『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』第10話「恋柱 甘露寺蜜璃」ネタバレのあらすじと感想 | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

主な登場人物:読み(声優)役柄

【鬼殺隊関係】

竈門炭治郎:かまどたんじろう(花江夏樹)鬼と化した妹を人間に戻すために鬼殺隊に入隊する。

竈門禰󠄀豆子:かまどねずこ(鬼頭明里)炭次郎の妹。鬼になったが、人を襲わず、守るために戦う。

不死川玄弥:しなずがわげんや(岡本信彦)炭治郎と同期の鬼殺隊士。不死川実弥の弟。

甘露寺蜜璃:かんろじみつり(花澤香菜)「恋の呼吸」を使用する恋柱。

産屋敷耀哉:うぶやしきかがや(森川智之)鬼殺隊の頭目で産屋敷家の当主。お館様と呼ばれている。

【鬼】

憎珀天:ぞうはくてん(山寺宏一)喜怒哀楽の鬼が合体した。樹木の竜「石竜子(トカゲ)」を操って戦う。

半天狗:はんてんぐ(古川登志夫)上弦の肆(し)。額にコブと二本の角がある老人の姿をした鬼。

 

第十話「恋柱 甘露寺蜜璃」

 甘露寺が石竜子と戦う。甘露寺が「禰󠄀豆子と玄弥を返せ」と言うと、憎珀天が「黙れ。アバズレが」と言うので、甘露寺が怒る。憎珀天が「狂鳴雷殺(きょうめいらいさつ)」で攻撃する。甘露寺は「恋の呼吸、参ノ型、恋猫しぐれ(さんのかた こいねこしぐれ)」で攻撃を斬る。炭次郎は刀のしなやかさに感心する。

 憎珀天が再び攻撃し、甘露寺が「恋の呼吸、弐ノ型、懊悩巡る恋(にのかた おうのうめぐるこい)」「陸ノ型、猫足恋風(ろくのかた ねこあしこいかぜ)」で攻撃する。憎珀天は再び「血鬼術、無間業樹(むけんごうじゅ)」で攻撃し、甘露寺が「恋の呼吸、伍ノ型、揺らめく恋情・乱れ爪(ごのかた ゆらめくれんじょう・みだれづめ)」で攻撃する。甘露寺は憎珀天の首を斬ろうとするが、炭次郎は「そいつは本体じゃない。首を斬っても死なない」と注意する。甘露寺は憎珀天の「狂圧鳴波(きょうあつめいは)」の攻撃をまともに受け、気を失う。憎珀天は甘露寺の肉を食らおうと、甘露寺の頭蓋と脳みそを殴りつぶそうとする。

 (回想)17歳の甘露寺は見合いをして、男に「君と結婚できるのか、熊か牛か猪くらいでしょ。そのおかしな頭の色も、子供に遺伝したらと思うとぞっとする。このお見合いは無かった事に」と言われ、ショックを受ける。

 甘露寺蜜璃が1歳2か月の頃、甘露寺は台所仕事を手伝おうと、4貫(約15㎏)もの重さの漬物石を持ち上げた。母は人生初の腰を抜かした。

 甘露寺は小さい頃からよく食べた。そば屋で相撲取りよりそばを食べ、さらに食後の桜餅を食べる。甘露寺は相撲取りと腕相撲をして勝つ。

 甘露寺は年齢を重ねるごとに少しずつ、周囲の女の子と違うことに気付き「お嫁さんになれるのかな」と心配する。父親は「蜜璃はずっと家にいればいい」と言う。

 見合いが破断した日、髪を黒粉で染め、食べたいのを堪えた。力も弱いふりをした。家族みんなが心配していた。すると、結婚したいという男が現れた。甘露寺は「いいのかな。私は一生こうして生きていくのかな。私が私じゃない振りするの?私が私のままで、人の役に立てる事があるんじゃないかな」と悩む。

 (現在)炭次郎、禰󠄀豆子、玄弥が気絶した甘露寺の体をどかし、憎珀天の攻撃をかわす。炭次郎は「皆で甘露寺さんを守るんだ。一番可能性のあるこの人が、希望の光だ。皆で勝とう」と言い、憎珀天次の攻撃が来る前に、3人で甘露寺を担いで逃げる。

 次の攻撃が来るが、甘露寺が防いで「みんなありがとう。柱なのにへましちゃってごめんね。仲間は絶対死なせないから。鬼殺隊は私の大切な居場所なんだから。私、悪い奴には絶対負けない。覚悟しなさいよ。本気出すから」と泣きながら言う。

 (回想)産屋敷耀哉が「素晴らしい。あなたは神様に愛された人なんだよ。自分の強さを誇りなさい」と甘露寺を褒める。それを聞いた甘露寺は、感激して泣き出す。

 「お父さん、お母さん、私を丈夫に産んでくれてありがとう。鬼殺隊ではみんなが私を認めてくれたの」。甘露寺は柱に昇格する。「鬼から守った人たちは、涙を流してお礼を言ってくれた」。

 蛇柱が甘露寺に縞の長い靴下をくれた。甘露寺が「大事にする」と言うと、「大事にしなくていい。破れたら、また新しいのをやる」と言う。

 (現在)甘露寺は「女の子なのに、こんなに強くって良いのかなって、力を抑えていたけど。もうやめるね。任せておいて。皆、私が守るからね」と言う。甘露寺は憎珀天の石竜子と戦い「皆は先に行って、本体を探して倒して」と言う。甘露寺は心拍数を挙げ、素早く動いて石竜子と戦う。甘露寺の首筋にあざができる。

 炭次郎、禰󠄀豆子、玄弥が半天狗本体を探しにいく。炭次郎は半天狗本体が入っている木の幹を臭いで見つける。3人が恨の鬼を攻撃する。玄弥は鬼を食うことで、一時的に鬼の体質になれるので、玄弥は木野幹を食いちぎる。

 本体を囲んでいる木の先端が切り倒される。炭次郎が向かうと、枝の鞭が襲ってくる。禰󠄀豆子が血鬼術で木を燃やす。炭次郎は「ヒノカミカグラ、炎舞」で樹の幹を切る。樹の幹の中に本体がいなかった。炭次郎は「貴様、逃げるな。お前が犯した罪、悪業、その全ての責任は必ず取らせる」と言って本体を追う。

 (回想)半天狗は人間だった頃「貴様がしたことは、貴様が責任を取れ。この2枚舌の大嘘つきめ」と言われた。

 (現在)半天狗は「わしは生まれてから一度も嘘をついたことがない、善良な弱者だ。これほど可哀そうなわしに、だれも同情しない。わしは嘘をついていない」と泣きながら逃げる。

炭次郎と禰󠄀豆子が半天狗本体を追う。玄弥は大木を抜き、半天狗に投げる。禰󠄀豆子が半天狗に跳びかかる。

 

評価 4/5 ☆☆☆☆★

 第9話で、やっと甘露寺が鬼と戦っている現場に着いた。軽やかに飛び回り、長くしなる剣で石竜子と戦う甘露寺を見て、さすが恋柱だけあって強いと思った。ところが、「女の子なのに、こんなに強くって良いのかなって、力を抑えていたけど。もうやめるね」と、まだ本気でなかったことに驚く。

 甘露寺の過去が紹介されるが、少々の頃から大食いで力が強かったことに驚く。しかし、彼女は自分が大食いで怪力なことを悩んでいたとは、知らなかった。それが原因で、見合いを断られるのは可哀そうだった。しかし、甘露寺は自分の本質を隠して生きるのではなく、自分らしく生きられる場を探したのは偉いと思う。どんな経緯か分からないが、鬼殺隊の中に自分が生きる道を見出したようだ。彼女が「添い遂げる殿方を見つけるために鬼殺隊に入った」というのも、納得した。

 次回はいよいよ最終回だそうだ。どのようにして半天狗の本体を倒すのか楽しみだ。