SKE48にとっての「AKB48 西武ドーム1日目」となった春コン in SSA メンバー編 | AKB48選抜総選挙の選挙戦略~あなた(メンバー)が当選する又はあなたの推しを当選させる方法~

AKB48選抜総選挙の選挙戦略~あなた(メンバー)が当選する又はあなたの推しを当選させる方法~

このブログの目的は、「AKB48選抜総選挙」を市場として分析し、新たな視点でヲタ活を楽しむこと、ヲタ・運営・メンバーの皆さんの議論の下地としていただくことです。
主に、選挙全体の分析、当選のための施策を考える視点、日々の選挙への材料について書いていきます。

前回の続きです。

【閲覧注意】
SKE48の春コン in SSAを観に行かれた方で、とても楽しかったという感想をお持ちの方は、読まない方が楽しいままでいられると思います。ご注意ください。


2.2メンバー:△
2.2.1 良かった点

(1)
シングル全曲ぶっ通しは、これぞSKE48という熱さでした。シングル曲では、パレオの間奏でのジャンプのウェーブが個人的なハイライトでした。
全体曲のそろいっぷりも、やっぱり迫力がありますね(後述するように一部除く)。
全体的にさすがSKE48というパフォーマンスでした(後述するように一部除く)

(2)
個人的にダンスメン・曲を好きなせいもありますが、ダンス披露からのDarknessはかなりしびれました。ナゴドのEscapeのような感じです。Darknessはやるたびに、メンバーの成長もあって完成度を増していると思います。

※ちなみに、ナゴヤドームで競演したWORLD ORDERさんから、お花をいただいていました。

(3)
あと、音響トラブルに負けず、やりきったチームE。頑張りました。

(4)
茉夏、聖羅がいればなあとしみじみ思いましたが、BOSEさんとのコラボしたチームSの曲も良かったです。

(5)
最後のゆりあへのサプライズも、実に感動的でした。

(6)
HKTからの移籍メンバーの谷さん、兼任メンバーの田中さんは結構はまっていたと思います。
その他の移籍・兼任組は、正直言及するほどの印象はありません。

2.2.2 悪かった点

(1)
なぜ最後のMCでゆりあだけでなく、あきちゃん、まつりな、ももな、あーさに話す機会をあげられなかったのか。

台本に無いことだったとしても、機転を利かしてアドリブで何とかして欲しかったというのが率直なところです。少なくとも、最後のMCで実絵子さんに話を振るくらいなら、卒業生に振って欲しかった。

(2)
全体曲のときに、メンバーが花道をぐるぐる歩いて回るのですが、無目的に「歩く演出だから歩いてる」というメンバーが多かったです。200レベルスタンドで視力もそんなに良くないので、具体的に誰かはわかりませんが。

もしかしたら、本人的には頑張っているのかもしれません。仮にそうだとして、今後もステージに立ち続けるのであれば、もうちょっと意識を変えたり、研究した方がいいんじゃないかなと思います。

また、上記と同じ理由で具体的に誰かはわかりませんが、全体曲で周りに比べて明らかに振りや動きが小さいメンバーがいました。

能力的な問題というより、気持ちの問題な気がしますが、本当のところはわかりません。もし能力的な問題だったとしたら、申し訳ないですが2週間近くあった準備期間で何をしていたの??と思ってしまいます。

残念ながら、これらはツアーの頃から見られた姿です。継続的改善は望めないのでしょうか。恵まれた環境に慣れてしまったのかな、もしくは今日のセットリストに不満でモチベーションを下げてしまったのかな、と思わざるを得ません。

後者だとしたら同情の余地はありますが、それでもプロである以上耐え忍んで頑張ってほしいと思います。

昔働いていたとあるエンターテイメント企業で、「慣れ・だれ・廃れ」「1音落とす者は去れ」という演者向けの標語がありました。同じステージに立つ者として知っていただきたいなと、ふと思い出しました。

(3)
(2)に近いのですが、ヲタの感じていることと、メンバーの考え方のズレが大きくなってきているのではという危惧をしています。細かいことを言えば、前述のオーイングのあおりもそうですね。

良いことしか発信できないこと、コンサートが終わった達成感があるのはもちろん理解できます。

ただ、これはドラフト、ナゴドにおける他の姉妹グループ曲実施、大組閣などでも見られたことですが、多くのヲタが不満を述べているにも関わらず、「決まったことだから、ファンの人も受け入れてほしい」というコメント。今回のコンサートでも、始まる前からこうしたメッセージを発信しているメンバーがいました。


また、コンサート後に決して一握りでない数のヲタが負の感想を発信する一方、1時半時点で更新されていたメンバー全員のブログとぐぐたすを読んだところ、ほとんどのメンバーが「楽しかった」「最高の時間だった」「SKE48大好き」という感想を書いていて、反省点・課題などの振り返りをしていたのは、

○移籍組の山内鈴蘭さんが「ウィンブルドンの雰囲気こわした、だるいって言われてしまった、、ごめんなさい。」と書いたこと
○主に個人的な問題を原因として、全面的に受け入れられたとはお世辞にも言えないNMB48の渡辺美優紀さんが「たくさん感じたこともあります。」と書いたこと

くらいです。

※ちなみに、AKB48の西武ドーム1日目の後には、例えば小嶋陽菜さんなどがツイッターで、「課題が見つかった」と発信していました。


繰り返し書きますが、良いことしか発信できないこと、コンサートが終わった達成感があるのはもちろん理解できます。メンバー自身も本当は思うところはあるでしょう。

ブログやぐぐたすに書かれたものも、演者側の決意表明あるいは素直な感想だと思いますし、本当はヲタの感想等も読んでちゃんと受け止めていただけていると思います。

ただ、それにしても、ヲタの方を見るのではなく(マーケットインの発想ではなく)、自分たち目線過ぎやしないかな(プロダクトアウトの発想)という気がしてしまいます。

楽しんだのなら良かったと思わなくもないですが、あまりにそればかりでは、、、というのが、メンバー個人の活躍だけでなくコンサート全体を楽しみたいとする視点から見た率直な気持ちです。

今後のことも考えると、このヲタとメンバー考えのズレを何とか正して、一体感を取り戻したいと思わざるを得ません。


2.3 技術・演出:×
コンセプトや構成については多くの方が書いているように、ヲタとメンバーとの考え方のズレどころじゃないほどの致命的な考え方のズレがあります。ひどかったです。

「これじゃない感」満載でした。和風とんこつらーめんを食べにに来ているのに、出てきたものはそば・うどんだったみたいな感じです。

詳細は今日の夜以降に書きます。

演出自体は、真那さんがブログで書いている通り、これまでとは違ってジャニーズを担当しているスタッフが関わられたこともあって、新鮮な点もたくさんありました。

ただ、それ以外にコンサートのコンセプト・構成、音響トラブルなど、ひどいことが多く、コンサートとして十分に楽しめなかったといわざるを言えません。

つづく。
映画館でHKT48やNMB48を見て、何か思ったことがあれば併せて書きます。