『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』ネタバレの詳しいあらすじ | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

監督:スティーヴン・スピルバーグ 1989年

主な登場人物(俳優)役柄

インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)アメリカ人で有名な考古学者にして、冒険家。

インディアナ・ジョーンズ(少年時代:リヴァー・フェニックス)

ヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)インディの父親で考古学教授。聖杯探索の第一人者。

マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)大学の副学部長で、インディの上司。博物館の館長。

サラー(ジョン・リス=デイヴィス)エジプトの発掘王。第1作に引き続き、インディらに協力する。

エルザ・シュナイダー(アリソン・ドゥーディ)オーストリア人の考古学者で、ヘンリーの助手。

ウォルター・ドノバン(ジュリアン・グローヴァー)大富豪。マーカスの博物館のスポンサー。

エルンスト・フォーゲル(マイケル・バーン)親衛隊大佐で、聖杯捜索隊指揮官。

アドルフ・ヒトラー(マイケル・シェアード)ナチス総統。

フェドラ帽:ガース(リチャード・ヤング)盗掘団のリーダー。

パナマ帽(ポール・マクスウェル)コロナドの十字架を求める金持ち。

カジム(ケヴォルク・マリキヤン)十字剣兄弟団の一員。

 

 (タイトル『Indiana Jones and the Last Crusade』。オープニングクレジット)

 〔1912年、ユタ州〕 

  12歳のインディ・ジョーンズ少年は、ボーイスカウトでユタ州の砂漠に馬で行く。洞穴に入ると戻れなくなると言う隊長の指示を無視し、インディとハーマンは洞窟探検に行く。洞窟の奥でフェドラ帽を被った盗掘団が、1520年にスペインの征服者のコルテスがコロナドに与えたとされる「コロナドの十字架」を発見したのを見つける。

 博物館に納めるべき文化遺産だと思ったインディはハーマンに、隊長に知らせて保安官を呼ぶように頼む。インディは十字架を盗んで、馬で逃げると、盗掘団が車で追いかけてくる。インディはサーカス団の貨物列車に飛び乗るが、盗掘団も追って来る。インディは蛇が沢山いる箱に落ちる。

 そこを逃げ出すが、ライオンの貨車に落ちる。そこにあった鞭でライオンを威嚇するが、鞭で自分の顎を切る。盗掘団に助けられるが、インディは振り払って、列車から降りる。それを見た盗掘団の首領は、インディに感心する。

 インディは十字架を持って家に帰るが、仕事中の父は相手にしない。ハーマンが連れて来た保安官に十字架を渡すと、盗掘団は保安官を買収しており、十字架はパナマ帽の金持ちの手に渡る。盗掘団の首領はインディの奮闘を讃え、自分のフェドラ帽(中折れ帽)を与える。

 〔1938年 ポルトガル沖〕

 パナマ帽の金持ちの船にインディがいた。コロナドの十字架を金持ちから盗んだインディは、捕まり再び金持ちに奪い返される。海に投げ込まれそうになったインディは、乱闘の末に十字架を取り返す。インディが海に飛び込むと、船は爆発し沈没する。インディは浮き輪に捕まって助かる。

 インディは大学で考古学の講義をする。講義が終わった後、インディはマーカス・ブロディに、26年ぶりに取り返したコロナドの十字架を見せる。マーカスは喜び、スペイン征服史の史料室へ保管すると言う。

 インディが研究室に戻ると、イタリアのベニスから届いた小包があった。大学を出たインディは、車から出て来た男性3人に囲まれる。インディは、博物館に多大な寄付をしているヴァルター・ドノバンの屋敷に連れて行かれる。ドノバンは、アンカラの北の山で鉱山技師が見つけたと言う、12世紀中頃の石板をインディに見せる。古代ラテン語の文字を訳すと「主いわく、この水を飲む者はその身の内より聖なる泉が湧き出て、永遠の命を得る。お前たちの聖なる山へ我を導け。砂漠を横切り、山を越え、三日月の谷を渡って聖杯の寺院へ。キリストの血を受けた杯が祀られている」とあった。

 聖杯とは、最後の晩餐でイエス・キリストがワインを飲み、磔になった彼の血を受けた杯で、聖杯で飲む者は、永遠の命が与えられると言う伝説があった。ドノバンは大いに興味を持っていた。

 しかし、石板は上の部分が欠けており、漠然とした地形しかなく、聖杯の在処の手掛かりとしては不十分だった。ドノバンは伝説の続きを話す。聖杯は1000年間紛失していたが、十字軍に参加した3人兄弟の騎士が発見した。兄弟のうち2人は150年掛って砂漠を脱出し、1人だけ祖国フランスへ戻った。彼は驚くべき長寿を全うし、死ぬ前にすべてを修道僧に語った。

 ドノバンは、その修道僧が書き残した本をインディに見せると、「聖杯が祭られている場所は、2つの鍵を手掛かりに探せ」とあった。「この石板はその1つで、途中で死んだ兄弟の墓はドノバンの調査団長の調べでは、ベニスにある」と話す。しかし、「調査団長が資料と共に行方不明になった。行動を共にしていたシュナイダー博士から電報が来たが、居場所は分からない」とドノバンが話す。インディは、聖杯伝説は父の専門分野だったので「父に頼めば」と言うと、行方不明になった調査団長は、インディの父ヘンリーだった。

 インディはマーカスと一緒に父の家に行くと、部屋が荒らされていた。インディは、ベニスから届いた小包を思い出す。小包は父の聖杯日誌の手帳で、聖杯調査の細かい記録と発見が書き込まれていた。生涯を賭けた大切な資料をインディへ送ってきたのは、誰かに狙われたからだと思われた。インディとマーカスはドノバンの依頼を受け、ベニスへ行くことにする。

 空港でドノバンは、ベニスでシュナイダー博士が出迎える事と、誰も信用しないようにと忠告する。

 〔イタリア・ベニス〕

 インディとマーカスは、イタリアのベニスへ着く。女性のエルサ・シュナイダー博士が2人を迎える。

シュナイダー博士はインディ達を、ヘンリーを最後に見た図書館へ案内する。ヘンリーはそこで騎士の墓地の調査をして、あと一歩だと興奮していたと話す。ヘンリーが姿を消した時に残したメモには、ローマ数字が書かれてあった。

 図書館は聖地に建てられた元教会で、柱は十字軍が戦利品としてトルコから持ち帰った物だ。窓のステンドグラスの絵が手帳に書かれてあり、ステンドグラスのローマ数字をヘンリーが解読したと思われた。インディは、手帳の存在を他人に隠す事にする。

 3と7と10がメモのローマ数字と一致し、父はこの建物の中に墓があると気付いたと、インディは考える。インディは3と7が柱に書かれ、床に10(X)と書かれてあるのに気づく。インディが床板の大理石をはがすと、地下室を見つける。シュナイダー博士が先に入り、インディは手帳をマーカスに預けて、地下室へ入る。

 ライターの火で見ると、地下は墓地で、十字軍遠征が始まる600年前の4~5世紀の異教徒の文字があった。その後、キリスト教徒が別に墓を掘り、十字軍騎士はここに埋葬されているかも知れなかった。

 床下を覗いていたマーカスは、トルコ帽を被った男達に気絶させられる。

インディとシュナイザー博士が奥へ進むと、壁に聖棺の絵があった。×印の壁を壊すと奥に別の墓所があり、地下から石油が湧き出していた。インディは骨に布を巻き、石油を染み込ませて火をつけ、松明を作る。奥の部屋に床には鼠が多数いてシュナイダー博士が怖がり、インディは彼女を抱えて奥に進む。

 さらに石油が床に溜まった部屋に棺があった。奥の立派な棺を開けると、騎士の遺体と文字が書かれた盾があった。インディはこの盾が第2の手掛かりだと思い、紙を盾の上に乗せ、鉛筆でなぞって拓本を取る。

 インディ達を追って来たトルコ帽の男達が、石油に火を放つ。インディ逹は棺を逆さまにして中に隠れて火を逃れる。インディ達は抜け穴を探し、マンホールから広場のオープンカフェに出る。

インディ達は追ってくるトルコ人帽の男達から、モーターボートで逃げる。1人がインディ達のボートに飛び乗り、インディが格闘する。他の男達は2隻のモーターボートで追って来る。

 1隻のモーターボートは、船と船の間を抜けようとして、挟まれて破壊される。もう1隻のモーターボートが接近し、インディが乗り込んで男と格闘していると、大型船のスクリューにモーターボートが破壊される。インディがカジムと言う男を捕まえると、彼逹は十字剣兄弟団で、聖杯の秘密を1000年間守っていると言う。

 インディが「聖杯ではなく、父を探している」と言うと、カジムは「彼はオーストリアとドイツ国境のブルンワルド城に捕らえられている」と教える。

 ホテルに戻ったインディは、マーカスに盾の拓本を見せる。それには、第1次十字軍が1年間籠城した町アレクザンドレッタ、現在はイスケンデルンと言う町の名があった。石板には「砂漠を横切り、山を越え、三日月の谷へ」と書かれてあった。手帳に地名の無い地図が書かれてあり、アレクザンドレッタが出発点だった。インディは父を助けに行き、マーカスにサラーを探してイスケンデルンで落ち合おうと言う。

 インディが部屋に戻ると荒らされ、隣のシュナイダー博士の部屋も荒らされていた。インディは、手帳を探していたのだろうとシュナイダー博士に教える。手帳を隠していたと知ったシュナイダー博士は怒り、インディも災難続きだと怒る。お互いに嫌いと言いながら、2人は激しくキスし、関係を持つ。

 〔オーストリア・ザルツブルグ〕

 インディとシュナイダー博士はブルンワルド城に車で着く。インディは、スコットランドから来たマクドナルド卿で、助手と壁掛けを見に来たと嘘を言って城へ入る。インディは執事を殴って気絶させ、奥に進む。城はドイツのナチス軍に占拠されていた。

 2人はこっそり城の中を探し、隠しマイクが付けられている部屋にヘンリーが監禁されていると考える。インディは隣室の部屋の窓から鞭を使って窓を割って侵入したが、父ヘンリーに賊と思われ、壷で殴られる。ヘンリーは息子よりも、14世紀の明朝の壷を壊した心配をするが、偽物だと分かって安心する。

 インディは父の手帳を手がかりに、図書館の地下の墓地で騎士の棺を見つけ、盾にアレクサンドレッタの町の名前が刻まれていたと報告する。それを聞いたヘンリーは大喜びし、ナチスが手帳を狙っているので、インディに送ったと言う。

 すると、部屋にナチス兵士が入って来て、手帳を渡せと言う。インディが手帳を持っていたので、ヘンリーが怒る。隙を見てインディが銃を奪い、ナチス兵を殺して部屋から逃げ出す。

 隣の部屋に行くとフォーゲルがシュナイダー博士を人質にしていた。ヘンリーは、彼女はナチスだと言うが、インディはシュナイダー博士を助けるため、銃を渡す。ところが、シュナイダー博士はインディのポケットから手帳を取って、フォーゲルに渡し「父の言う事は聞くべきだ」と言う。ホテルのインディの部屋を荒らしたのも彼女だった。ヘンリーはシュナイダー博士の寝言で、彼女がスパイだと知ったとインディに教える。

 フォーゲルが2人を広間に連れて来ると、インディに仕事を依頼したドノバンもナチスの一味だった。ドノバンは「誰も信用するな」と忠告したはずだと言う。

 ところが、手帳の地図のページが破られていた。シュナイダー博士は、そのページはマーカスに渡したと見破る。インディは、マーカスは2日前にベニスを出発し、外国語に詳しく先々に友達がいるので、もう聖杯を見つけているかも知れないと言う。

 マーカスはイスケンデルンでサラーに会う。サラーはマーカスに頼まれた物資や食料を準備していた。マーカスに考古学博物館から迎えに来たと言う男が来るが、サラーはおかしいと思ってマーカスに逃げろと言う。マーカスはトラックの荷台に乗せられて連れ去られる。

 インディとヘンリーは縄で椅子に縛られていた。シュナイダー博士に、ベルリンに戻りアーリア文化大会に出るようにと、命令が来る。シュナイダー博士は、聖杯を手に入れるためにはどんなこともすると言い「あの時は素晴らしかった」とインディにキスすると、フォーゲルと一緒に手帳を持って出かける。

 インディは自分の上着のポケットにあるライターをヘンリーに取らせ、縄を焼き切ろうとする。ヘンリーは火が点いたライターを床に落とし、絨毯が燃え、みるみるうちに炎が周りに燃え移る。

車に乗り込んだドノバンに、マーカスを捕まえたと連絡が入る。また、インディ親子を暗殺するように命令が入る。

 炎に巻かれた2人は、椅子に縛られたまま暖炉の下へ避難する。レバーを押すと隠し回転扉になっており、隣の部屋に移動するが、ナチスの本部だった。ナチス兵に見つかり、発砲を受ける。2人はまた火事の部屋に戻る。

 インディが縄を解き、ヘンリーの縄も解く。ナチス兵が隠し扉で部屋にやって来るが、隠れていたインディとヘンリーは、ナチス兵を火事の部屋に閉じ込める。

 インディは本部室から逃げるが、行き止まりだった。ヘンリーがそこの椅子に座ると、隠し階段が床に現れる。階段を下りて外へ出たインディは、空のモーターボートを出発させて囮にする。インディとヘンリーは、サイドカー付きのバイクに乗って逃げる。

 数人のナチス兵がバイクで追って来る。先回りして正面からやって来た1台のバイクを、インディは検問にあった旗竿を取って転倒させる。転倒したバイクは、追って来たバイクに衝突して転倒させる。転倒を免れた1台のバイクが、インディ達のバイクに接近する。インディは旗竿を敵のバイクの車輪に刺して撃退する。

 インディ達のバイクは、ベニスとベルリンの別れ道に来る。インディは危険を冒す必要はないとベニス側を主張するが、ヘンリーは、聖杯を手に入れるためには、間違えれば命を奪う3つの試練があり、その罠の安全な通り方を古文書で見つけて手帳に書いてあると話す。ヘンリーは、聖杯がナチスの手に落ちたら、この世界は暗黒に閉ざされると言う。

 ベルリンに移動したインディは、軍人に変装してアーリア文化大会に紛れこむ。そこでは焚書が行われ、シュナイダー博士はナチスが本を焼いているのを切ない目で見る。一人になったシュナイダー博士に忍びよったインディは、手帳を取り返す。

手帳を持ったインディは、人混みに押されてヒトラーの前に来る。インディが手帳を持っているのを見たヒトラーは、サインを欲しがっていると思い、手帳にサインを描く。

 〔ベルリン空港〕

 空港ではナチス兵がインディとヘンリーを探していた。飛行船へ乗ったインディはヘンリーに「これで安心だ」と言う。ところがフォーゲルが来て、船内の検問を始める。ヘンリーが見つかるが、インディは乗組員の制服を着て、フォーゲルを窓から突き落とす。

飛行船の中で、ヘンリーは「息子と冒険をするのは楽しい」と言う。インディは子供の頃、父は話しをしなかった、と口論になる。

 ヘンリーは、手帳に書かれた3つの試練を読む。「第1、神の息。悔い改めて通れ」「第2、神の言葉。神の足跡を辿って進め」「第3、神の道。獅子の頭から飛び降りて勇気を示せ」だった。どういう事かは、行ってみなければ分からないとヘンリーは言う。

 飛行船が旋回して、ドイツに戻ろうとしている事にインディが気付く。インディとヘンリーは、飛行船の下部にある複葉機で脱出する。2機の戦闘機が追ってきて、インディ達の飛行機を機関銃で攻撃する。インディは、後部座席のヘンリーに機関銃で撃ち返せと言う。ヘンリーは機関銃を撃つが、誤って自分の飛行機の尾翼も破壊する。

 複葉機は農家の庭に不時着する。2人は、修理のため停車していた車を奪って逃走する。戦闘機は車を機関銃で攻撃する。車はトンネルに入り、追ってきた1機もトンネルに突入して破壊される。もう1機は先回りし、2人の車に爆弾を落とす。

 爆弾が開けた穴に車が落ち、2人は走って海岸に逃げる。戦闘機が2人を目がけて迫って来る。ヘンリーが近くにいた海鳥の群れに傘を広げて威嚇し、飛び立った鳥の群れに戦闘機が衝突して墜落する。ヘンリーは「カール大帝の『空の鳥たちをわが軍の味方とせん』という言葉を思い出した」と教える。

 〔ハタイ共和国(トルコ南部)〕

 ドノバンとフォーゲル逹ナチス軍は地元の金持ちをロールスロイスで買収し、金持ちはラクダに馬、護衛兵、食糧、砂漠用車両、戦車を提供すると約束する。シュナイダー博士は、ジョーンズ父子が逃げたとドノバンに教える。トルコ人の中にカジムが紛れ込んでいた。

 インディとヘンリーはサラーと合流し、車で目的地に向かう。サラーは、マーカスがドイツ軍に連行されて砂漠に向かったと教える。ヘンリーは、地図がナチスに渡ったと悔しがる。

 戦車を先頭にドノバン達の車列が進み、目的地まであと僅かに迫る。インディ達が丘の上から双眼鏡でナチス軍を伺っていると、何かいると感じたナチス軍が戦車の大砲を撃ち、サリーが借りた車が破壊される。

 沢山の十字剣兄弟団の戦士がナチス軍の車列を攻撃してくる。ナチス軍も応戦し、負傷した十字剣兄弟団の戦士がドノバンに「聖杯に呪われるだろう」と言って死ぬ。

 混乱に乗じて、インディはナチス軍から馬を盗む。戦車の中にいたマーカスを助けようとしたヘンリーは、逆にナチスに捕まる。フォーゲルはヘンリーに「手帳は危険を冒してベルリンに取り戻しに行くほど重要なのか」と聞く。

 インディが4頭の馬を盗んで、ラクダを盗んだサラーと合流するが、ヘンリーは戦車に捕まっていた。戦車がインディを狙って撃つ。インディは逃げ回って、戦車と車両を衝突させる。インディは戦車の横の大砲に石を詰めて破壊する。インディは戦車に飛び乗って、ナチス兵と格闘する。

 戦車の中のヘンリーは隙を見てナチス兵を倒し、横の大砲でトラックを撃つ。インディは戦車から落ちそうになり、横の壊れた砲身にしがみ付く。フォーゲルはインディを落とそうとし、戦車は崖に寄り、 インディが潰されそうになる。戦車の中のヘンリーが銃を撃ち、戦車は向きを変え、インディは助かる。

 戦車の上でフォーゲル相手に、インディ、ヘンリー、マーカスが格闘する。マーカスが戦車から落ち、戦車のキャタピラの上に落ちたヘンリーを、馬に乗ったサラーが助ける。戦車は崖から落ちるが、インディは直前に脱出しており、ヘンリーが喜ぶ。4人は馬で目的地に向かう。

ドノバンの一行は三日月の谷に到着する。インディ達は馬で谷を通り、神殿にやって来る。インディ達が神殿の中に入ると、先に到着したドノバン達が兵士を通路に進ませるが、何人も首を飛ばされていた。

 インディ達がナチス兵に見つかる。ドノバンはインディに聖杯を取りに行けと言う。インディにドノバンは「ナチスは聖杯伝説を道具に使って世界を征服する。自分は聖杯その物と永遠の命が目的だ。ヒトラーは世界を征服してもやがて死に、自分は残る」と言う。

 インディが拒否するので、ドノバンはヘンリーの腹を銃で撃つ。ヘンリーを助けるには聖杯が必要で、インディはやむなく通路に入る。

 第1の試練は「神の息。悔い改めて通れ」だ。インディは「謙虚になった者はひざまずく」と考え、ひざまずいて刃を交わし、動かしている歯車を鞭で止めて、最初の試練を突破する。

 第2の試練は「神の言葉。神の足跡を辿って進め」だ。床にはアルファベットが刻まれている踏み石があった。神の名は「エホバ(JEHOVA)」だが、インディが「J」の石を踏むと崩れて落ちそうになる。ラテン語の「IEHOVA」の綴りの順に石を踏むと、崩れることなく通過できた。

 第3の試練は「神の道。獅子の頭から飛び降りる勇気を示せ」だ。通路の出口は絶壁になっていた。インディが勇気を出して足を踏み出すと、周りの岩と同化した細い岩の橋が架かっていた。

 狭いトンネルを抜けると、奥の部屋に700年以上も聖杯を守り続けている、3兄弟の最後の生き残りの騎士がいた。ドノバンとシュナイダー博士が最後の部屋にやって来る。部屋には沢山の聖杯があり、騎士は「正しく選べば命が得られるが、間違うと命を落とす」と言う。

 シュナイダー博士は迷っているドノバンに、黄金の美しい細工の杯を選ぶ。ドノバンはその杯で水を汲んで飲むと、瞬時に老化して死ぬ。間違った選択だった。

 インディは、イエスが大工だったことを思い出し、1つしかない木の杯を選ぶ。それに水を汲んで飲むと正解で、死ななかった。騎士は「聖杯は床の紋章の外に持ち出してはいけない。永遠の命を保つ境界だ」と忠告する。

 インディは聖杯に水を汲んで父の元へ急いで戻る。ヘンリーに水を飲ませ、傷口に水をかけると、傷はまたたくまに治り、ヘンリーの意識も回復する。ヘンリーはしみじみと聖杯を手にする。

 シュナイダー博士は聖杯を奪うと、外に出ようとする。「紋章の外に出てはいけない」というインディの忠告を聞かずに紋章の外へ出たため、宮殿が破壊し始める。地割れが起きて、聖杯が地割れの途中の岩棚に落ちる。シュナイダー博士は崖から落ちそうになり、インディが腕を掴むが、聖杯に手を伸ばして崖から落ちる。

 インディも崖から落ちそうになり、ヘンリーが腕を掴んで助ける。インディも聖杯を取ろうとするが、今まで「ジュニア」と呼んでいたヘンリーが、初めて「インディアナ」と呼び「放っておけ」と言ったので、諦める。騎士が見送り、崩壊する宮殿からインディ、ヘンリー、サラー、マーカスが逃げる。

 宮殿から出たヘンリーは「エルサは聖杯をただの宝物と思っていた」とインディに話す。インディは「パパは何を見つけた」と質問すると、ヘンリーは「輝きを見つけた」と話す。

 ヘンリーがインディをずっと「ジュニア」と呼んでいるのはなぜか、サラーが質問する。ヘンリーは「彼の本名はヘンリー・ジョーンズ・ジュニア(2世)だ。インディアナは昔飼っていた犬の名前だ」と教える。サラーは「犬の名前か?」と笑う。4人は馬で帰る。

 (エンドクレジット)

(写真は「IMDb」より)

 

 

 

 

 

 

 

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