もう7月!遅ればせながら4-6月の琵琶デュオ演奏など。 | 薩摩琵琶・後藤幸浩の-琵琶爺、音楽流浪

薩摩琵琶・後藤幸浩の-琵琶爺、音楽流浪

薩摩琵琶演奏家、後藤幸浩のブログ。演奏情報、演奏後期他、音楽ライター・大学非常勤講師等の経験から音楽関連の記事を中心に。詳しいプロフィールご参照ください。

ほんとうに早いものでもう7月!1年の半分過ぎたことに…。投稿無精なので、演奏の御報告もまったくやらずに来てしまった…(´`:) 何をしてるのだ…(´-`).。oO

ということで4月以降の演奏記録を、琵琶デュオ中心に、駆け足で…

♬ 4/23(日) は赤坂8丁目町会主催の防災イヴェントに呼んでいただいた。自分の地元・熊本でも大地震があってちょうど1年目の時期なので、演奏前の防災関連の話もつい聞き入ってしまう。

はじめて聞かれる方が当然多いので、春向けの和歌や、「うたえやうたえ」「波の下にも」などを。会場は教会の集会場。自分が通った幼稚園もカトリックだったので懐かしかった。マリア様が、二位殿に見えた…?




♬ 4/30 (日) は毎年恒例、上野の森美術館ライヴ。今年は琵琶デュオ『二人囃子』をリリースしたので、そのリリース記念と、後藤も参加した水島さんのソロ・プロジェクト『YUIKO MIZUSHIMA AND THE BIWA INSTITUTION/BIWA AND LIPS』ともからめた構成で。

大曲「天夜の皇子」は昨年、2回ほど全曲やったので、それからの抜粋「熊凝のうた」やファースト・アルバムから「平家蟹」「五木の子守歌」、『二人囃子』から「那須与一」他。久しぶりのゲスト、ヒューマン・ビート・ボクサーのTrip君、水島さんのアルバムのプロデューサーかつ琵琶デュオの録音エンジニアでもありベーシストの鹿間朋之氏と、「十句観音経」「逢瀬」「昇天」を。

Trip君のビート・ボックスは録音した時点で、次の上野の森美術館はこの人をゲストで、と思っていた。ストリート性あふれるパフォーマンスだし、人力で音色含めたグルーヴを生みだすので、外来?のものとはいえ、琵琶と合わないわけは無い、と思ってたらライヴも思惑通りに終わりニンマリ。Trip君、鹿間さん、ありがとうございました!

今回もおおぜいのお客さまに来ていただきほんとうにうれしかった。ありがとうございました!また、会場準備などもろもろお世話になった美術館スタッフの方々、ありがとうございました!

この数日後、5/3 (水) には同じく上野の森美術館で行われた“スペシャルオリンピックス東京・日本” のパーティー・イヴェントで演奏させていただいた。





♬ 6/3 (土) は浅草木馬亭で“活弁×詩吟×琵琶” を。お世話になっている詩吟の吟亮流吟風会の宗家、三代目鈴木吟亮氏の発案で、氏の吟詠、麻生八咫氏の活弁・朗読、後藤の琵琶というコラボ。

朗読は「山月記」で途中の漢詩を吟亮氏が吟じ、後藤が琵琶伴奏。朗読部分の伴奏はヴァイオリンの井田まり乃嬢。無声映画は「坂本龍馬」で、合間に和歌・漢詩の吟詠を挿入という、今までに無い構成が実現できた。伴奏は琵琶デュオにまり乃嬢。ちょっとしたアクシデントもあったが、皆さんうまく対応して無事終了。お客様も満員で、ありがとうございました!






♬ 6/17 (土) は物狂之会のトマツタカヒロさんにご紹介いただいた、駒沢大学駅近くのひろの亭さんで、後藤ソロ+琵琶デュオ。ひろの亭さんは昼はラーメン屋、夜は居酒屋 (ラーメンも出る)。居酒屋とはいえ、料理は独自の工夫がこらされたものが多く、日本酒選択のセンスもよい。マスター、お客様も音楽、映画…見識が広く、おじゃますると多方面で話が盛り上がり、ついつい長居をしてしまう (カルチャー居酒屋wとのウワサもw)。

前半は後藤ソロ「うたえやうたえ」「般若心経」「祇園精舎~波の下にも」「百足の遣い」「島原の子守唄~竹田の子守唄」。後半は琵琶デュオで「那須与一」「五木の子守唄」。

お客様も満員、演奏後の宴席でも琵琶にかんする質問も数多く頂いた。お客様、企画していただいたマスター、奥様、ほんとうにありがとうございましたm(_ _)m



♬ 6/18 (日)は夏季琵琶楽協会演奏会に後藤弦城×水島結子「那須与一」で出演。個人的には、琵琶楽協会に出るのは十数年ぶりだ。

出番が昼の12時過ぎ、土曜のひろの亭ライヴでかなり力遣ってるし、酒も呑んだので大丈夫か、と思ったが無事切り抜けることができた。ちとアウェイ感もある中 (笑)、弟子さんや関係者の方にも聞きに来ていただき、ありがたかった。

石田琵琶店のご主人に未来の琵琶楽云々と評価していただいたのは、ほんとうにうれしかった。



またにゃー。