2021年2月13日(土)の「土曜プレミアム」で放映されるので再掲載する。
監督:福田雄一
主な登場人物(俳優)役柄
桃瀬成海(高畑充希)ヲタバレを恐れる、BL好きの腐女子。
二藤宏嵩(山﨑賢人)成海の幼馴染。廃人クラスのゲームヲタク。
樺倉太郎(斎藤工)海と宏崇の会社の先輩。
小柳花子(菜々緒)海と宏崇の会社の先輩。コスプレイヤー。
坂元真司(賀来賢人)宏崇の同僚。アイドル声優ヲタク。
森田悠季(今田美桜)成海の同僚。リア充女子。
未来(若月佑美)成海のヲタ友。
マスター(ムロツヨシ)花子行きつけのバーのマスター。
石山邦雄(佐藤二郎)成海と宏崇の上司。
内田真礼(内田真礼)声優アイドル。
桃瀬成海が勤める会社「株式会社ロケッツ」では、女性ゴルファー向けのゴルフウェアを販売することになり、上司の石山邦雄が代理で訳の分からないプレゼンをする。
成海は前の会社で同僚と交際していたが、腐女子だとバレて振られ、会社に居辛くなってこの会社に転職していた。森田悠季などの同僚にもヲタクであることを隠していた。
成海は会社の廊下で、幼馴染の二藤宏嵩とばったり再会する。ゲームヲタクの宏嵩は成海に「コミケに行ってんの?」と質問し、成海は逃げ出し森田悠季に誤魔化す。
成海は会社の宏崇の隣の席に行き、今夜飲みに行こうと誘い、LINEのQRコードを交換する。
飲み屋で宏崇は成海にポータブルゲームを指導する。成海は宏崇に、前の会社で彼氏に腐女子だとバレて振られ、この会社に転職し、同僚にも秘密にしていると話す。宏嵩は重度のゲームヲタクなので、宏嵩の前ではヲタクであることを隠さなくても良く、成海は「持つべきものは宏崇」と気が楽である。宏崇は自分が彼氏ではどうか聞くが、成海は「ヲタクはきもい。タイプでない」と断る。宏崇は「素材、装備、レベル上げ、いくらでも準備してやる。成海が残業してもいつまでも待ってやる」と利点を強調しても、成海はその気にならない。そこで宏崇は「来月のコミケで売り子として同伴可能です(訳:付き合いませんか?)」と誘うと、成海は「採用(訳:いいよ)」と了解する。
東京ビッグサイト前で成海、宏崇、50人のコスプレイヤーたちが『いっさいがっさいSAVE THE WORLD』を踊る。
(タイトル『ヲタクに恋は難しい』)
同僚の悠季が成海に「二藤さんと付き合っているの?」と質問すると、成海は「ただの幼馴染」と誤魔化す。声優アイドルオタクの真司が宏崇に「成海さんと付き合っている?」と質問すると、宏崇は即刻「はい」と返事する。宏崇の視線を感じて成海が隠れる。
成海に宏崇が近づくと、成海は逃げる。成海がエレベーターのボタンを押していると、宏崇が壁ドンして「成海との距離の取り方が分からなくて」と弁明し「好きだと言うんじゃなかった」と後悔する。成海は「いや、言われてないな」と思い、宏崇は「言ってねえな」と気づく。
二人はエレベーターに乗り、成海は宏崇に抱き着き「そういうこと言うな。宏崇なりに頑張って伝えた。私は嬉しかった。言うんじゃなかったなどと言うな」と言う。
夜の帰り道、成海は『きのうとは違うキミのこと』を歌いながら帰る。後ろで女性3人のバックダンサーが踊る。成海は池袋のアニメイト本店に入る。
成海のアパートで2人はマリオカートのゲームをする。宏崇は、週末に「ヲタク封印デート(普通のデート)」を提案する。成海がヲタクを出さない練習で、ヲタ言語を口走ったら罰金1000円である。宏崇は腕を顔の前で組み、「オタク改善計画をして成海のセカンド・インパクトを防ぐ」と言う。成海は初デートに驚くが、宏崇は、普通は何度もデートして機が熟してから女子は男子の部屋に行くものであり、「カップルのモードを初期化しよう」と言う。
週末、成海は渋谷の109前で、金髪美少女キャラの扮装で『タピオカ スクランブル』を若い女性達と踊る。
成海と宏崇は買い物をするが、成海はついオタ言語を言ってしまい、罰金を払う。カフェでは、成海は男子2人が仲良くしている様子に目が行く。
公園のベンチに2人は腰かけ、「オタク封印デート」が終わりだと宏嵩が言う。成海は、カフェで見た男子2人連れはボーイズ・ラブだと言う妄想や、雑貨店の客や店員について、堰を切ったように感想を語り始め、眼福だったと言う。
宏崇はバーに行き、カウンターに座ってバーボンのロックを注文すると、マスターは「名探偵コナンの、例の黒づくめの、コードネームが…」と聞いてくる。宏崇は即「違う」と否定する。
カウンターの端には同じ会社のデザイン課の先輩の小柳花子がいた。宏崇は「彼女の趣味を隠すのは、彼女の為に正しいか」という悩みを話すと、花子は「彼女の趣味ごと愛してやる度量がないわけ?」としかる。花子が絡んでくるので、宏崇は「絡み酒は勘弁して下さい」と言う。花子とマスターと、客がバックコーラスで『花子のオハコはからみ酒』を歌う。
会社に出勤すると、疲れ切った成海は「バイオハザード」のゾンビのリサ・トレヴァーの歩きをしていた。昼休みベンチで、目にクマが出ている成海と宏崇が昼食を食べる。宏崇が成海を飲みに誘うが、「今夜は無理。今週は忙しい。来週も忙しいかも」の返事ばかり。実は、コミケに出すマンガが書き終わらないと言う。宏崇は「成海がコミケで販売する同人誌をどれだけ大切か知っているから」と、手伝うと言う。
その夜、成海が描いたボーイズ・ラブのマンガの下書きに、宏崇はネットでトーン入れを手伝う。途中で成海は寝てしまい、『逃がさないぞ』の歌で、締め切りのモンスターに追いかけられる夢を見てうなされる。
成海と宏崇は「いくさば」である東京ビッグサイトのコミケ会場へ向かう。成海を見た宏崇は「せっかくかわいい格好をしているのに、目が行っちゃってる」と嘆く。ブースでは成海の同人誌『風邪ひきハーモニー』が売れ、熱狂的なファンが熱い感想を述べる。成海が行き忘れていた大事な神スペースを回っている間、宏崇が売り子をする。成海がお茶を買って戻ると、ブースの前に宏崇を目当ての長い列ができていた。
販売が終わり、成海は買い子をお願いしていた仲間に同人誌を配り、感想を述べあう。次のイベントへの参加を約束する。成海は宏崇に感謝する。
ファミレス「グスト」で、成海のおごりで夕食を食べる。テーブルで成海はマンガを描く。宏崇はそんな成海を見て、『僕に何ができるのだろう』を歌いながら悩む。
会社で宏崇が「明日は暇?」と尋ねると、成海は「今夜飲みたかった」と答える。宏崇は「じゃあ俺んちね」と誘う。宏崇の家に向かうバスの中で、成海は声優のイベントに誘うが、宏崇は興味ないと答える。成海は今日の下着がベージュであることを気にする。
宏崇の部屋に入った成海は、極度に緊張する。宏高が「脱がないの?」と尋ね、成海が「もう?」と答えると、上着の事だった。
成海は宏崇の指導でゲームをする。いきなり宏崇が成海にキスし、驚いた成海は宏崇を突き放す。「ゲームの途中でキスなんてずるい。宏嵩でもキスしようと思うんだ」と怒る。
ゲームが終わり、成海は1人で夜道を帰る。宏崇が追いかけてこないかと何度も振り返りながら『追いかけてこないキミのこと』を歌う。成海は「私に恋は難しい」と悩む。宏崇は、花子に言われた事を思い出す。
成海が会社でエレベーター待ちをしていると、隣にやって来た宏崇に「先週はごめん」と謝る。宏崇は気にしていないそぶりを見せる。皆がエレベーターに乗るとブザーが鳴り、宏崇が降りる。
石山から成海は、ゴルフウェアの撮影隊の雑用のためにハワイ行きを頼まれる。成海はイベントに日程が重なり落ち込む。成海は宏崇に相談したいとメールすると、「しばらく忙しい」と返事がくる。会社の中で宏嵩を探すが、休みだった。撮影の責任者の樺倉太郎がやって来て、成海に「邪魔だけはするなよ」ときつく当たる。
居酒屋で撮影隊の打ち合わせをする。成海の隣の席は宏崇の友達のだった。店の中にコスプレパレードの帰りでコスプレの服装のままの未来達を見つけた成海が、写メを撮って大いに盛り上がっていると、社員逹が成海を見ていた。
真司は成海に、あの子たちは知り合いか聞くが、鳴海は否定する。樺倉は「仕事の話をしろ」と怒る。
成海は樺倉と帰りの電車が一緒になる。樺倉は成海を飲みに誘う。ビルの屋上で酒を飲みながら、成海は酔っぱらった樺倉の愚痴を聞く。樺倉は彼女の好きな事に関係して、ちょっとした事で嫌われたらしい。樺倉は急にタップを踏むと、成海を誘って『ダンスは魔法』を歌って一緒に踊り出す。
撮影隊は会社の倉庫で、ゴルフウェア撮影の打ち合わせをする。成海は失敗ばかりして、樺倉が怒る。成海は宏崇にメールしても返事が来ないので、会社の宏崇の部署に行くと、1週間の有休を取っていると知る。
宏崇から成海に、川崎のクラブに来るようにメールが来る。そこでは声優の内田真礼のイベントが行われていた。
宏崇と真司がペンライトを持って『恋の発熱』に合わせてオタ芸をしていた。それを見た成海が呆気にとられる。帰り道、真司は京のイベントの感想を熱く語る。宏崇は成海の気持ちが分かるように、有休をとって声優アイドルヲタの坂元に指導してもらっていたのだ。
宏崇は成海を家に誘う。宏崇の部屋は前回と違って、アニメキャラのグッズがいっぱいで、成海は驚いて帰る。成海は帰り道で『星よ教えて』を歌いながら悩む。前に宏嵩を声優イベントに誘った事を思い出し、自分に合わせようとしている宏嵩を思う。
会社で石山が宏崇に、ゴルフウェアの撮影隊に荷物を届けるように頼む。宏崇が撮影隊に荷物を届けると、成海と樺倉がゴルフウェアを着て撮影していた。それを見た宏崇は去る。
宏崇はアニメイベントに行く。三宅晴佳が『ぐるぐるフォーリンラブ』を歌い、真司達が踊るが、宏崇は全く乗り気になれず、途中で帰る。
宏崇がバーに行きカウンターに座ると、花子が飲み物をおごる。宏崇がそれを一気に飲み干すと、花子とマスター、角のバックコーラスで『飲んでくれた』を歌い、飲み物はバーボンではなく麦茶だと教える。宏嵩は怒る。
花子は宏崇を家に誘う。花子は赤い壁の廊下を歩きながら『あなたでいいわ』を歌い、仮面を着けたドレス姿のバックダンサーが踊る。
ビルの屋上でまた成海が樺倉と飲む。落ち込んでいる成海に、樺倉が今度は悩みを聞くと言って家に誘う。成海は、こんな時に下着がピンクなので悩む。樺倉達が部屋に入ると、中で花子と宏崇が刀剣乱舞のコスプレをして撮影していた。それを見た成海は驚く。樺倉の彼女は花子だった。成海は宏嵩』を彼氏だと紹介する。樺倉は花子に「コスプレが似合っている」と謝るが、花子は樺倉に「年齢的にちょっときついな」と言われたことで怒り、樺倉は花子が勝手に男を部屋に連れ込んだ事で怒り、お互いに激しくののしり合い、喧嘩を始める。
それを見た宏崇と成海は、一緒に帰る。宏崇は、成海がアニオヲタと楽しそうにしているのを見て、自分もアニヲタになってみようとしたのだと言う。成海は宏崇に抱き付く。成海は宏崇に、「オタクの宏崇と一緒なら、自分がヲタクだと隠す必要なないので、楽だ」と言う。成海は「宏嵩は普通の女の子がいいのでは」と尋ねる。宏崇は花子の言葉を思い出し、「好きな事をしている成海が好き。好きな物は、好きなままで一番いい」と答える。成海は「ちゃんと告られたのは初めて」と言い、宏崇は「告ってない」と否定する。宏崇は成海をゲーセンに誘い、2人は手を取って出かける。
「エヴァンゲリオン」的な文字でタイトル『ヲタクに恋は難しい』の題字。『我は地を這う』の歌。
(エンドクレジット。『とりあえず、恋と呼ぼう』の歌。設定画風の背景。)
(写真は「映画com」「公式Twitter」より)
※注:2021年2月13日(土)の「土曜プレミアム」の放映を見て改訂した。なお、放映は11時8分に発生した福島県沖の地震のニュースのために、終了約10分前に中断された。あらすじの終盤「樺倉は花子が男を部屋に連れ込んだ事で怒り、…」の辺りからが中断箇所です。
![]() |
ヲタクに恋は難しい(7)特装版 Blu-ray付き特装版 [ ふじた ]
4,074円
楽天 |
![]() |
ヲタクに恋は難しい(6) [ ふじた ]
896円
楽天 |
![]() |
ヲタクに恋は難しい(5) [ ふじた ]
896円
楽天 |