコユリには過去の自分を重ねていて、彼女の恋にややお節介になる。
たまーにハッピーインに遊びに来てトクミとデートしていたが、メカの修理に強いのを見込まれてメカニックとして採用された。
前職は自動車修理工だが、就職前から自力で戦車を作ったりと若くしてとんでもない技術力の持ち主。
ハッピーインに勤めてからは更にエスカレートし、現代日本では到底無理な魔道船やらなんやらやを
1から作っている。
周りの人よりもレベルがずっと低いせいもあり、肉弾戦はド下手だが自作戦車で大砲をぶっ放す芸当はできる模様。
そんなオーバーテクノロジー持ちのカバノだが、トクミと一緒にいると途端にバカップルとなる。
しかも描いた絵は生命を宿すという特殊すぎる似た者カップル。
トクミの爆発する食べ物さえも「パンチが効いてて美味しい」と完食してしまう真の勇者。
ホワイトデーには手作りの可愛いデコレーション砲弾を作るなどトクミどどっこいどっこいな感性の持ち主である。
ソウより年下の後輩だが身長はカバノの方が高い。
未出だがシェフの事を「お義兄さん」(トクミの保護者みたいなものなので)と呼び、コユリも流れで「お義姉さん」と呼ばれてたり。
彼を「タケちゃん」と呼ぶのはトクミだけ。
というか、前の職場であったノベルゲームの世界のホテル「夢想館」が閉館した為、見かねた会長がハッピーインへと呼び寄せた。
とはいえ彼女は非常勤であり、クレナイが休みの時にだけ代わりに出勤する立場であった。
会長の死後、都合でクレナイが去ると彼の代わりに酒場を切り盛りする羽目になる。
クレナイが戻ってきた現在は昼のカフェスペース専門で働いている。
RPGの世界と同じく謎の理屈で存在する「ノベルゲーム」の住人で、歳を取らない永遠の二十歳。
与えられた設定を忠実に守るようにできておりサブキャラとして「低レベルなAI」のような受け答えをするのが主な役割…だった、それまでは。
美少女設定のぶりっ子であり、お客さんや見知らぬ相手には可愛い子ぶるが、激しい内面をよく知る相手には結構荒っぽい言葉で対応する。
周りの人との関わりで、徐々にツンデレっぽいところも見られるようになった。
コユリの事は当初「コユリ先輩」と呼んでいたが間もなく「コユ輩(ぱい)」と呼び始めた。
夢想館では支配人をやっており、入社してくる総支配人(ノベルゲームのヒロイン)を公私共に支える
「恋愛対象」の役割を与えられている。
コユリがヒロインとして夢想館にやってきた際は
(会長の手引きで)好感度を爆上げされて最終的にはスーパーハッピーエンドを迎えるべく彼女にプロポーズをしていた。
結局結婚はナシになったが上がった好感度はそのままでコユリに入れあげ、ハッピーインへやってきた際はその勢いのままコユリに迫っている。
ハッピーインでは「総支配人代理」としてコユリが休日の時にのみ出勤しているが、当のコユリに逢えない事にもんもんとした日々を送っている。
ぶっちゃけ出番が無い。
また、スパダリ設定を持っていてあらゆる事柄を完璧かつスマートにこなす能力持ち。
夢想館ではコユリの名前が呼べず小百合と書いて
「かのじょ」などと他の呼び方をしていた。
ハッピーインに来てからは克服している。
ノベルゲームで一緒だったよこよもに関しては完全なサブキャラ扱いで、ただの同僚としてしか見ていないようだ。
③はここまでー!
④ではウィンディアの人達とその他をお送りします!