監督:ケルシー・マン 2024年
主な登場人物(声優/日本語吹替版声優)役柄
【人間】
ライリー・アンダーソン(ケイトリン・ディアス/伊集院茉衣)13歳の少女。彼女の頭の中が本作の舞台。
ビル・アンダーソン(カイル・マクラクラン/花輪英司)ライリーの父親。
ジル・アンダーソン(ダイアン・レイン/田中敦子)ライリーの母親。
グレイス・シェ(グレース・ルー)中学でライリーの同級生。フォグホーンズのメンバー。
ブリー・ヤング(スマイヤ・ヌリッディン・グリーン)ライリーの親友。フォグフォーンズのメンバー。
ヴァレンティナ・オルテス(リリマー/)愛称ヴァル。ライリー達が憧れている先輩。ファイヤーホークスの選手。
ロバーツ・コーチ(イヴェット・ニコール・ブラウン/)ファイヤーホークスのコーチ。
【ライリーの感情たち】
ヨロコビ(エイミー・ポーラー/小清水亜美)どこまでも前向きでハッピー。
カナシミ(フィリス・スミス/大竹しのぶ)みじめで、内気で、物憂げ。
イカリ(ルイス・ブラック/ 浦山迅)気が短くて激しやすい頑固者。
ムカムカ(ライザ・ラピラ/小松由佳)はっきりしていて、とことん正直。
ビビリ(トニー・ヘイル/落合弘治)ライリーを危険から守るのが仕事。
シンパイ(マヤ・ホーク/多部未華子)あらゆるネガティブな未来を予測して、ライリーがそれに対処できるようにする仕事。
ダリィ( アデル・エグザルホプロス/坂本真綾)気だるくて、ふてくされていて、何に関しても無関心。
イイナー(アヨ・エデビリ/花澤香菜)ライリーにとって憧れや渇望の対象となりえる物への追及。
ハズカシ(ポール・ウォルター・ハウザー/マヂカルラブリー村上)朴訥で、はにかみ屋で、不器用。直ぐ赤面する。
【保管庫にいるキャラクター】
ランス・スレッシュブレード(ヨン・イェア/中村悠一)ライリーのお気に入りのビデオゲームのキャラクター。
ブルーフィー(ロン・ファンチェス/武内駿輔)ライリーが幼児期に見ていたテレビ番組のキャラクター
ポーチー(ジェームズ・オースティン・ジョンソン/花江夏樹)ブルーフィーが頼りにしている相棒。
クライヒミツ(スティーブ・パーセル/北村謙次)ライリーの恥ずかしい秘密。
アイスホッケーの試合が始まり、ライリーたち「フォグホーンズ」の選手が登場。ライリーの頭の中でも、ヨロコビが中継する。
(タイトル『INSIDE out 2』)
試合が始まり、ライリーがパックを取る。イカリが怒ってライリーがシュートし、1点先取する。ビビリが、ライリーが相手選手と衝突するのを防ぎ、マウスピースが必要だと言う。ライリーが味方ベンチからマウスピースを取ると、ムカムカが慌てて「他の人のマウスピースだ」と注意する。ライリーが反則で退場になり、カナシミが落ち込む。
この時間に、ヨロコビがライリーの近況を説明する。ライリーは成績優秀。誰にでも親切。動物にも優しい。13歳になった。急に背が伸びた。歯の矯正も始めた。性格の「島」は大丈夫。「イケメンバンドの島」は無くなった。「おふざけの島」は活発。「家族の島」は小さくなり、「友情の島」がとても大きくなった。その下には「信念の泉」があり、「私は優しい」などライリーらしさが形成される。
同級生のグレイスが募金箱のお金を散らばした時、ライリーが一緒に拾い、ブリーも加わる。すると司令部に「ジブンラシサの花」が咲く。ライリーとグレイスとブリーは親友になる。ライリーは良い方向に向かっている。
退場の時間が終わり、ライリーが試合に復帰すると、同点になっていた。「ジブンラシサの花」が光り、ライリーは仲間に「針穴作戦」を指示する。ライリーはパックを後ろのグレイスにパスし、グレイスがシュートし、得点し、試合に勝つ。ライリー、グレイス、ブリーは、お決まりの「アグーアー!」と雄叫びを上げ、観客も真似する。
試合後、高校のロバーツ・コーチがライリー、グレイス、ブリーの活躍を褒め、ホッケーキャンプに来るように誘い、チラシを渡す。コーチに認められたらファイヤーホークスのチームに入れると、3人は抱き合って喜ぶ。
自宅で、両親もホッケーキャンプに誘われた事を喜ぶ。でもライリーは「キャンプで失敗したらどうしよう」と悩む。ヨロコビが反則した「思い出ボール」を投影機から外すと、ライリーの自信が戻る。カナシミが「自分に厳しい」とうなだれる。
ヨロコビは「ライリーを守るため、悪い思い出は遠くに飛ばす」と言って、「ライリー保護システム」で、反則の思い出ボールを遠くの「記憶の外れ」に飛ばす。他にも、名前を思い出せなかったなどの嫌な思い出を遠くに飛ばす。それ以外の思い出は「保管庫」に移動させる。
ヨロコビと悲しみは、司令部の下にある「信念の泉」に行く。泉からは「ママとパパの宝物」「私は良い人」などの糸が上に伸びて、ライリーの人格を形作っていた。ヨロコビが今日の試合で勝った思い出を泉に浮かべると、「私は勝てる」の糸が伸び、司令部の「ジブンラシサの花」が光る。
夜、物音で5人の感情が目を覚ますと、司令部のデスクの「思春期アラーム」のライトが光り、警報が鳴る。慌ててヨロコビがライトを取り、「ライリー保護システム」で遠くに飛ばす。ところが司令部の窓を割って、工事関係者が多数やって来て、司令部を壊し始める。工事の責任者が「思春期が始まったので、ここを広げる」と教える。デスクも改良される。朝が来て、工事途中だが工事関係者が去る。
ライリーが起き、部屋にママが来るが、キャンプの準備ができていない。イカリがボタンを押し、ライリーが「ちょっとは私の事を考えて」と怒る。カナシミがボタンを押し、ライリーが「私、最低」と泣く。ムカムカがボタンを押し、ライリーが「私キモイ。キャンプに行けない」と言う。感情達は、操作パネルに入力する内容に対して、ライリーが過剰に反応していることに気づく。
ママの頭の中の感情達は「ついにこの日が来た」「全部思い出して」と慌てる。ママは思春期が始まったと教えようとするが、ライリーは聞かない。
パパとママが車で、ライリーとグレイス、ブリーをキャンプに送る。車の中でライリーは「来年高校でファイヤーホークスに入れたら、憧れのヴァル先輩と一緒になれる」と興奮して話し。しかし、グレイスとブリーの反応がなかった。ムカムカがブリーの額を拡大すると、眉間にしわがあって困った顔になっており、「何か隠している」と皆に伝える。ライリーは不思議そうな顔をする。
ブリーの頭の中では、ムカムカがライリーのいつもの顔と今の顔を比較し、「何か隠しているとばれた」と教える。
グレイスの頭の中も混乱し、グレイスが「私とブリーは、ヴァル先輩のチームに入らない。ライリーと別の高校に入る」とつい話す。ライリーはショックを受けるが、直ぐ「高校が違っても、遊んだりはできる」といい、感情達は感心する。グレイスとブリーは「一生、友達だね」と、ライリーとグータッチする。しかし、ライリーには相当ショックで、カナシミが「こんなの酷い」と言って泣く。
両親の車がホッケーキャンプの会場に着く。カナシミが泣こうとするのを他の感情が止め、ライリーは両親の車が去った後に泣く。会場に沢山の人がいて、グレイスとブリーは建物の前にいた。ライリーが行こうとすると、憧れのヴァル先輩に衝突して転ぶ。ヴァルが手を差し伸べ、ライリーは舞い上がってずっと手を握り、ビビリが止める。ヴァルは「ミシガン(本当はミネソタ)のライリー」と知っていた。
すると、頭の中の司令部に新しい感情のシンパイが来て、ボタンを操作していた。さらにイイナーがヴァル先輩の赤いメッシュの髪に憧れ、ハズカシが止め、ヴァル先輩の誘いにダリィがスマホのリモコンでの気のないような振りをさせる。ヨロコビは「どんな感情もライリーのためになる」と4名を歓迎する。
ヴァルは一緒に行こうとライリーを誘う。ライリーは2人の友達と約束していたが、ヴァルについて行く。ヨロコビは「3日間で大事な友達と思い出を作る」と言うが、シンパイは「新しいと友達を作る方が大事。キャンプをなめるとコーチに認められない」と、専用のタブレットで様々な失敗場面を見せる。カナシミは「なんて悲しい」と悲しむ。
ナツカシが出てきて「司令部にいた事を覚えている」と言うが、シンパイに出番は何年も先と言われて引っ込む。
ヴァルはロッカールームにライリーを連れてきて、沢山の先輩にライリーは怖気づく。ヴァルは仲間にライリーを「ミシガンのライリー」と紹介する。ダニに「ミシガンの何所?」と聞かれ、ライリーはヴァルの間違いを訂正できず、「色々」と適当に答える。
ロッカールームにグレイスとブリーも来て、3人はスマホで自撮りして「お楽しみの始まり」と盛り上がる。そこにロバーツ・コーチが来るが、3人は気づかない。ロバーツ・コーチは3人に落ち着くように言い、全員のスマホをキャンプが終わるまで預かると言う。参加者は3人を非難の目で見る。3人が「コート恐い」と言っていると、それを聞いたロバーツ・コーチは、全員にラインダッシュを命じる。
ラインダッシュ後、ライリーが休んでいると、先輩たちが「あのミシガンのせいだ」と非難している声が聞こえ、悲しむ。シンパイが「アイディアがある」と閃きの電球をデスクに差す。シンパイが操作し、ライリーはヴァルに謝る。ヴァルは「コーチの目に留まって、一緒のチームで練習しよう」と誘う。事態は収拾し、ヨロコビがシンパイの手腕を褒める。シンパイは「第二段階だ」と言う。
コーチが参加者に、2つのチームに分かれるように指示する。グレイスとブリーは一緒のチームになろうと言うが、ヴァルがライリーを誘っており、ライリーは迷う。
ヨロコビが止めるが、シンパイが「ジブンラシサの花」を折り、「ライリー保護システム」で記憶の外れに飛ばす。ライリーは2人の友人に後ろめたさを感じるが、ヴァルのチームに行く。
ヨロコビは「あんなのライリーじゃない」と抗議する。シンパイはライリーの新しい花を作ると言い、ヴァルとの思い出ボールを持って「信念の泉」に行こうとする。5人の感情が阻止しようとすると、ハズカシが5人を大きな瓶に閉じ込め蓋に空気穴を開ける。シンパイは「込み入った感情が必要だ」と言う。
シンパイは3人の感情と地下に行き、ヴァルとの思い出ボールを「信念の泉」に浮かべる。水面から「ファイヤーホークスに入る」の赤い糸が伸び、司令部で花を作り始める。
5人の感情が閉じ込められた瓶は、ライリーの抑圧された記憶や秘密が閉じ込めてある「保管庫」に入れられる。そこには、ライリーが幼児期に見ていたテレビ番組のキャラクターのブルーフィーと、ライリーのお気に入りのビデオゲームのキャラクターのランス・スレッシュブレードと、ライリーの暗い秘密がいた。ムカムカが必殺技で瓶を壊すように頼み、ランス・スレッシュブレードが丸くなって瓶に当たるが壊れない。暗い秘密が瓶を叩き壊す。
さらにブルーフィーのポーチーが中からダイナマイトを出し、扉を爆破する。皆は脱出するが、暗い秘密は戻る。警備員がやって来る。ランス・スレッシュブレードが丸くなって転がり、当たった清掃のバケツが動き、モップが警備員に当たり、警備員は皆よろけたり滑ったりして、保管庫に閉じ込められる。
5人の感情が外に出る。ヨロコビは司令部に戻るより、ライリーの花を取りに行くと言い、計画を話す。5人は「意識の川」に流れて来た物に乗って、記憶の外れに行く。ライリーの花を取り戻した後、チューブで司令部に戻ると言う。
前と「記憶の保管庫」の構造が変わり、行き止まりになっていた。ライリーがいつもより早く起きる。
ライリーは誰よりも早く起きて、リンクで自主練習をしていた。司令部にいたシンパイの他3人の感情も起きて来る。ライリーが失敗したら1周して、何回もシュートして、やっと成功する。そこにヴァルもやって来て、助言する。他の参加者たちも集まる。
5人の感情は「意識の川」にやって来る。チューブで戻るには、誰かが司令部で操作する必要があった。ヨロコビはその役を、誰よりも司令部を知っている、カナシミに頼み、置いてあった作業員の無線を借り、無線で合図すると伝える。カナシミはチューブで司令部に向かう。
休憩中にヴァルがお菓子を勧めるが、ライリーが嫌いなものだった。ライリーが我慢して「独特な味がする」と言って食べる。
ヨロコビたち4人の感情は「意識の川」に流れて来たブロッコリーに乗る。
シンパイはライリーの思い出ボールを「信念の泉」に浮かべ、「ホッケーが上手ければ、何でもできる」の糸を作り、ライリーの新しい花をつくる。ライリーはゴールする。
練習後、コーチの部屋の前を通りかかった先輩たちは、「禁断のノートに良い事も悪い事も書かれてある」と教える。シンパイは「悪い事が書かれているのでは」と心配する。
ライリーは先輩たちの部屋に誘われる。道の途中で、ライリーは歩き方を真似する。聞こえないジョークに笑って、先輩たちに変な顔をされる。ライリーは先輩に好きなバンドを聞かれる。ライリーは「ゲットアンドブローが好きだ」と答える。先輩に「今も好きなわけ?」と聞かれる。
司令部のシンパイ達は、知っている情報を集めるため、思い出ボールを集める。沢山の思い出ボールと一緒に、チューブの中のカナシミが司令部に飛ばされる。シンパイたちが思い出ボールを探している隙に、カナシミは隠れる。ダリィが操作して、ライリーに、今は好きでない振りをさせる。
「意識の川」に「皮肉の裂け目」ができ、ヨロコビたちは急いで岸に避難する。ビビリが「川がなければどっちに行けばいいか分からない」と悲観する。ヨロコビはクレーン車の作業員に呼び掛けるが、皮肉が加わり、作業員は怒って去る。
ライリーがバンドの皮肉を言っていると、グレイスとブリーがきて「今も好きでしょ。ライブに行ったし、楽しかったって」と言う。ダリィがボタンを押すと、ライリーがさらに皮肉を言い「意識の川」の岸がさらに崩れる。グレイスとブリーが怒って帰る。シンパイは「みんなと同じことをやればいい」と言う。
先輩たちは、早めに解散する。実は、明日は最後の練習試合があり、コーチの目に留まればチームに入れるかもしれないと教える。
シンパイは思い出のボールを全部持って「信念の泉」に行く。
ヨロコビたちは、高い所からライリーの花を探そうと、作業車に乗るが上手くいかない。イカリが責めるとヨロコビは「本当のライリーもジブンラシサの花も見つからないのが辛い」と心の内を言う。イカリは「君は今まで沢山間違えたが、乗り越えてきた。。君が止まったら、私達もここで止まるしかない。と励ます。
イカリは記憶消しの作業員のホースを借りると、4人がホースに捉まり、ホースの勢いで記憶の棚の頂上に行く。すると、ジブンラシサの花の光が見え、そこに向かう。
ライリーが寝ようとすると、シンパイが「コーチに認められないと」と心配する。ハズカシは本の陰に隠れていたカナシミを見つけるが、さらに本を積み上げて隠す。
ヨロコビたちは「イマジネーションランド」に着くが、大きく変わっていた。最新の噂のチラシがまかれていた。枕の砦の中に入ると、シンパイが沢山の工事関係者を雇って、シュート失敗、試合に負ける、パスミスなど、最悪のシナリオを想起させていた。ライリーは心配で寝られない。
ヨロコビたち4人は空いたデスクに忍び込み、仲間にハグされる、負けたチームから花束を貰う、など良いシナリオを書いて送る。シンパイはヨロコビがいる事に気づく。
ヨロコビはシナリオを書いている人に、ライリーを幸せにするために良い事を書こうと呼びかける。賛同した工事関係者が、次々に良い事を投稿する。ライリーは安心して寝る。工事関係者は反抗して枕投げして遊ぶ。警備員が来て、ヨロコビたちが逃げる。パレードのバルーンに紐に捉まって4人が逃げる。
シンパイは、ライリーにコーチがどう思っているか、ノートを見るように操作する。カナシミは無線でその事をヨロコビに知らせる。ヨロコビは何としても止めるように指示する。
ライリーはコーチの部屋に忍び込む。デスクに近づけないので、カナシミはダリィのスマホのリモコンを操作して止めさせる。シンパイは司令部の中を探して、カナシミを見つけ、バケツの中にいれてロープで吊るす。
ライリーはコーチのノートを見ると「アンダーソン。実力不足」と書かれていた。シンパイは、どうすればコーチの気持ちを変えられるか考え、閃きの電球をたくさん司令部に集める。
バルーンの紐に捉まっていたヨロコビたちは、閃きの電球の嵐に襲われる。ヨロコビは電球を叩き壊す。ヨロコビたちは大きな閃きの電球に捉まって司令部に行こうとする。電球はチューブを通って司令部に届くが、ヨロコビたち4人はチューブに入れず落下する。ビビリが皆に捕まれと言い、パラシュートで着地する。
シンパイが巨大な閃きの電球をデスクに取り付ける。
ライリーはヴァルの真似をして、洗面所で髪をメッシュに赤く染める。ロッカー室でグレイスとブリーがライリーを無視する。司令部でイイナーが「嫉妬させちゃった」と言う。
ロッカー室に来たヴァルと仲間は、ライリーに練習試合を期待していると言う。シンパイは、昨年の練習試合でヴァルが2本のシュートを決めたので、3本のシュートを決めればいいと言う。シンパイはオレンジ色の思い出ボールを持って「信念の泉」に行き、浮かべる。
ヨロコビたちが記憶の外れに着くと、沢山の思い出ボールが山になっていた。ヨロコビが山に登って、ライリーの花を見つけるが、光を失っていた。
「信念の泉」ではオレンジ色の沢山の糸ができ、司令部に新しいライリーの花が咲き「私、全然ダメ」と言う。
ヨロコビは無線で悲しみに連絡するが、カナシミはバケツに入れられて吊られ、動けなかった。それを見たハズカシはカナシミを下ろし、こっそり「ライリー保護システム」を準備する。カナシミがデスクのボタンを押そうとすると、それを見つけたシンパイが「ライリー保護システム」を壊し、チューブが崩壊する。
帰る手段が無くなり、ヨロコビは呆然とする。沢山の捨てられた思い出ボールを見て、悲しむ。他の3人の感情が「これからどうする」と聞くが、ヨロコビは「どうしたらいいか分からない。成長はこういうこと。この花を持って行かないと、ライリーらしくない」と言う。
練習試合が始まる。シンパイが操作し、ライリーは味方にパスしないで、自分で1本決める。シンパイが必死に操作し、ライリーは味方からパックを奪い、自分でシュートを決める。味方は呆れる。
イカリ達がポーチーを呼び、ポーチーの中から沢山のダイナマイトを取り出す。ヨロコビたちは、崖をダイナマイトで爆破して、捨てられた負の記憶ボールの山の雪崩を引き起こして、それに乗って司令部へ戻ろうとする。ヨロコビたちは「皮肉の裂け目」に落ちる。
ライリーは強引にシュートするが、グレイスに衝突し、パックはキーパーに取られる。コーチは怒ってライリーに2分間の退場を命じる。ライリーは待機場で、「私全然ダメ」と不安に駆られる。
ヨロコビたち4人と負の記憶ボールは「信念の泉」に流れ込む。
司令室では、将来への不安に駆られたシンパイは、目もくらむような旋風になって操作パネルを操作し、ライリーは過呼吸になる。ハズカシ、カナシミ、イイナー、ダリィがオレンジのライリーの花を取ろうとする。
ヨロコビたちが司令部に戻って来て、一緒にオレンジの花を取ろうとする。カナシミはヨロコビに、シンパイを止めるように言う。ヨロコビが旋風の中に入ると、シンパイが必死に操作していた。「ライリーらしさはあなたが決める物じゃない。シンパイ、もう手を放して」と話しかける。シンパイがレバーから手を放す。ヨロコビはシンパイを連れ出し、オレンジの花を取って、白い花に置き替える。しかし、旋風は納まらない。ヨロコビは白い花を取る。
「信念の泉」の沢山の思い出ボールから糸が出て、司令部に「私は我がまま」「親切」「全然ダメ」と沢山の感情を持った新しい花ができ、旋風が収まる。ヨロコビが新しい花を抱きしめ、他の感情達も花を抱きしめる。シンパイも誘ってみんなで抱き付く。ライリーの心が落ち着く。
グレイスとブリーがライリーを心配してくる。ライリーは「2人に酷い事を言った。2人が違う高校に行くと知って、ショックだった」と謝る。2人は許し、ライリーは2人に抱き着く。試合が再開される。2人は「決着を付けよう」と言う。
ヨロコビの体から光の粒子が出ていた。カナシミは「ライリーが呼んでいる」と言う。ヨロコビがデスクのハンドルを操作する。ライリーが試合に出て、パックを操作してパスする。
食堂で、ライリーが先輩たちと、2時にコーチが連絡を寄こすのを待つ。シンパイが色々心配するので、ヨロコビは特別席に座るように言う。イカリがポーチーを付けていて、紙吹雪を吐き出す。
ライリーのスマホに友達からメールが来る。ナツカシが顔を出し、また引っ込む。ハズカシが「ライリーには僕らが付いている」と大きな声を出し、隠れる。
ヴァルが「今年は入れなくても、来年もある」と励ます。コーチから来たメールを見て、ライリーは喜ぶ。
(エンドクレジット)
ママが「キャンプはどうだった?」と聞く。ヨロコビが「全部話す」と言い、シンパイが止める。ライリーは「良かった」と答える。ママの頭の中は「あの言い方」と言いシンパイが来る。、パパの頭にも心配が来る。
(エンドクレジット)
暗い秘密が出てきて、ヨロコビが秘密を聞くと「マットを焦がした事」と答え、ヨロコビは「プールの中で漏らした事かと思った」と言う。暗い秘密は再び隠れる。