『ミッション:インポッシブルⅢ』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:J・J・エイブラムス 2006年

主な登場人物(俳優)役柄

イーサン・ハント(トム・クルーズ)秘密工作機関IMFの諜報員を引退し訓練教官となった。

ジュリア・ミード(ミシェル・モナハン)イーサンの妻。病院で看護師の仕事をしている。

ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)IMFの情報分野のスペシャリスト。

ゼーン・リー(マギー・Q)IMFの女性諜報員。タフで強い女性。

デクラン・ゴームリー(ジョナサン・リース=マイヤーズ)IMFの諜報員。あらゆる乗り物を操縦する。

リンジー・ファリス(ケリー・ラッセル)イーサンの教え子であるIMFの女性諜報員。

ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)IMF情報局の一員で、天才エンジニア。

セオドア・ブラッセル局長(ローレンス・フィッシュバーン)IMF本部の情報局長。イーサンの上官。

ジョン・マスグレイブ(ビリー・クラダップ)IMF本部でイーサン率いるチームを統括する作戦責任者。

オーウェン・デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)ブラックマーケットの商人。

 

 オーウェン・デイヴィアンがイーサン・ハントに「お前の頭に爆弾を埋め込んだ。”ラビットフット”はどこだ。どこにあるか言わないと女を殺す」と、ジュリア・ミードの頭に銃を向ける。イーサンは「必ず手に入れる」と約束するが、オーウェンはジュリアを撃つ。

(テーマ曲。タイトル『MISSION:IMPOSSIBLE III』。オープニングクレジット)

 アメリカ・バージニア州。秘密工作機関IMFの諜報員を退き訓練教官となったイーサン・ハントの新居で、看護師をするジュリア・アン・ミードとの婚約パーティーが開かれ、彼女の母、姉、弟のリック、ジュリアの勤務先の人達が招かれていた。イーサンは交通局に勤めている事にしていた。

その最中に、イーサンの携帯電話に呼び出しがかかる。ジュリアに氷を買いに行くと告げて、イーサンが近所のコンビニへ行くと、IMFの作戦責任者ジョン・マスグレイブがいた。ジョンはイーサンに、イーサンの教え子の女性リンジー・E・ファリスが11時間行方になっているので、捜索のため現場に戻ってほしいと言う。マスグレイブはインスタントカメラをイーサンに預けると、コンビニから去る。

 部屋に戻ったイーサンは、インスタントカメラのシャッターを押すと、ファインダー内にIMFからの指令が伝えられる。リンジーは、オーウェン・デイヴィアンというブラックマーケットの商人で危険な要注意人物を監視していた。今回の任務は、現在ベルリンの工場廃墟に捕られているリンジーの奪還だ。イーサンとチームを組む仲間は、ルーサー・スティッケル、ゼーン・リー、デクラン・ゴームリーで彼らの情報も入っていた。見終わるとカメラから白煙が出て情報は消滅した。

 その夜、イーサンはジュリアに「パーティーの最中に電話が入り、交通局の会議でヒューストンに一晩出張してくる」と言う。

 イーサンは飛行場に行き、チームメンバーと合流。専用機に乗り込む。

 ドイツ・ベルリン。目的の工場廃墟にイーサン達が潜入し、工場内に仕掛けた爆薬を爆破させ、外の自動銃器で攻撃する。敵との激しい銃撃戦を展開し、イーサンはリンジーを救出する。さらにゼーンが敵の情報を得るため、焼けたパソコンを持ちだす。工場に爆薬を仕掛け、ルーサーの運転するトラックで脱出する。さらにデグランの操縦するヘリコプターに乗り換えその場を去る。

 敵のヘリコプターがミサイルで攻撃してくる。リンジーが、頭が痛いと苦しみ、リンジーの脳内にカプセル形の爆弾を埋め込まれていることが発覚する。イーサンは電気ショックで爆弾の回路を焼き切ろうとするが、電気ショックの充電完了前に脳内の爆弾が起動し、リンジーは死んでしまう。

 気が落ち込んでいるイーサンは、家に帰ってジュリアに疲れたと話す。

 イーサンは、マスグレイブと共にIMFの本部のブラッセル局長に呼び出される。ブラッセル局長は、イーサンの優秀だと言う評価のリンジーが敵に捕らわれ、救出に向かったが1人の敵も捕らえず、彼女を死亡させた事について、作戦がずさんだと指摘し、デイヴィアンの情報が全く得られなかった事を非難する。

 リンジーの葬儀が行われ、イーサンは訓練に励む彼女の姿を思い出して悲しみにくれる。その折、郵便局から電話があり、リンジーからイーサン宛の絵葉書が届いていると伝える。葉書はメッセージ欄が空白だが、切手を剥がすと裏面にゴマ粒ほどのマイクロドットが貼られていた。イーサンがそれをルーサーに見せると何も記録されておらず、磁気データではないかと言う。

2人はIMF情報局のベンジーを尋ねる。そこではベルリンからゼーンが持ち帰った、焼け焦げたパソコンのデータ解析をしていた。ハードディスクの一部は復元でき「明後日、デイヴィアンがローマのバチカンで何かの行事に出席して、”ラビットフット”というコードネームで誰かに8億5000万ドルで売ろうとしている」との情報を掴む。イーサンはベンジーに、マスグレイブに話すなと指示する。

 イーサンはジュリアの職場に行くと「今度は2日間出張する」と告げる。何か隠している彼の態度に不安を感じ、ジュリアは涙するが、イーサンは「僕を信じてくれ」と言うだけだ。ジュリアの職場で、2人は簡単な結婚式を挙げる。

 イーサン、ルーサー、ゼーン、デグランが、デイヴィアンと取引相手を捉える作戦を練る。

イタリア・ローマ。イーサンとデグランは一方通行の道で、トラックがエンストして立ち往生したと装う。その隙にイーサンはバチカンの塀の監視カメラを一時的に不能にし、ワイヤーで塀を乗り越えてバチカンに密入国する。イーサンは司祭に変装し、地下に行き、監視カメラの映像をループさせる。

 デクランは観光客を装って入り、マンホールに発信器をつける。

 ルーサーは地下水道の柵を壊し、下水管を焼き切って地下に侵入する。イーサンが壁の反対側に取り付けた発信機の位置にルーサーが爆薬を仕掛けて壁を爆破する。

 ゼーンは赤いドレスで高級車に乗り、門番にパーティーに参加しに来たと告げる。門番が名簿に名前がないと言うと、警備員に変装したデグランが来て、ゼーンを入れる。ゼーンはパーティー会場に潜入し、デイヴィアンの容姿を盗撮する。

 地下に機材を運んだイーサンとルーサー、デグランは、ゼーンが撮った写真を基にデイヴィアンのマスクを作成する。ゼーンが監視すると、デイヴィアンが書類ケースを受け取る。イーサンはそのマスクでデイヴィアンに変装する。

 ゼーンがデイヴィアンのワイシャツに赤ワインを溢して、トイレに行かせる。そこで変装したイーサンがデイヴィアンを脅し、文章を読ませて声を複製した後、気絶させ入れ替わる。デグランがデイヴィアンを地下へと拉致する。

ゼーンは変装したイーサンにホテルでクリーニングすると誘い、高級車に乗り込む。発信機を付けたマンホールの上に駐車させると車の底が開き、マンホールの蓋をルーサーが開け、イーサン達は地下に抜ける。その後、高級車を爆破させて、イーサンと仲間達はモーターボートでバチカンを後にする。

 IMF本部では、イーサンの連絡を受けたマスグレイブが、ブラッセル局長にデイヴィアンを確保してローマから移送中だと報告する。

 ローマからの専用機の中でデイヴィアンが目覚め、イーサンは”ラビットフット”と取引相手の事を質問しようとする。だがデイヴィアンはイーサンに「お前の女を必ず見つけ、痛めつけてやる。お前を殺す」と脅す。リンジーを侮辱されてカッとなったイーサンは、飛行機の床の扉を開けて、デイヴィアンを落とそうとし、”ラビットフット”とは何か聞く。ルーサーが必死に制止し、イーサンは扉を閉める。

 飛行機が空港に着き、イーサン達はデイヴィアンを本部に送る護送車を警護する。海に架かる長い橋の上を乗用車で移動中、例のマイクロドットの解析データがルーサーのPCに送られて来る。そのデータはリンジーからのビデオファイルで「電話を傍受していたら、ブラッセル局長からデイヴィアンへの通話を確認した。ブラッセル局長とデイヴィアンは通じている」という内容だった。

 すると、突如背後を走っていた車が爆発する。橋の上に次々とミサイル弾が落ちて前後の車が爆破されていく。それは無人機からのミサイル攻撃だった。イーサンの車も爆風で逆さまになる。

 イーサン達が車から降りると、敵のヘリコプターが現れ、イーサンたちを銃撃する。イーサンは周囲の車に乗っている民間人に「伏せろ!」と言いながら護送車の元へ走り、運転手にデイヴィアンを出すよう指示するが、運転手が撃ち殺される。拳銃が弾切れになったイーサンは、車のトランクから自動ライフルを取り出そうとする。イーサンの車を無人機のミサイルが襲い、イーサンは自動ライフルのケースを持ち出して逃げる。

 敵のヘリコプターから降りて来た工作員が、護送車のボディに特殊な泡を噴霧して溶かし、デイヴィアンを連れ出す。イーサンは彼を狙う無人機を自動ライフルで撃墜する。イーサンはヘリコプターに向かうが間に合わず、デイヴィアンを乗せたヘリコプターは去って行く。

 イーサンが急いで自宅に電話をかけるとジュリアの弟のリックが出て、「さっきイーサンの友人から電話があってイーサンの居場所を聞かれたので、ジュリアなら知っていると思って勤務先の病院を教えた」と言う。イーサンは放置された車に乗って、病院へ向かう。

 勤務が終わって帰ろうとしたジュリアは、警備員に変装した男に眠らされ、連れ去られる。入れ違いで病院にやってきたイーサンの携帯にデイヴィアンから電話が入り「ローマで奪った書類ケースに入っている”ラビットフット”の資料を入手し、48時間以内に持ってこい。女の命と交換だ」と脅迫する。

 その直後、イーサンを数台の車が取り囲み、IMFの仲間が降りて来て本部に連行すると言う。今すぐジュリアを助けたいイーサンは、その場から逃げようとするがテーザー銃を撃たれて倒れ、IMF本部へ連行される。

 IM本部の一室で、口を塞がれ寝台に手足を縛られた状態のイーサンの前に、ブラッセル局長とマスグレイブが現れる。ブラッセル局長は、リンジーがある情報をイーサンだけに伝えた事を知っていた。またバチカンで無許可の作戦行動をした事を責める。無責任な部下が勝手な真似をする事は許さないので、拘束すると話すと去って行く。

 イーサンと2人きりになったマスグレイブは、監視に気付かれぬよう口の動きだけで「デイヴィアンの通話を傍受して状況は分かった。上海のフェン・シャン・アパート1406号へ行け」とイーサンに知らせる。さらに、こっそりと小型ナイフを握らせ、部下に拘留しておけと指示する。

 イーサンはエレベーターに運び込まれると、即座に小型ナイフで3人の部下を倒し、緊急停止ボタンを押してエレベーターのケーブルを登る。イーサンは奪った無線機でブラッセル局長の振りをして、警備員を地下9階に急行させ、建物の外に逃走する。

 イーサンはチェコ人に変装して空港から上海に向かう。

 中国・上海。イーサンはフェン・シャン・アパート1406号に入ると、マスグレイブの連絡を受けてやって来たルーサー、ゼーン、デグランが現れる。デグランによれば書類ケースの情報で、”ラビットフット”は中国軍が絡んでいるヘンシャン・ルー・ビルの56階の研究室にある。カプセル状で盗み出せる大きさと言う情報以外は不明。警備員は元人民解放軍兵士で、アクセスは研究室から操作する専用エレベーターだけで、常時監視カメラが作動。ビル内への侵入は困難だという。2つの屋上に警備が2名ずつ。

 イーサンはそのビルの隣にある高いビルから振り子の原理で飛び移り、研究室へ侵入して”ラビットフット”を確保し、屋上からパラシュートで脱出するという計画を思いつく。だがあまりに危険な行為にルーサー達は反対するが、指定の時間まであと2時間しかなく、イーサンの強い意志により強行することになる。

 残り18分。デクランとゼーンが、建物の屋上にピッチングマシンでボールを投げて警備員を引き付ける。間に、イーサンは反対側のビルの屋上からダイブし、腰に付けたワイヤーが伸びきったところでワイヤーを外して屋根に着地する。傾斜した屋上を滑降しながら警備員を撃ち、屋上の端で止まる。ビルに潜入する。

 地上の車の中でゼーンとデグランが待機し、別の車でルーサーが待機する。するとイーサンから「”ラビットフット”を確保したが、屋上まで行けない」と連絡が入る。イーサンは56階の窓を突き破ってパラシュートで降下するが、高さが低い。2台の車はイーサンの元に急行する。

 イーサンは一度ビルの窓を突き破って中に入るが、風に煽られて再び飛ばされ、激しく車が行き交う車道のど真ん中に着陸する。”ラビットフット”を道路に落とし、車に轢かれそうになりながら拾う。イーサンはデグランの運転する車に救助され、警備員の車に追われる。

 イーサンはデイヴィアンに電話するが、電波が入らない。警備員の銃にゼーンが肩を撃たれる。イーサンは車から身を乗り出して、警備員の車のタイヤを撃ち、他の車に衝突させる。やっと電波が入り、残り5秒でデイヴィアンに電話連絡すると「ドゥナン・ゾン・ルーの操車場に一人で来い」と指示される。

 イーサンはすぐにマスグレイブに電話し「"ラビットフット”に発信器をつけたから追跡し、8時間連絡が無かったらIMFの隊を出動させろ」と伝える。

 ブラッセル局長がマスグレイブに「昨日、極東にチームを派遣したと聞いた」と聞く。マスグレイブは「テロリストのバハールが上海に現れた」と嘘を言う。

 イーサンはルーサー達メンバーに「ありがとう。帰ったら会おう」と感謝して、別れる。

 翌朝、イーサンは"ラビットフット”を持ってドゥナン・ゾン・ルーの操車場に行くと、一台のリムジンがやって来る。車に乗るとデイヴィアンの部下が、瓶に入った液体を飲むよう命じる。それを飲んだイーサンは意識が朦朧とする。

 イーサンが目覚めると、そこは見知らぬ部屋の中にいて、椅子に拘束されていた。イーサンは男に、鼻の穴から頭に爆弾を埋め込まれる。

 (冒頭の場面)部屋にはデイヴィアンと、拘束されているジュリアがいた。デイヴィアンはイーサンに「”ラビットフット”はどこだ」と聞く。イーサンは「渡しただろう」と答えるが、デイヴィアンは10数えると言うと、ジュリアの頭に銃を突きつける。

 上海から飛行機でルーサー、ゼーン、デクランが戻ると、IMF職員に取り囲まれ、ブラッセル局長が現れる。

 デイヴィアンは10まで数え終わると、ジュリアの頭を撃ち、立ち去る。放心状態のイーサンの 前にマスグレイブが現れ「複雑な話でね」と言う。彼は、イーサンが持って来た”ラビットフット”の容器の中身は本物だったと告げる。そして撃たれたジュリアの口に貼ってあるガムテープを剥がすと、顔のマスクが剥がれ、バチカンでヘマをしたデイヴィアンの通訳兼警護の女だった。マスグレイブは、デイヴィアンを説得してジュリアを生かし、彼女には何も知らせていないという。マスグレイブは、リンジーがマイクロドットに残したメッセージは何か、教えてくれれば彼女をイーサンの元へ帰すという。マスグレイブは「リンジーはマスグレイブとデイヴィアンの関係に気づいていたか?他に誰が知っている?私の裏切りがIMFにバレる可能性が?」と聞く。

 リンジーは「ブラッセル局長がデイヴィアンと通じている」と思い込んでいたが、本当は局長ではなく、マスグレイブだった。リンジーをデイヴィアンに売ったのもマスグレイブだった。彼は局長の座を狙っていて、デイヴィアンを利用すると言う。マスグレイブは「18時間後に”ラビットフット”が中東のバイヤーに届き、IMFがその情報を入手する。国家安全保障会議が動き、1週間以内に軍事行動に出る。砂嵐が収まったら、我が国は得意の大掃除だ。そして国を再建し、民主主義が勝つ」と教える。

 イーサンは「ジュリアの声を聞かせろ」とマスグレイブに要求する。マスグレイブは自分の携帯にジュリアを出し、イーサンの耳へ当てる。出会った場所を聞いてジュリア本人だと確認したイーサンは、携帯電話を持つマスグレイブの手に噛みつき、彼を蹴り倒して気絶させる。

 手錠を外すとすぐにマスグレイブの携帯電話を使ってIMF本部にいるベンジーに電話し、この電話の通話先を逆探知で調べてほしいと頼む。ベンジーはイーサンの場所から北東に1キロ半の所だと教える。イーサンは通話しながら、ベンジーの道案内で上海の裏通りを走る。

 イーサンはベンジーの指示の建物に入ると、民間の病院だった。奥の部屋に監禁されたジュリアを見つけるが、イーサンの頭が強烈に痛み始める。デイヴィアンが「爆弾を起動させた。あと4分の命だ」と言う。デイヴィアンは「先に女を殺す」と言って、ジュリアに近付く。イーサンはデイヴィアンに体当たりし、激しい揉み合いになる。そして転げ回った2人は、建物の扉を突き破って車道に転がり出る。イーサンに馬乗りになっていたデイヴィアンは、走ってきた車にぶつかり死亡し、イーサンは車の下に入って無事だった。

 建物に戻ったイーサンはジュリアの拘束を解く。ジュリアは何が起こっているのかをイーサンに質問する。イーサンは「後で全部話す」と言い、まだ敵がいるかもしれないとジュリアに自分の銃を渡し、銃の使用方法を説明する。イーサンは病院内で電気ショック装置を探すがないので、建物の電線を使って手製の電気ショック装置を作る。イーサンは「頭に爆弾がある。電気ショックを与えて爆弾の回路を焼き切る。スイッチを入れて一度殺せ。その後、必ず蘇生してくれ」と彼女に訴える。ジュリアはためらうが、イーサンに説得され、スイッチを入れて、イーサンは1度死亡する。

 すると敵が撃って来る。ジュリアはやって来た敵をステンレスの扉を鏡にして見つけ、イーサンに教わった通りに銃を連射して倒すと、マガジンを交換する。次に”ラビットフット”を持ったマスグレイブが近づいてきたので、ジュリアは倒れざまに銃を連射してマスグレイブも倒す。

 ジュリアは急いで、イーサンに心臓マッサージと人工呼吸で蘇生を試みる。何度も心肺蘇生を試み、やっとイーサンが生き返る。気が付いたイーサンは死んでいるマスグレイブを見て、見事なジュリアの働きに驚く。

” ラビットフット”が入った書類ケースを持って、上海の川沿いの道を歩きながら、イーサンにジュリアが「訳を話して」と聞く。イーサンはジュリアに「僕はある組織で働いている。IMFだ」と答える。「IMFって何の略?」の質問に「極秘任務実行部隊(インポッシブル・ミッション・フォース)」と答える。信じないジュリアにイーサンは「本当だ。全て極秘の話だ」と付け加える。ジュリア「秘密は守るわ」と答える。

 IMF本部に戻ると、ブラッセル局長はイーサンに感謝のしるしとして、危険にさらした事の補償を渡す。さらに局長は「ホワイトハウスから、君に頼みたい仕事の依頼がある」と伝えると、イーサンは「いろいろ考えることが」と断る。ブラッセル局長が「まさか辞める気では?」と聞くと、「ハネムーンに行かなければ」とイーサンは答える。そして局長に「ラビットフットとは何か」と聞くと、局長は笑って「辞めなきゃ教える」と言い、イーサンも思わず笑いながら「絵葉書を送る」と返す。

 ルーサー、ゼーン、デグラン、ベンジーとIMF職員の祝福を受け、イーサンとジュリアはIMFの本部を後にする。

(写真は「IMDb」「映画com」より)