『嘘喰い』ネタバレの感想 賭けでもイカサマでもないのでは? | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

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 評価 3/5 ☆☆☆★★

 2月2日(土)の公開記念舞台挨拶生中継付き上映を「ソラリス」で見た。舞台挨拶の内容は「公開記念舞台挨拶生中継の詳しい内容」を見て下さい。

 予告編の「天才ギャンブラーとイカサマ氏の騙し合いゲームが始まる。嘘を見破れなければ即死のデス・ゲームに没入せよ」の宣伝文句が面白そうだったので見た。原作の漫画は読んでいない。

 この映画で行われたゲームは6つ。

 1つ目。斑目貘対切間創一との「航空機制圧バトル」。1時間以内に上空(どこまでが上空の範囲?)を飛行機が飛ぶか、と言う賭け。切間の部下は、金で羽田飛行場の離着陸を禁止。斑目は、民間飛行場の軽飛行機を雇って飛ばそうとするが、それを予測していた切間の部下が操縦士を殺す。これは、飛行機が飛ぶ(または飛ばない)ように金で仕込むだけで、賭けでもイカサマでもない。それに、米軍や自衛隊の飛行機は、金で動かないのでは?

 2つ目。「サイコロ賭博」。サイコロに鉄、台に磁石を仕込んでいた。この手のイカサマはよくあるし、いくら何でもゾロ目が続けば、参加者が怪しむのでは?斑目が札束に仕込んだ磁石で、サイコロの目を変えるのはなるほどと思った。サイコロの近くに札束が無いと役に立たないが。

 3つ目。佐田国一輝対財務大臣小野寺昌弘の「DEATH ポーカー」。ネタバレはないが、佐田国が屋敷の監視カメラで小野寺のカードを見ていた?佐田国一輝対鞍馬蘭子のポーカーも同じ原理だろう。

 4つ目。斑目貘・梶隆臣対闇賭博場ディーラーの「悪魔のルーレット」。斑目が「同じ数字に続けて入るのあり得ないでしょ?」と聞くと、ディーラーが「あり得ない」と答え、このディーラーは狙った数字に入れられるとバレバレである。玉を投げた後、梶が賭けたのは面白い。

 5つ目。斑目貘・梶隆臣対九重太郎の「殺し屋脱出ゲーム」。これも賭けと言うより、サバイバルゲームである。イカサマ有りなので、夜行妃古壱に盗聴器を仕込むのは有りだろう。斑目と梶が協力して、敵兵士を制圧するのは面白い。でも、人間兵器ロデムはいらない。しかも鎖で繋がれていたのに、料理上手とは、いつ料理を覚えた?

 6つ目。斑目貘対佐田国一輝の「死のババ抜き」。2人のババ抜きは、最後にババと1組のカードが残るまでペアになり続け、最後に誰がババを引くかどうかだけで、緊張感が無い。だから首吊りを付けたのか?でも、負けた方が死ぬのではなかったの?イカサマを見破ってスカッとする場面は、この死のババ抜き」くらい。偶然、梶が監視カメラを撃ったけど、撃っていなかったら、斑目の負け?

もっと騙し合いバトルを見たかった。それに「賭郎」のギャンブルの規則の、負ければ即死だったら、会員が次々に減って行くのでは?今一つ「賭郎」の仕組みが分からない。

 斑目が相手のトリックを見破ると、カリカリ梅をかじって「あんたの嘘、俺が喰ってやるよ」と言い、勝つと「お前はただの大嘘つきだ」と言うのが決め台詞なのが面白い。

 乃木坂46で神推しだった白石麻衣は、派手な服が良く似合う。台詞がたどたどしいのも許せる。

 評価は「3」である。