『鬼滅の刃 絆の奇跡・そして柱稽古へ』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:外崎春雄

主な登場人物(声優)役柄

【鬼殺隊】

竈門炭治郎:かまど たんじろう(花江夏樹)鬼と化してした妹を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊する。

竈門禰󠄀豆子:かまど ねずこ(鬼頭明里)鬼になってしまった炭女郎の妹。

我妻善逸:あがつま ぜんいつ(下野 紘)炭次郎と同期の鬼殺隊戦士。「雷の呼吸」の使い手。

嘴平伊之助:はしびら いのすけ(松岡禎丞)炭次郎と同期の鬼殺隊戦士。「獣の呼吸」の使い手。

不死川玄弥:しなずがわ げんや(岡本信彦)炭治郎の同期の鬼殺隊剣士。不死川実弥の弟。

冨岡義勇:とみおか ぎゆう(櫻井孝宏)水柱。炭次郎を鬼殺隊に導いた人物。寡黙な剣士。

時透無一郎:ときとう むいちろう(河西健吾)霞柱。他人に無関心で棘のある言い方をする。

胡蝶しのぶ:こちょう しのぶ(早見沙織)蟲柱。薬学の知識に長けている。

甘露寺蜜璃:かんろじ みつり(花澤香菜)恋柱。華奢な見た目に反して、並外れた筋力を持つ。

伊黒小芭内:いぐろ おばない(鈴村健一)蛇柱。口元を包帯で覆い、蛇と行動を共にする。

不死川実弥:しなずがわ さねみ(関 智)風柱。玄也の兄。鬼に対して人一倍強い敵意を向ける。

悲鳴嶼行冥:ひめじま ぎょうめい(杉田智和)岩柱。人を憐れむ気持ちが強く、念仏を唱え涙する。

宇髄天元:うずい てんげん(小西克幸)音柱。元忍で派手好き。鬼によって左手と左目を失う。

産屋敷 耀哉:うぶやしき かがや(森川智之)鬼殺隊の頭目で産屋敷家第97代当主。

産屋敷 あまね:うぶやしき あまね(佐藤利奈)産屋敷耀哉の妻。

栗花落 カナヲ:つゆり かなお(上田麗奈)炭治郎の同期の鬼殺隊の女剣士。胡蝶しのぶの「継子」。

後藤:ごとう(古川慎)鬼殺隊事後処理部隊「隠」(カクシ)に所属。

【刀鍛冶関係】

小鉄:こてつ(村瀬歩)刀鍛冶の里の子供。戦闘用絡繰人形「縁壱零式」を作った絡繰技師の子孫。

鉄穴森鋼蔵:かなもりこうぞう(竹本英史)伊之助と時透の日輪刀を手掛ける刀鍛冶。

鋼鐵塚 蛍:はがねづか ほたる(浪川大輔)鬼殺隊の刀鍛冶。非常に癇癪持ちな性格。

鉄地河原 鉄珍:てっちかわはら てっちん(屋良有作)刀鍛冶の里長。

【鬼】

鬼舞辻無惨:きぶつじむざん(関俊彦)千年以上前に生まれた鬼の始祖。自分の血を与えて鬼を作る。

半天狗:はんてんぐ(古川登志夫)上弦の肆(し)。額にコブと二本の角がある老人の姿をした鬼。

憎珀天:ぞうはくてん(山寺宏一)喜怒哀楽の鬼が合体した。樹木の竜「石竜子」を操って戦う。

恨の鬼:大柄で筋肉質な半天狗の姿の鬼。本体を守るためにできた鬼。

珠世:たまよ(坂本真綾)四百年以上生きている女性の鬼。普段は医師として活動している。

 

 (これまでの映像)

 竈門炭次郎は半天狗本体を追う。「貴様、逃げるな。責任から逃げるな。どうしてお前は身勝手なんだ。小さき弱き者を切ろうとした。何という極悪非道と言う。でも、俺たち人間はいつも非力で…」

不死川玄弥は大木を抜き、半天狗に投げる。禰󠄀豆子が半天狗に跳びかかる。

 「でも、俺たちは諦めない」

 (タイトル『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』)

 炭次郎、禰󠄀豆子、玄弥が半天狗本体を追うが、逃げ足が速かった。夜明けが近づき、鬼が逃げる前に勝負を着けなければならない。炭次郎は左足を怪我し、限界だった。

 炭次郎は善逸の雷の呼吸を思い出し、力を足だけに溜めて一息に爆発させる。半天狗に追いついた炭次郎は、半天狗の首を渾身の力で斬りにかかる。

 半天狗は「わしを可哀そうだと思わないのか」と言って、恨の鬼に巨大化し「弱い者虐めをするな」と炭次郎の首を締める。炭次郎は気を失いかける。

 追いついた玄弥が、炭次郎の首を絞める恨の鬼の手を振りほどきながら「てめえの理屈は全部クソなんだよ」と叫ぶ。恨の鬼が超音波で攻撃する。禰󠄀豆子が血鬼術で恨の鬼を燃やす。玄弥が半天狗の手を振りほどき、炭次郎が恨の鬼の首を斬り続ける。血鬼術の火は、鬼を食っている玄弥にも移る。

 半天狗は首に刀を受けたまま崖から落ち、一緒に炭次郎、禰󠄀豆子も落下する。

 恨の鬼は首に刀が刺さり両腕を失い、再生が遅くなったので人間の血肉を補給しに行く。炭次郎は重傷で木に引っかかっていて「地獄の果てまで追いかけて、首を斬るからな」と叫ぶ。

 恨の鬼は3人の刀鍛冶を見つけ、近づく。炭次郎に無一郎が刀を投げて「使え」と言うと倒れる。鋼鐵塚は「まだ第一段階しか研いでいない」と言う。

 炭次郎は足に力を全集中させて、恨の鬼に向かう。炭次郎はヒノカミ神楽で恨の鬼の首を斬り落とす。

 日が昇る。炭次郎は禰󠄀豆子のもとに行く。首を切り落とされた恨の鬼の胴体はまだ動き、刀鍛冶たちを襲っていた。首の舌の文字は本体の「怯」ではなく「憎」だった。

 日が当たった禰󠄀豆子の体が燃え始める。炭次郎は禰󠄀豆子に小さくなれと言う。炭次郎は禰󠄀豆子を抱えて移動できず、その間に刀鍛冶はやられる。炭次郎が決断できずにいると、禰󠄀豆子が炭次郎を蹴飛ばす。禰󠄀豆子の体が燃える。

 炭次郎は、これまでの禰󠄀豆子との生活を回想する。禰󠄀豆子は目を閉じる。

 炭次郎は、臭いで半天狗の本体を探すと、恨の鬼の心臓の中にいると知る。炭次郎は恨の鬼の胴体を斬り、出て来た本体の首を斬る。

 (半天狗の回想)目が見えない僧侶が「何でお前さんは人から盗むんだ。しかも、あれほど目の見えぬ私達に優しくしてくれた方から。私は許せぬ」と言う。半天狗は「わしが悪いのではない。この手が悪いのだ」と言い訳する。奉行所は半天狗を打ち首にする裁きを出す。牢に入れられた半天狗を、鬼舞辻無惨が助ける。

 炭次郎は半天狗本体の首を斬り落とす。首と胴体は日の光を受けて消滅する。炭次郎は「勝った。禰󠄀豆子を犠牲にして。禰󠄀豆子のためにここまできたのに」と嘆き泣く。

 ところが、禰󠄀豆子は無事で、片言で「おはよう」と言う。炭次郎は「本当に良かった。塵になって消えなくて」と泣きながら抱き着く。禰󠄀豆子も「よかったね」と言い返す。炭次郎は力尽きて倒れる。

 甘露寺は力尽き、石竜子に食われる。すると、石竜子と憎珀天は塵となって消滅し、甘露寺は助かる。甘露寺は「炭次郎君たちが本体の首を斬ったんだわ」と喜ぶ。

 俊國と言う少年の姿の鬼舞辻無惨は「ついに太陽を克服する者が現れた。よくやった半天狗」と喜ぶ。無惨は部屋に来た母親の首を飛ばし、「長かった。このために千年。増やしたくもない同類を増やし続けたのだ」と言うと、無惨の姿に戻る。「あの娘の肉を食って取り込めば、私も太陽を克服できる」と言い、女中の首も飛ばす。

 (鬼舞辻無惨の回想)平安時代、庭にいた鬼舞辻無惨に、医者が「薬の用意が整いました」と報告する。無惨は「これを飲まなければ、私はどうなる?」と聞くと、医者は「二十歳前に命が尽きましょう」と答える。鬼舞辻無惨は「どうせ効かん」と思いながら飲む。

 無惨は「全ての存在を壊したい。診察を繰り返そうが、薬を処方しようが、病状の悪化は止められない」と思い、「死んで当然だ。藪医者め」と医者の頭に包丁を刺して殺す。

 けれども、その医者の薬が効いていたと知ったのは、医者を殺して間もなくのことだった。私の体は精気がみなぎり、強靭な肉体を手に入れたと思えたが、問題があった。日の光の下を歩けない。日光に当たれば死ぬのだとわかった。人の血肉を欲するようになったが、人を食らえばよい。邪魔な奴がいれば、排除すればよい。

 無惨に兵士達が「都の安寧を乱す鬼め」と、矢を射る。辻無惨は、一瞬で兵士達を皆殺しにする。永遠の力を手に入れたのだ。

 しかし、この私は昼間の内、行動を制限されるのは屈辱であり、怒りが募った。私は日の光でも死なない体を欲した。医者の作った薬の調合を見たが、青い彼岸花と言う薬の作り方はわからなかった。青い彼岸花は、日本中どこを探しても見つからなかった。

 私は本当の不死となるため、青い彼岸花と太陽を克服できる体質の者を探すことを、最優先としてきた。そしてとうとう見つけた。禰󠄀豆子をとりこみ、私は日の光を克服する。

 禰󠄀豆子が炭次郎を背負って運ぶ。無一郎が来て「君のお陰で大切な物を取り戻した」と礼を言う。鋼鐵塚が来て「俺が研いでいた刀はどうした?」と怒り、炭次郎を追いかける。刀は鉄穴森が持っていた。

 そこに甘露寺も来て、皆に抱き着き「皆で勝った。生きているよ。良かった」と泣いて喜ぶ。禰󠄀豆子が日の光の元にいることに驚き、喜ぶ。

 珠世は炭次郎に「十二鬼月の血と禰󠄀豆子の血を提供して、研究に協力してくれてありがとう。浅草で無惨によって鬼化した男が、禰󠄀豆子の血によって自我を取り戻した。禰󠄀豆子の血の変化には驚いている。禰󠄀豆子の中では、自我を取り戻すより重要で、優先すべきことがあるのではないだろうか」と手紙を書き、茶々丸に炭次郎へ届けるように頼む。珠世は「禰󠄀豆子は近いうちに、太陽を克服すると思う」と呟く。

 刀鍛冶の里では、破壊された建物の片付けをしていた。里を去る炭次郎は、荷車の上から鉄珍に挨拶する。鉄珍が「よくこの里を守ってくれた。感謝する」と礼を言うと、炭次郎は「皆の力と、何百年の思い出を繋いできたその刀で上弦を倒すことができたと思う」と言う。禰󠄀豆子は箱の中で眠っていた。

 鋼鐵塚は刀を勝手に使った炭次郎を責めるが、本当は里まで来てくれた炭次郎に挨拶に来たのだった。鋼鐵塚は炭次郎の刀を打ち直して、蝶屋敷に送ることを約束する。鋼鐵塚を笑う小鉄を、鋼鐵塚が振り回す。

 炭次郎は、来た時と同じように、隠に目隠しと鼻栓をされて帰る。炭次郎を沢山の刀鍛冶の人々が見送りに来ていた。隠は里を出るまで、炭次郎の目隠しと鼻栓を外す。

 

【柱稽古編 第1話】

 伊黒小芭内と不死川実弥は、鬼殺隊隊員2名と荒れ果てた城に侵入する。鬼殺隊隊員は「里の者が鬼に連れていかれた。追跡したら、ここにやって来た。今日も女性が一人さらわれた」と伝える。ちょうど鬼が女性を担いで、城の中に入って行く。

 4人が城の中に入ると、多数の鬼が襲ってきて、伊黒小芭内と不死川実弥が戦う。2人に鬼殺隊員は帰し、伊黒が「蛇の呼吸」と不死川が「影の呼吸」で戦う。斬っても斬っても鬼が次々にやって来る。鬼は伊黒と不死川の強さに「柱」だと気づく。

 伊黒が「その女と手前の首を置いて行け」と鬼を追う。鬼は窓から屋根に出る。伊黒が「不死川。女性を追え。後ろは任せろ」と不死川を先に行かせ、伊黒は追って来る鬼に向かう。屋根の上にも下級の鬼が沢山いた。不死川は「三下の鬼を集めても勝ち目はない」の言葉通り、風の呼吸で下級鬼を次々に倒す。鬼は女性を投げる。伊黒が女性を受け止める。その隙に鬼が屋根から 飛び降りて逃げる。

 伊黒と不死川も屋根から飛び降りると、そこは巨大な無限城になっており、2人は戸惑う。鬼の姿はなかった。

 (オープニングクレジット)

 馬車の荷台に栗花落カナヲが乗せてもらい、蝶屋敷の傍で降りる。蝶屋敷の前で、看護師の寺内きよ、中原すみ、高田なほが迎える。カナヲが帰還の挨拶をすると、胡蝶しのぶは「刀鍛冶の里で上弦の鬼を2体倒した。禰󠄀豆子は太陽を克服した。きっと鬼舞辻無惨は禰󠄀豆子を奪いに来るだろう。緊急の会議が産屋敷で招集された。禰󠄀豆子のことを頼む」と託してでかける。

 (タイトル『鬼滅の刃 柱会議』)

 「隠」の後藤が竈門炭次郎の見舞いに来て、刀鍛冶の里の復興と移転が急がれておる。鬼は待っててくれない。上弦の鬼を2体も倒したとは凄い事だ。何かあったらすぐ移れるように、空里をいくつか作っている。7日も寝ていたのに、そんなに食って大丈夫?恋さんと霞さんは2日眠って、3日でほぼ全快した」と教える。炭次郎が「妹が大洋の下で歩いている。人間に戻りかけているのか、鬼として進化しているのか。今調べてもらっている」と答える。後藤が「誰に調べてもらっている?」と聞き、炭次郎は「珠世さん」とうっかり答え、慌てる。

 産屋敷邸に甘露寺蜜璃、時透無一郎、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、悲鳴嶼行冥の柱たちが集まっていた。任務が終わった伊黒小芭内と不死川実弥もやって来る。

 産屋敷耀哉の代理で妻の産屋敷あまねが来て、耀哉が病状の悪化により、今後みんなの前に出る事が不可能になった事を詫びる。悲鳴嶼がお館様の健康を願う。

 あまねは「日の光を克服した禰󠄀豆子を鬼舞辻無惨が狙ってくる。大規模な総力戦が近づいている。上弦との戦いで甘露寺と時透の2人に独特の紋様の痣が発現したと報告があった。2人には痣の発現の条件を教えてほしい。戦国時代、鬼舞辻無惨をあと一歩まで追い詰めた始まりの呼吸の剣士達全員にも、鬼の紋様と似た痣が発現していた。痣の者が一人現れると、周りの者達にも痣が現れる。この時代で最初に痣が現れた者は、はっきりと痣の発現方法が分からない。甘露寺と時透に教えてもらいたい」とお願いする。

 甘露寺は「あの時は、体が凄く軽かった。ぐあああ~って来た。心臓とかパックンパックンして、耳もキーンとして」と、上手く説明できない。そこで時透が「毒を食らい、動けなくなった。僕を助けようとしてくれた少年が殺されかけ、強すぎる怒りで感情の収拾がつかなくなった。心拍数は200を超えていた。体温は39度以上になっていたはず」と教える。しのぶが「そんな状態で動けますか?命に関わる」と言うと、時透は「それで死ぬか、死なないかが、痣が出る者と出ない者の分かれ道です」と答える。あまねは「痣が発現した方は、例外なく…」と教える。

 あまねが退室後、柱達で今後の立ち回りを決めようとすると、富岡が「俺はお前たちと違う」と言って帰る。不死川が「俺たちを見下しているのか?」と怒る。悲鳴嶼が止め、一つ提案する。

 後藤が、チビ3人組と妹とアオイがどこにいるか聞くと、炭次郎は「ずっと禰󠄀豆子と遊んでくれている。おかげで少しずつ喋れるようになってきた」と教える。でも後藤は「あの黄色い頭の奴が来たら、えらい事になるのでは」と言う。

 蝶屋敷に我妻善逸が来ると、きよ、すみ、なほが迎える。アオイも迎える。禰󠄀豆子が顔を出して「おかえり」と挨拶する。善逸は「可愛すぎて死にそう」と驚き、「どうしたの禰󠄀豆子ちゃん。喋ってるじゃない。俺のために頑張ったんだね。俺たちついに結婚かな」と喜ぶ。禰󠄀豆子は「おかえり、いのすけ」と喋る。2日前に嘴平伊之助が来て、ひたすら禰󠄀豆子に自分の名前を刷り込んでいた。

 蝶屋敷の炭次郎の所に鋼鐵塚蛍が来て、刀を渡す。炭次郎は煉獄の鍔に「小鉄を守ってくれてありがとう」と喜び、刀身の漆黒の深さが違うのに感嘆する。刀の根元に「滅」の字が彫られていた。鋼鐵塚が「これを打った刀鍛冶が、全ての鬼を滅するために、作者名も何も刻まず、この文字だけを刻んだ」と教える。鋼鐵塚が炭次郎に「お前は今後、死ぬまでに俺にみたらし団子を持って来るんだ」と言い残して帰る。

 隣のベッドで寝ていた不死川玄弥が「うるさい」と怒る。すると、病室の窓を割って伊之助が飛び込んできて「合同強化訓練が始まるぞ!」と教える。

 産屋敷で柱たちが合同強化訓練の計画を立て、悲鳴嶼は「3日後から始めよう」と言う。

 善逸が炭次郎に「柱は忙しく、継子以外に稽古をつけていなかった。しかし、禰󠄀豆子の太陽克服以来、鬼の出現がピタリと止んだ。そのため、柱より下の階級の者が柱を順番に回り、稽古をつけてもらえる『柱稽古』が始まる」と教える。「最悪だ。地獄だ」と言う善逸に、炭次郎は「自分よりも格上の人と手合わせしてもらえるって、上達の近道なんだ」と喜ぶ。善逸は「そんな前向きな事を言うなら、俺とお前の仲も今日までだ」と怒って病室を出て行こうとする。炭次郎は「上弦の戦いで片足がほとんど使えなくなった時、善逸が教えてくれた雷の呼吸が役に立った」と感謝すると、「そんな事で俺の機嫌が直ると思うなよ」と言いながら、善逸の顔は喜んでいた。

 柱稽古の第1の試練。宇髄天元による基礎体力訓練が行われ「遅い、遅い」と隊員をしごく。宇髄の3人の嫁が隊員のためにおにぎりを大量に作る。

 その後は、甘露寺による地獄の柔軟。時透による高速移動の稽古。蛇柱による太刀筋共生。風柱による筋肉強化訓練が行われる。

 産屋敷耀哉にカラスが来て、柱稽古に富岡が参加していない事を伝える。耀哉は「これまで本当にありがとう」と感謝する。

 珠世の部屋の窓に、産屋敷耀哉の使いのカラスが来る。珠世は、何か騙そうとしているのか、不安になる。カラスは「鬼殺隊にも鬼の体と薬学に精通している子がいる。禰󠄀豆子の変貌も含めて一緒に調べてほしい。鬼舞辻無惨を倒すために協力しませんか?産屋敷に来てください」と頼む。珠世は「鬼である私を、鬼殺隊の本拠地へ?」と不安がる。

 (エンドクレジット。タイトル『鬼滅の刃 柱稽古編』)