『朽ちないサクラ』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

アンパンマン先生の映画講座

映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:原廣利  2024年

主な登場人物:よみ(俳優)役柄

【愛知県警察】

森口泉:もりぐちいずみ(杉咲花)広報広聴課行政職員。捜査権を持たない事務職員。

富樫隆幸:とがしたかゆき(安田顕)広報広聴課長。かつて公安警察に勤務。

梶山浩介:かじやまこうすけ(豊原功補)捜査一課係長。一連の事件の捜査を指揮。富樫の同期。

坂上:さかがみ(尾美としのり)管理官。梶山の上司。

臼澤:うすざわ(和田聰宏)公安課係長。

【平井中央警察署】

磯川俊一:いそかわしゅんいち(萩原利久)生活安全課。泉より年下だが同期。

辺見学:へんみまなぶ(坂東巳之助)生活安全課巡査長。ストーカー被害届の受理を先延ばしにした。

高田彰子:たかだあきこ(山野海)生活安全課の嘱託事務職員。

【米崎新聞社】

津村千佳:つむらちか(森田想)米崎新聞社の県警担当記者。泉の高校時代からの親友。

兵藤洋:ひょうどうひろし(駿河太郎)米崎新聞社の報道部デスク。

【その他】

宮部秀人:みやべひでと(篠原悠伸)ストーカー殺人容疑者。神社の現役宮司。

浅羽弘毅:あさばこうき(遠藤雄弥)新興宗教団体「ヘレネス」の信者。

津村雅子:つむらまさこ(藤田朋子)千佳の母。

 

 フードを被った男が、水を溜めた流しに女の顔を無理やりつけて、溺死させる。男は死体を車のトランに入れて運び、橋の上から川に投げ込む。

 (オープニングクレジット。タイトル『朽ちないサクラ』)

 広報広聴課は市民からの苦情の電話の対応に追われていた。大学生の長岡愛梨がストーカー被害を訴え、平井中央警察署の生活安全課に相談したが、被害届受理は一週間も遅れた。被害届が受理された2日後、愛梨は宮部秀人によって殺害された。宮部は、現役宮司であった事も、より世間の注目を集めていた。警察の初動対応が適切であれば助かったかもしれない命が失われたことで、世間の怒りは警察に向けられていた。

 受理が遅れた理由は、生活課は他の事件の捜査で職員が出払っていたからだと弁解していたが、実際には職員慰安旅行を控えていたためだった。それを地元の米崎新聞が独占スクープとして報じたことで、警察への非難は一層激しくなった。

 広報広聴課では、市民からの苦情対応に追われる中、泉だけはぼーっとしていた。広報広聴課の職員の中では、なぜ米崎新聞だけが慰安旅行の件を知ったのか?警察内部の誰かが情報を漏らしたのではないか?と、疑念を言う者もいた。泉にはその情報元に心当たりがあった。

米崎新聞で県警担当の記者をしている津村千佳は、泉の高校時代からの親友で、時々会っていた。千佳の家でお菓子を一緒に食べながら泉は、警察学校時代の同期で生活安全課に勤務する磯川から貰った1週間前の慰安旅行のお土産だと千佳に話す。それを聞いた千佳は、被害届の受理が遅れた理由が、慰安旅行のせいではないかと思ったようだ。泉は、この事は記事にしないように千佳にお願いをして、千佳は約束する。

 ある日、数台のパトカーがサイレンを鳴らして慌ただしく出て行く。富樫が内線で捜査一課に聞くと、津村千佳の遺体が上野川下流で発見されたと分かる。泉は大きな衝撃を受ける。

 新聞記事が出た日、千佳から連絡があり、2人はファミレスで食事をした。記事にしたのは千佳ではないかと泉が疑う。千佳は「自分は記事にしていない」と弁明するが、泉は素直に聞き入ることができなかった。千佳は上司の兵藤と不倫関係にあり、兵藤のために泉との約束を破ることも十分考えられた。千佳は「この件は、何か裏がある気がする。調べてみる価値はある。泉から押された裏切者の烙印を必ず消してみせる。疑いは絶対晴らすから、その時は謝ってよ」と言って、千佳は立ち去った。

 千佳の通夜に泉が参列する。通夜の後、泉は一緒に参列していた富樫に付き合うように誘われる。2人は料亭で食事をするが、泉は食事が喉を通らなかった。元公安の富樫は“公安のタカ”と呼ばれており「千佳の携帯は水没して使い物にならなかったが、サーバーの通話履歴から、泉と千佳が親友だった事や、慰安旅行の記事の前に千佳と泉が会っていた事が分かった」と話す。富樫は「事件関係者からは全て話を聞くのが通例だ」と言うが、泉は、自分が疑われている状況に苛立ちを感じながら、千佳とのやり取りを富樫に全て話す。

 泉は富樫が立ち会って、捜査一課の梶山浩介から事情聴取される。梶山は泉を「お前が津村千佳に情報を漏らした。良かったな富樫、S(スパイ)が見つかって」と呆れる。「Sとはスパイの事で、Sは公安に情報を、公安はSに金銭と安全を提供する。その関係は絶対にばれてはいけない」と梶山が泉に教える。

 泉は梶山に、千佳が米崎新聞の報道部デスクの兵藤洋と不倫関係だった事を打ち明ける。富樫に泉にも捜査内容を話すように促されて、梶山は録音を止め、「千佳の司法解剖の結果は溺死だが、肺に残った水の成分に水道水が混ざっており、別の場所で溺死させられて、犯人が遺体を川に捨てたのではないかと考えられる。また、千佳の爪の間から、皮膚の欠片が見つかり、殺人だと断定した」と教える。さらに「新聞記事が出てから1週間、千佳は新聞社に出勤していなかった。Nシステムで千佳の車の行き先を調べると、小先市に何回か向かっていたが、心当たりがないか」と聞く。泉は見当がつかなかった。

 梶山は、千佳の不倫相手で米崎新聞報道部デスクの兵藤から話を聞くが、不倫を否定する。また、スクープのネタ元についても、記者の義務として秘匿する。

 泉は磯川の車で、千佳が見つかった桜並木の川原に行き、花を手向ける。磯川は、自分が渡した慰安旅行のお土産が、情報漏洩のきっかけになったことを謝罪する。親友の死にやり切れない思いを抱えている泉は「どうして千佳が死ななければならなかったのか、突き止めたい。せめて犯人を見つけ出したい」と、独自で捜査を進めることを磯川に話す。磯川も「僕も協力します。泉さんには、早く笑顔になってほしいので」と、捜査に協力すると申し出る。

 2人はファミレスで作戦会議をする。泉は千佳の母親に会うと言う。磯川は、被害届の受理を遅らせた、生活安全課の辺見に話を聞くと言う。

 生活安全課の辺見は、職場でずっとボーっとしており、磯川は話しかけられなかった。辺見は普段は仕事熱心だが、女子大生ストーカー事案に関しては珍しく仕事が遅かった。また、生活安全課の嘱託事務職員の百瀬美咲が、契約途中で解雇されており、百瀬がその恨みで慰安旅行を新聞社に漏らしたのではないか、と噂になっていた。

 磯川は同じ課の年配の女性職員の高田から、百瀬がなぜ退職したのか話を聞き出そうとする。高田は磯川が百瀬を好きだったと勘違いし、百瀬は辺見と不倫していたと教える。しかし、辺見から一方的に百瀬と別れたと教える。

 泉は千佳の実家に行き、千佳の遺影に手をあわせる。千佳の母親の津村雅子に「最近千佳に変わったことがなかったか」と尋ねるが、雅子は「変わった事はなかった。普通通り家を出ていたので、会社を休んでいたのも知らなかった。娘の事を何も知らなかった。」と言う。雅子は「娘が最期の1週間に誰と会い、どこに行ったか知りたい」と言う。

 ファミレスで磯川は泉に会い「生活安全課で最近百瀬が退職した。人事課に聞いたら、百瀬の実家が小先市だった。今度の休みに一緒に行こう」と誘う。泉は磯川に「千佳の母親に会ったが、自分のせいで千佳が亡くなったと話せなかった」と涙を流して教える。

 泉と磯川は、小先市にある百瀬の実家を訪ねる。チャイムを鳴らすと中から父親が出てきた。「美咲さんはご在宅ですか」と尋ねると父から「何も知らないんですか?美咲は死んだ。自殺だった」と教える。泉と磯川は、驚く。

 泉は梶山に「千佳が小先市に行ったのは、百瀬に会うためだった。百瀬は自殺していた」と教える。情報漏洩の疑いをかけられた千佳が、自分の潔白を証明するために、情報を漏らしたとされる百瀬に接触を試みようとしていた事がわかった。2人の接触を避けたかった人物が、2人を殺害した可能性が浮上する。

 そこに富樫も来て、梶山に、親友が亡くなった泉にも捜査状況を教えてやれと言う。梶山は「鑑識が千佳の車を調べたら、指紋や毛髪、靴底の土や砂、何一つ残されていなかった。普通は何かしらの遺留物が残っているが、何も発見されなかった。という事は、誰かが車内をくまなく掃除をした。犯人は警察の捜査に詳しい人物ということだ」と教える。泉は梶山に「千佳の捜査資料を千佳の母親に見せたい」と頼む、梶山は断る。泉は独自の捜査を続けると言う。梶山は泉に「刑事の方が向いているのでは」と言う。

 富樫は泉を、新興宗教団体「ヘレネス」のマークが付いた建物が見える場所に連れてくる。「ヘレネス」は、以前、駅構内に毒ガスを撒き、死者十数名、負傷者百名以上の毒ガス事件を起こした、カルト教団旧ソノフが名前を変えて活動しているものだった。富樫は「俺のせいで、事件を止められなかった」と後悔する。実は、ソノフが毒ガス事件を起こすのではないかと、教団内部の「S」から知らされた警察は、慎重に捜査を始めていた。富樫が教団の敷地の外で張り込みをしていたある日、教団を抜けようとした信者が見つかり、暴行を受けていた。それを見た富樫は、暴行を止めさせる。警察が捜査していると知ったソノフは、犯行を早めて毒ガス事件を起こした。富樫は、若き日の自分の判断ミスにより、ソノフによる毒ガス事件を引き起こした事を、今でも悔やんでいると話す。しかし、富樫は「許される日が来るとは、思っていない。辛くても前に進むしかない」と言う。

 梶山は、新聞社のデスクの兵藤を再び事情聴取を行う。最初は、百瀬の事は知らないと言っていたが、梶山が「百瀬は死んだ。お前の周りで2人も女が死んだことになる」と教えると、兵藤の顔色が変わる。兵藤は、百瀬が兵藤に情報を漏らした事を明らかにする。また、千佳が情報元の百瀬に接触していた事も分かる。百瀬は辺見から神社のおみくじを貰い、そのおみくじを千佳に渡した。そのおみくじは千佳の遺体のポケットにあったが、川の水でほとんど溶けていた。

 磯川は勤務が終わって帰ろうとする辺見に話を聞こうとすると、辺見は「私にかまうな」と言い、「警察とは何なんだろう?」と自問する。

数日後、辺見は警察署を退職した。磯川が辺見に電話するが、携帯は解約されており、アパートも引っ越した後だった。

 辺見が退職したと磯川に聞いた泉は、それを富樫と梶山に報告する。梶山は、警官が自分の職務に失望する時は、警察組織のあり方に疑問や不満を抱いたときであり、サクラが絡んでいるのではないかと言う。サクラとは公安警察の暗号名で、公安警察には国家を守るという大義があり、職責を遂行するためなら、裏から手を回して捜査に介入し妨害するのも厭わないと言う。泉はおみくじの事を梶山から聞く。

 泉は磯川と一緒に宮部秀人容疑者の神社に行く。神社は閉まっており、住居の呼び鈴を鳴らしても誰も出てこない。箱の中に1個残ったおみくじを磯川が買うが、普通のおみくじだった。境内の隅にあった祠に気づいた泉が近づくと、丸い穴を通して祠の中には「ヘレネス」のマークがあり、泉は驚愕する。

 泉は宮部が「ヘレネス」の信者だったと梶山に話す。梶山は、辺見が宮部のストーカー事件を受理しなかったのは、「ヘレネス」から圧力があったのではと疑う。また、スクープの情報源を追っていた千佳が、「ヘレネス」によって殺害された可能性が高いと推測する。

 今後の捜査には、公安課が持っている、米崎にいる「ヘレネス」の信者のリストが必要だったが、富樫は、公安課は渡さないだろうと言う。梶山は泉に、前に泉が欲しいと言っていた、千佳の行動を記した捜査資料をこっそり渡し「お前も、千佳の母も、くれぐれも外部には出さないように」と釘を刺す。

 梶山は、泉が撮った、祠にあった教団のマークの写真を見せて宮部を取り調べると、「ヘレネス」の信者だと認める。

 梶山は死んだ千佳のためにも、「ヘレネス」の信者のリストを見せるようにと、公安課の臼澤に交渉する。しかし、臼澤は「公安は、これから起きる事件を未然に防ぐのを職務としている。死んだ命と、生きている命。守るべき命はどちらですか」と断わる。

「ヘレネス」の信者のリストを貰えなかった事を梶山が悔やんでいると、富樫が来てその事を知る。富樫は、公安課に交渉に行く。富樫はリストを貰って来て、こっそり梶山に渡す。

 泉は梶山から貰った捜査資料を持って、千佳の実家の前まで行くが、呼び鈴を押せずに帰る。

 梶山は捜査会議でリストを捜査官たちに渡し、車を所有している者の割り出しと、その車の割り出し。千佳が殺害された日の現場近くの道路のNシステムの映像や防犯カメラ、ドライブレコーダーにその車が映っていないか調べるように指示する。捜査員が総出で映像を確認する。すると一人の捜査員が、トラックのドライブレコーダーの映像から、千佳の殺害当日に事件現場近くの道路を通行する、浅羽という信者の車を見つける。

 梶山が浅羽の資料を富樫に見せると、暴行を受けていた所を富樫が助けた信者が、浅羽だったと分かる。富樫は「抜けても、元に戻る」と嘆く。梶山も「染みついた思想は、そう簡単に拭えはしない」と同感する。

 浅羽を尾行した刑事が、喫茶店で浅羽が吸ったタバコの吸い殻を入手する。浅羽の唾液のDNA鑑定の結果、千佳の爪の間にあった皮膚の欠片のDNAと一致する。梶山は坂上管理官に交渉し、浅羽の逮捕状を取る。

 「ヘレネス」教団の建物の中で、信者たちの礼拝が行われる。浅羽は教祖に「私は罪深い人間です」と懺悔する。

 梶山と沢山の刑事たちは「ヘレネス」教団の建物に行き、教団の責任者に逮捕状を示し、浅羽を渡すように要求する。教団の責任者は「そんな者はいない」と言うが、浅羽が出て来て車で逃走する。浅羽は止めようとした2人の刑事を車で撥ね、山道を走る浅羽の車を、刑事達の車が追う。そのうち浅羽の車はグレーキが利かなくなり、路肩に衝突して横転する。梶山が車に駆けつけると、浅羽は即死だった。梶山は悔しがる。

 警察が「ヘレネス」教団の建物を家宅捜査すると、毒ガスの原料の化学物質が大量に見つかった。容疑者死亡により、事件は解決したと思われたが、泉は釈然としていなかった。

泉は、遺体発見現場の対岸に千佳がいる夢を見る。

 泉は梶山から貰った捜査資料を見ているうちに、ある事に気づく。泉は宮部の神社に行き、結んであったおみくじを探して、「凶」のおみくじを見つける。

 磯川は、海岸で釣りをしている辺見に会い、話を聞く。

 後日、泉は富樫を前回食事した料亭に誘う。泉は千佳が持っていた、辺見から百瀬が貰ったと思われる「凶」のおみくじを見せる。それには在原業平朝臣の和歌「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」が書かれてあった。泉は富樫に「サクラは公安を意味するので、和歌の意味は『世の中に公安が無かったら、春はどれだけのどかだろうか』の意味になる。千佳は、辺見は公安の圧力で、愛梨が宮部から受けたストーカー被害の受理を遅らせた。それは宮部が公安の「S」だったからではないかと気づいた。磯川が辺見に聞いた話では、千佳はその事を公安に聞きに来乞うとするが、辺見は公安では教えないと言う。そこで千佳は、親友の泉の上司で信頼できる元公安の富樫に話を聞きに行くと言っていた。ところが富樫は「抜けても、元に戻る」の通り、今でも公安と繋がりがあった。富樫は彼の「S」だった浅羽に命じ、千佳を殺した。富樫が公安から「ヘレネス」教団の信者のリストを入手したのは、警察に早く浅羽を見つけさせ、口を封じるためだった」と推理を話す。

 富樫は「面白い推理だが、行き過ぎた妄想だと」取り付く島もない。さらに「辺見は心神喪失だ。誰も彼の証言を信用しない」と言う。泉は「今度の人事異動で、富樫は公安課の課長になる。これは今回の報酬では?」とつめよるが、富樫は「人事の事は知らない」と答る。泉は「私は富樫課長と公安を、許しません」と言い放つ。富樫は「綺麗事じゃあ、国は守れん。警察を辞めてもいいぞ。この仕事は理不尽なことが多すぎる」と言い残し、部屋を出て行こうとする。泉は富樫に「今度は、私を殺すのですか?」と怯えながら尋ねる。富樫は無言で帰る。

 泉は千佳の実家に行き、千佳の母親雅子に梶山から貰った千佳の行動を記した捜査資料を渡し「他の人には絶対に見せないように」と念を押す。雅子は涙を流して、泉に感謝し「千佳の事をいつまでも忘れないでください」と頼む。泉は「実は、私のせいで千佳が殺されたのです。私が、千佳が記事にしたと疑い、千佳はその疑いを晴らすためにスクープの出所を探り、そのために殺された」と涙ながらに告白する。雅子は「泉さんは何も悪くない」と慰める。

 泉は桜が満開の川原で磯川に会い「千佳の母親にちゃんと話せた」と報告する。さらに泉は「私は警察職を辞めて、警察官になる」と伝える。磯川は「警察官の採用試験は難しいぞ」と脅す。泉が「助けてくれる?」と聞くと、磯川は「もちろんです。合格したら思いっ切り笑ってほしい」と答える。

 (エンドタイトル『朽ちないサクラ SAKURA』。エンドクレジット)

(写真は「映画com」「公式X」より)