どんぐりの木の下で、四女がフェンスにへばりついて、じっと何かを待っている。頭を落とし、尻尾が膨らむ。低い唸り声を上げ始めた。フェンス向こうに天敵キジシロ登場。余裕の構えのキジシロに対して四女はムキになって吠え立てている。そこへなんだなんだとやってきた長男がキジシロを見つけいつもの威嚇、四女の背後でアオーンと間延びした声で鳴き出した。と、四女が振り向きざま長男に向かってシャー!おいおい、育ての親の兄ちゃんだぞ。いつもお前さんが甘えた声ですり寄ってく兄ちゃんだぞ?御飯を横取りされて泣かされる兄ちゃんだぞ?この場合、加勢してくれたのだと思うが、そんな鬼の形相で八つ当たりしていいのかい?