『ゴーストバスターズ2』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:アイバン・ライトマン  1989年

主な登場人物(俳優)役柄

【ゴーストバスターズ】

ピーター・ベンクマン博士(ビル・マーレイ)心理学と超心理学の博士号を取得している。

レイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)ピーターの学友で超常現象オタク。

イゴン・スペングラー博士(ハロルド・レイミス)ピーターの学友で幽霊退治のメカニック開発担当。(注:第1作では「イーガン」と表示)

ウィンストン・ゼドモア(アーニー・ハドソン)人手不足で新たに雇われた。

【その他】

ディナ・バレット(シガニー・ウィーバー)ゴーストバスターズに最初に依頼して来たチェロ演奏家。

ルイス・タリー(リック・モラニス)会計士。ディナと同じマンションに住む男性。

ジャニーン・メルニッツ(アニー・ポッツ)ゴーストバスターズ社の受付嬢。

ヤノシュ・ポーハ(ピーター・マクニコル)美術館の復元部長。

ビーゴ(ウイルヘルム・フォン・ホンブルグ)17世紀カルパチア地方の領主。大量虐殺を行った。

裁判長(ハリス・ユーリン)裁判長。

市長(デイビッド・マーギュリーズ)ニューヨーク市長。

ジャック・ハードメイヤー(カート・フラー)市長の補佐官。

オスカー(ウィリアム&ヘンリー・デュッセンドルフ)ディナの息子。

 

  〔あれから5年後〕ディナ・バレットはシングルマザーになり、息子・オスカーがいた。オスカーが乗った乳母車が、道路から市に出した粘液を踏む。その後、乳母車が突然暴走を始め、車の間を走り、車道で止まる。オスカーは無事で、ディナはほっとする。

 (タイトル『GHOSTBUSTERSⅡ』)

 レイモンド・スタンツとウィンストン・ゼドモアは、ゴーストバスターズの仮装をして、パーティーに芸人として出る。子供達からは、インチキがばれて失業したと言われる。

5年前、彼らは破壊神ゴーザからニューヨークを救ったが、高層ビルを破壊してニューヨーク州と郡と市から訴えられ、ゴーストバスターズは解散していた。

 ディナは「最新理論研究所」で心理学を研究しているイゴン・スペングラー博士に、乳母車が勝手に走り出した話をする。イゴンはレイモンドと相談すると言う。ディナはピーターと気まずい別れ方をして、別の男性と結婚し、子供を産んだ後離婚していた。ディナはピーターには話さないように頼む。

ピーター・ベンクマンは「超能力アワー」と言うテレビ番組の司会者をしていた。ゲストの作家で超能力者のミルトン・アングランドは「今年の大晦日、午前0時に世界は滅亡する」と予言する。もう一人のゲストのエレーンは、エイリアンから聞いた情報で、世界の崩壊は西暦2016年2月14日だと言う。

 ピーターは市長に、5年前に幽霊退治をしたのに、支払いが未払いになっていると文句を言う。市長補佐官のジャックはピーターをペテン師呼ばわりし、市長に近づくなと言う。

 美術館にビーゴの肖像画が搬入される。ディナは美術館で絵の修復作業をしていた。ディナは、彼女を好きな修復部の部長ヤノシュ・ポーハ博士に、子供が大きくなったので音楽活動に戻りたいと話す。

 オカルト書店の店長をしているレイモンドの元に、イゴンとピーターが来る。レイモンドがディナに頼まれて、調べ事をしている事がピーターにばれる。

 ディナの部屋にレイモンド、イゴン、ピーターが来る。ピーターはディナとよりを戻そうとする。オスカーを調べるが、異常はなかった。子供部屋にも異常はなかった。しかし、乳母車が止まった道路の下に異常を発見する。

 3人は無許可で道路に穴を空け、古い通風管を見つける。

 ヤノシュがビーゴの肖像画の修復をしていると、ビーゴが「過去は蘇り、現在は消滅するだろう。悪が栄える時が来た。幼子を生贄にすれば、我は蘇るであろう」と言う。ビーゴがヤノッシュの体に入る。

 通風管をワイヤーでレイモンドが降りると、50年前に廃線になったニューヨーク地下鉄のトンネルに、スライムの川を見つける。レイモンドがスライムを採取する。

 警官に無許可の道路工事がばれる。レイモンドがスライムに襲われ、急いで引き上げると、誤ってパイプを壊し、ニューヨークが停電になる。

 ヤノシュがディナの部屋に来て、様子を見に来たと言い、赤ん坊の様子を探る。ディナは断ると、廊下を歩くヤノッシュの目が光る。

 3人は法廷で裁かれる事になる。裁判長が幽霊は存在しないと言う。彼らの弁護士はルイスだが、専門は税法と遺産相続で、夜学で学んだと言う。市長補佐のジャックは検事に、彼らを出来るだけ長く刑務所に入れるように頼む。裁判所命令違反、公共物破損、詐欺、騒乱罪、様々な容疑があるので、間違いなく有罪だとジャックが言う。

 裁判が始まるが、ルイスの弁護は全く頼りにならなかった。彼らは裁判所の命令で超自然現象の調査と駆除を禁止されていた。ピーターは「この世には人間の理解を超えた事が起こる」と証言する。裁判長が3人に、有罪で罰金2万5000ドルと18か月の懲役の判決を下す。

 裁判長がゴーストバスターズに怒っていると、証拠品のスライムが暴走を始め、かつて裁判長が死刑判決を下した殺人犯スコレーリ兄弟の幽霊が現れて暴れる。裁判長は3人に幽霊を退治してくれと頼む。ルイスは、裁判所命令で幽霊退治は違法行為だと言う。裁判長は判決を撤回し、彼らは無罪になる。

 3人は証拠品のニュートロナ銃を背負い、スコレーリ兄弟にビームを発射し、捕獲機に捕獲する。3人は集まったマスコミに「ゴーストバスターズ」の復活を宣言する。

 受付嬢のジャニーンも再び雇われ、「ゴーストバスターズ」の営業が再開される。彼らは各地で幽霊を捕獲する。テレビではジャニーンとルイスが「ゴーストバスターズ」のCMに出る。

 イゴンとレイモンドが、地下鉄のトンネルで採集したスライムが、人間の感情に強く反応することを突き止める。トースターにスライムを入れると、音楽にも反応して動く。

 ピーターが美術館の修復室に行き、ディナに会う。ヤノシュが、そこにあったビーゴの肖像画を、カルパチア地方の領主で、魔術の大家だと説明する。ディナは、大勢の人間を殺した男で、嫌な絵だと言う。ディナはピーターに、時々ビーゴの絵から視線を感じると話す。

 家でディナがオスカーを風呂に入れようとすると、水道の蛇口から出てきたスライムによってバスタブに襲われる。ディナはピーターに助けを求める。ピーターはレイモンドに電話し、ディナがバスタブに襲われたと知らせる。

 イゴンがビーゴを調べると、魔術師で狂人だと分かる。イゴンはビーゴとスライムが関係しているとにらむ。イゴンとレイモンドは、ディナのアパートに調査に行く。ディナは調査が終わるまで、ピーターの部屋に厄介になる。

 翌朝、「ゴーストバスターズ」の4人が美術館に行く。レイモンドがピーターに「ビーゴは毒を盛られて刺され、バラバラ死体にされた」と教える。イゴンは「血も涙もない残酷大王」「悪魔の化身」と呼ばれていたと教える。さらにレイモンドは、死の直前、彼の生首が「死は扉、時は窓、私はいつか蘇る」と言ったと教える。

 4人は美術修復室に来て、ビーゴの肖像画を調べると、部屋全体が反応していた。

ピーターが家に帰るとディアに、部屋にスライムが少しあっただけで他に異常はなかったと報告する。そして、今夜はオスカーをジャニーンに預けて、マンハッタンに繰り出そうと誘う。ディナはしぶしぶ承知する。

 「ゴーストバスターズ」の営業時間が終わると、ルイスはジャニーンを食事に誘うが、ジャニーンはピーターの家で子守があると言って、ルイスも誘う。

 イゴンとレイモンドは写真から、ビーゴの全身から霊気が発散していると言う。写真をスペクトル分析機に掛けると、ビーゴの肖像画に、地下トンネルのスライムの川が写っていた。突然写真が燃えだし部屋のドアに鍵がかかっていた。ウィンストンがドアを破り、消火器で火を消す。

 ピーターとディナがアパートから出ると、イゴン、レイモンド、ウィンストンが車で来て、ビーゴの写真にスライムの川が写っており、今から下水にもぐって源を突き止めると言う。ディナとピーターは夕食に行く。

 イゴン、レイモンド、ウィンストンが古い地下鉄のトンネルを歩いていると、周りに生首が現れ、すぐ消える。3人がビームパックを取りに戻ろうとすると、幽霊列車がやって来る。1920年に脱線事故で大勢の乗客が死んだ列車だった。

 レイモンドが通路を見つけ、その先にスライムが流れる川を見つける。ウィンストンが深さを測ろうとメジャーを投げ入れると、スライムの川に引きずり込まれて流される。イゴンとレイモンドも川に飛び込む。

 ディナとピーターはレストランで食事し、ピーターはディナを口説く。

ピーターの部屋で、ジャニーンとルイスがオスカーの子守をし、寝かしつける。ジャニーンはルイスを口説く。

 レイモンド、ウィンストン、イゴンがスライムだらけになって、マンホールから出てくる。スライムが憎しみをあおり、レストランとウィンストンが喧嘩しかかる。スライムは美術館に向かって流れていた。

レイモンド達が、ピーターとディナがデートをしているレストランに押しかけ、スライムが美術館に流れ込んでいると教える。レストランで騒いだレイモンド達は、警官に連れて行かれる。

 ディナがピーターの部屋に帰ると、ルイスとジャニーンがいちゃいちゃしていた。オスカーは寝ていた。

 ピーター達4人は市長公邸に行き、市長に、ニューヨークの地下に、市民の憎悪のエネルギーを吸収した心霊エネルギーのスライムが増殖中で、とんでもない事になると話す。市長は信じず、4人はジャックによって精神病院に収容される。

 美術館で、ビーゴはヤノッシュに、蘇るために幼子を捧げるように命令する。ヤノシュは、オスカーをビーゴに捧げる代わりに、母親のディナを貰うと約束させる。

 ディナを一人にできないと、ルイスとジャニーンはテレビを見ながらピーターの帰りを待つ。誰かがオスカーがいる部屋の窓を開ける。ディナが気付くと、オスカーがビルの外壁の縁に立っていた。ディナが助けようとすると、魔界乳母車を押す霊界婆になったヤノッシュが、オスカーをさらっていく。ディナは美術館に救出に向かう。

 精神病院でレイモンド達が病院長に、ビーゴの絵やスライムの話をするが、信じてもらえない。

スライムの川はトンネル内で溢れるほど大量に流れる。

 ディナは美術館に着き中に入ると、スライムが美術館を覆う。ディナが修復室に入ると、台の上にオスカーがいた。そこにヤノッシュが現れ、オスカーにビーゴの霊が宿ると言う。

 ニューヨークのいたるところにスライムと様々なゴーストが出現し、大混乱となる。警察には幽霊を見た市民から、3000本以上の電話がかかって来る。ニューヨーク港にはタイタニック号がだいぶ遅れて入港し、多数の死んだ人々の幽霊が上陸する。

 市長は、精神病院にゴーストバスターズを送ったジャックを首にする。ニューヨーク上空に怪しい光が集まっていた。市長は、早くゴーストバスターズを呼ぶように言う。

4人は精神病院から解放される。ルイスは4人に、オスカーがさらわれ、ディナが助けに美術館に行ったと伝える。

 もうすぐ真夜中になり、街がビーゴとヤノッシュの物になろうとしていた。ヤノッシュはディナに結婚を迫る。 

 4人が装備を持って車で美術館に向かうと、美術館はスライムで覆われていた。ビームを全開で発射するが、全く効果が無かった。イゴンは、スライムの悪の力を上回る善の力が必要だと言う。そこで、善意のシンボルが必要だと言う。4人は自由の女神を思い出す。

 4人は自由の女神にスライムを吹き掛け、陽気な音楽を流す。善の感情に反応したスライムが自由の女神を動かし、4人は展望台で自由の女神を操縦して、街に向かわせる。

ルイスはジャニーンにゴーストバスターズのユニホームを着せてもらう。ルイスがバスに乗ろうとすると、運転手はアグリー・リトル・スパッドだった。

 4人が操縦する自由の女神は、パトカーの先導で、道路を歩いて美術館に向かう。4人はニューヨーク市民に、陽気に盛り上げようと呼びかける。

 あと4分で12時になり、オスカーの体にビーゴが乗り移ろうとする。その時、美術館に自由の女神が来て、ディナがオスカーを抱いて逃げ、乗り移りは中止される。自由の女神が美術館の天窓を割り、ゴーストバスターズたちが、展望台からロープで美術館内に降下する。絵からビーゴの姿が消えていた。ゴーストバスターズはヤノッシュに善のエネルギーを吸収したスライムを掛ける。ディナは助けに来たピーターを感謝する。

 ディナの体にホースが巻き付く。出現したビーゴに4人がビームを浴びせるが、4人が跳ね飛ばされる。ビーゴがオスカーを捕まえるが、4人は動けず、成す術がない。

 その時、美術館の外の群衆の歌声が聞こえ、ビーゴが弱って行く。ビーゴは絵に戻る。絵を見ていたレイモンドにビーゴが乗り移る。3人はビーゴの絵にビームとスライムを浴びせる。美術館に到着したルイスも、美術館覆うスライムにビームを浴びせる。ビーゴは消滅する。美術館を覆っていたスライムも吹き飛び、ルイスが感激する。

 ピーターとディナはキスする。ヤノッシュも気が付く。ビーゴの絵は、オスカーとその周りのゴーストバスターズの絵になっていた。

 ゴーストバスターズとディナ達が美術館から出てくると、街の人々は歓声を上げて迎える。

 (エンドクレジット)市長はゴーストバスターズたちを名誉市民にする。自由の女神は元に戻っていた。

(写真は「IMDb」より)