『鬼滅の刃 無限列車編』ネタバレの感想 強敵の鬼とのスリリングな戦闘の連続に興奮(改訂) | アンパンマン先生の映画講座

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映画の面白さやストーリーの素晴らしさを伝えるため、感想はネタバレで、あらすじは映画を見ながらメモを取って、できるだけ正確に詳しく書いているつもりです。たまに趣味のAKB48のコンサートや握手会なども載せます。どうかご覧ください。

 評価 5/5 ☆☆☆☆☆

 2020年10月10日(土)「土曜プレミアム」の『鬼滅の刃 兄妹の絆』が非常に面白かったので、娘が持っていたTVアニメ全26話を見てから本作『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』を劇場で見た。TVアニメの完全な続編なので、TVアニメを見てから映画を見るのがお勧めである。

まず、冒頭のお館様の墓参りの場面は、風でそよぐ木々の枝や葉の動きが自然で、まるで実写の様に見え、『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ.spring song』の時もそうだったが、アニメ製作会社ufotableの作画の丁寧さに驚いた。

 さて、竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助の3人が無限列車に飛び乗ってからが、いよいよTVアニメ最終第26話の続きが始まり、ワクワクする。無限列車内で最近40名も行方不明者が出ているのなら、ニュースになって誰も列車に乗らないと思うのだが、沢山乗客が乗っており、煉獄杏寿郎が乗っている以外は、特に警戒している様子もない。行方不明者がいるのも秘密なのだろうか?その行方不明者は、今回同様に夢を見ているうちに魘夢の餌になったのだろうか?

 冒頭で2匹の鬼をあっという間に退治するので、柱である煉獄の腕は凄いと感心する半面、鬼殺隊の剣士数名も行方不明にするには、鬼が弱すぎるのは?と思った。ところが、この2匹の鬼退治の場面からすでに登場人物逹全員が眠らされ、夢であったと知って驚いた。

 4人の幸せな夢の場面が紹介される。炭治郎の夢は、故郷での家族との楽しい生活だった。もし、鬼に殺されていなかったら、このように幸せに暮らしていたのかと思うと切ない。特に、鬼になる前の禰󠄀豆子が登場した場面は、ドキッとした。

 他の3人も自分の理想の夢であり、魘夢の手下の4人の少年少女が夢を見せて欲しいと魘夢に願うのも、無理はないかと思った。

 さて、炭治郎は禰󠄀豆子が鬼になった事を思い出し、これは夢ではないかと疑い始める。夢から覚醒するために自分の首を斬るが、夢とは言え何とも危ない。この後、魘夢の目玉により夢と覚醒を繰り返すうちに、炭治郎は現実世界で自分の首を切ろうとして、伊之助に止められたほどである。

列車内は戦うには狭く、鬼殺隊の剣士逹の力が十分に発揮されていないと思うが、4人の剣士と禰󠄀豆子が力を合わせて、魘夢と融合した車内で戦う場面は迫力あった。

 魘夢をやっと倒し、これで終わりかと思ったら、下弦の魘夢よりさらに強い上弦の猗窩座が登場し、さらに続いた。煉獄は「柱」なので死なないだろうと思ったら、直ぐに傷が再生する鬼と、傷が増え続ける人間の戦いは、人間が圧倒的に不利であった。煉獄は必死で戦うが、戦いは長く続き、次第に傷ついていき、もうやめてくれと思うほど凄惨である。最後に猗窩座によって煉獄が殺される場面は余りにも悲しい。煉獄は亡き母に認められ、安らかに死んでいくのが可哀そうであった。煉獄の冥福を祈りたい。

 非常にスリリングな展開に興奮しっぱなしであった。評価は「5」である。原作はまだ先があると言う。第2シーズン『遊郭編』のTVアニメ化か決定し、今年2021年秋に放映開始と聞き、非常に楽しみである。

 

 

 

 

 

 

 

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