先週、5時間の長時間セッションを行いました。
詳しくは書けませんが、
その方は、2年間分析のカウンセリングを行ってきたとのこと。
2年間は長いですね。
私が初めて学んだのが、解決療法ブリーフセラピーというものでした。
解決療法とは、
過去を分析して、原因探しに時間をかけるのではなく、
解決策に目を向けるといものです。
なぜ、こうなったのか?という原因に焦点を当てるのではなく、
どうすればよくなるだろうか?
という解決策に焦点を当てるというものです。
基本的にいつもは、そのような方向でカウンセリングを進めています。
もちろん、原因を知るのも大切です。
原因を作った思考の癖を自覚して、それを修正する。
長時間、過去を分析するよりも、必要なのはそこかと思います。
(そして、過去というのは、
思い出すたびに、再構築されていて、
事実などもうありません。脳の中に、あいまいな記憶としてあるだけです。)
解決策にばかり目を向けるのも大事ですが、
原因を修正しないとその原因は未来に生き続けます。
簡単な例えでお話します。
ダイエットの解決策で、
スポーツジムで運動するという方法をとったとします。
現実的に、週5回来ていても、いっこうに
痩せないという人達がたくさんいます。
太った原因、甘いものを食べすぎるとか、
ジムの後の夜にお腹すき、食事をまたとり、酒を飲むとか。
そういう太った原因をそのままにしていたら、どうなるでしょうか?
その原因により、未来にまた太るということになります。
それと同じで、
人間関係が悪くなった原因の思考や、
恋愛がうまくいかない原因、お金稼ぎできない原因など、
それぞれの問題を作った原因となった思考をちゃんと見る必要があります。
「原因をそのままにしておくと、未来にまた再発する」ということです。
その原因を知るのにも、2年も5年もかける必要はないかと感じます。
過去にこう育てられたということと、
今現在の問題の因果関係があるかどうかわからないからです。
量子力学から見ると、相似形にはなっています。
自分の中に三角があるから、その三角がでてくるという意味です。
起こる出来事はすべて相似形になっています。
一番深い深層心理が、現実となって表れています。
催眠療法で、幼少期の記憶などを掘り起こさなくても、
潜在意識の一番奥深い部分が、現象化されています。
原因を知り、ちゃんと修正する。
そして、解決策に目を向ける。
バランスよくいくのがよいかと感じています。
心理カウンセリングは常時致しております。
詳しくはHPをご覧ください。
山形県や東北の方は対面、
県外や遠方の方は電話やスカイプでも行っています。
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