日本の都道府県は全ていずれかの地方に属しています。
しかし、以前も記事に書いた通り三重県や新潟県のようにどの地方に属しているのか世間一般的に認知されていない県もあります。
地理があまり得意でない人だと三重県や新潟県以外にも「あの県って何地方だっけ?」と思ったり、本来の地方と違った地方で認識している事もあると思います。
そこで、改めて日本の都道府県の地方区分についてまとめたいと思います。
小中高生はもちろん、大人でも旅行の調べ物をする時や、各種サイトで検索をかける場合、そして地理の予備知識程度にどの県がどの地方に属しているか知っておいて損はないと思います。
まずは最も一般的な8地方区分についてです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180319/21/47country/ad/01/j/o0902096014152897582.jpg?caw=800)
これは、学校で習う最もスタンダードな地方区分で、北から都道府県コードが若い順に北海道地方、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方と分かれています。
各種サイトで都道府県を地方ごとに大まかに分ける場合はこの区分が用いられる事が多いです。
三重県を中部地方とする例も見かけますが、それに関しては先述の三重県は中部か近畿かの記事を読んで下さい。
しかしこちらはあくまで都道府県を地理的に分類したものです。
国の出先機関や企業のエリア管轄などは地理よりも経済的・文化的な繋がりを優先する場合が多いので、必ずしも上記の8地方区分が用いられるとは限りません。
特に中部地方は県の数が最も多い上に地方としての一体感が他の地方に比べて薄く、北陸や東海などさらに細かく分類する事が多いため、国の機関等では中部地方の9県全てが同じエリアの管轄で扱われる事はほとんどないです。
さらに山梨県は中部地方であるが、出先機関では経済的繋がりが深い関東地方(東京)の管轄になる事が多く、中部地方では隣接する長野県と静岡県以外の県とは交流が少ない為か、中部地方の管轄になる事はほとんどありません。
全国知事会議は複数の地方で参加の掛け持ちができるにも関わらず、山梨県は中部地方の知事会には参加せず関東地方のみに参加している事から中部地方との関わりの薄さが伺えます。
逆に三重県は近畿地方でありながら、名古屋との交流が盛んな為、出先機関では中部地方(東海)の管轄になる事がほとんどで、近畿地方(関西)の管轄になる事は少ないです。(ただし中部と掛け持ちで近畿の管轄になったり、大阪に近い伊賀地域のみ近畿の管轄になる事はあります。)
新潟県に至っては北陸だったり、東北だったり、関東だったり、北信越だったりと区分が機関によってバラバラで安定はしていませんが、愛知県など東海地方との交流が少ない為か中部地方の管轄になる事はほとんどないです。
他には長野県や静岡県が関東の管轄になったり、福井県が近畿の管轄になったり、滋賀県が中部の管轄になったり、山口県が九州の管轄になったりとその県が本来属する地方の括りにとらわれない管轄になる事は他にもあります。
この通り、出先機関の管轄が8地方区分と完全一致する事は極めて稀ですが、中部地方以外の7地方に至っては大体は8地方区分と同じ区分に分けられる事が多いです。
次は都道府県の8地方区分以外の分類です。
8地方区分以外ではこちらが使われる事が多いです。
また、沖縄県は8地方区分だと九州地方に含まれますが、県全体が離島の為沖縄地方として独立した形で扱われる事もあります。
この他に県境にとらわれない地方区分として三遠南信、濃尾地方、北近畿 などがあります。
※三遠南信…三河(愛知県東部)+遠州(静岡県西部)+南信州(長野県南部)
※濃尾地方…美濃(岐阜県南部)+尾張(愛知県西部)
※北近畿…京都府北部+兵庫県北部
他に日本を最も大まかに区分したものとしては「東日本」と「西日本」があります。
しかし、こちらも定義が曖昧で未だにどこが東西の分かれ目かはっきりしていません。
とりあえず関東は東日本、近畿は西日本で間違いないと思いますが、中部地方はどちらでしょうか?
東日本と西日本の都道府県数が1:1にになるように分けた場合、中部地方を東日本に入れるとちょうど半々に分かれるので、中部-近畿間を東西の分かれ目とするのが最も一般的なのかもしれませんが、必ずしも中部地方が東日本に分類されるとは限らないようです。
例えばNTTでは北陸と東海は西日本に含まれ、北陸に至ってはJRも西日本です。
しかし、NTTは東西分割の際、利用者数や資産規模を東西で均一に揃えるという意図があったそうなので、利用者数が多い首都圏を含む東日本とのバランスを取る意味であえて北陸や東海を西日本に入れた可能性もありそうです。
そして東西の分かれ目に位置する愛知県がHPで「愛知県は東日本」と公表していたとの情報もあります。
愛知県自らが東日本を自称しているという事でやはり中部地方は東日本に分類するのが一般的のようです。
このように日本の都道府県の地方区分は多種多様で、かなり複雑です。
そして何が正解なのかもはっきりしていませんが、8地方区分とその下の青い四角で囲った分類はよく使われるので、覚えておくと良いかもしれません。
ネットショッピングをよくする方はこちらもオススメ!
登録はこちらから★↓
![](https://img.pointtown.com/image/page/friendship/banner/ptF_2_170x170.png)
しかし、以前も記事に書いた通り三重県や新潟県のようにどの地方に属しているのか世間一般的に認知されていない県もあります。
地理があまり得意でない人だと三重県や新潟県以外にも「あの県って何地方だっけ?」と思ったり、本来の地方と違った地方で認識している事もあると思います。
そこで、改めて日本の都道府県の地方区分についてまとめたいと思います。
小中高生はもちろん、大人でも旅行の調べ物をする時や、各種サイトで検索をかける場合、そして地理の予備知識程度にどの県がどの地方に属しているか知っておいて損はないと思います。
まずは最も一般的な8地方区分についてです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180319/21/47country/ad/01/j/o0902096014152897582.jpg?caw=800)
これは、学校で習う最もスタンダードな地方区分で、北から都道府県コードが若い順に北海道地方、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州地方と分かれています。
各種サイトで都道府県を地方ごとに大まかに分ける場合はこの区分が用いられる事が多いです。
三重県を中部地方とする例も見かけますが、それに関しては先述の三重県は中部か近畿かの記事を読んで下さい。
しかしこちらはあくまで都道府県を地理的に分類したものです。
国の出先機関や企業のエリア管轄などは地理よりも経済的・文化的な繋がりを優先する場合が多いので、必ずしも上記の8地方区分が用いられるとは限りません。
特に中部地方は県の数が最も多い上に地方としての一体感が他の地方に比べて薄く、北陸や東海などさらに細かく分類する事が多いため、国の機関等では中部地方の9県全てが同じエリアの管轄で扱われる事はほとんどないです。
さらに山梨県は中部地方であるが、出先機関では経済的繋がりが深い関東地方(東京)の管轄になる事が多く、中部地方では隣接する長野県と静岡県以外の県とは交流が少ない為か、中部地方の管轄になる事はほとんどありません。
全国知事会議は複数の地方で参加の掛け持ちができるにも関わらず、山梨県は中部地方の知事会には参加せず関東地方のみに参加している事から中部地方との関わりの薄さが伺えます。
逆に三重県は近畿地方でありながら、名古屋との交流が盛んな為、出先機関では中部地方(東海)の管轄になる事がほとんどで、近畿地方(関西)の管轄になる事は少ないです。(ただし中部と掛け持ちで近畿の管轄になったり、大阪に近い伊賀地域のみ近畿の管轄になる事はあります。)
新潟県に至っては北陸だったり、東北だったり、関東だったり、北信越だったりと区分が機関によってバラバラで安定はしていませんが、愛知県など東海地方との交流が少ない為か中部地方の管轄になる事はほとんどないです。
他には長野県や静岡県が関東の管轄になったり、福井県が近畿の管轄になったり、滋賀県が中部の管轄になったり、山口県が九州の管轄になったりとその県が本来属する地方の括りにとらわれない管轄になる事は他にもあります。
この通り、出先機関の管轄が8地方区分と完全一致する事は極めて稀ですが、中部地方以外の7地方に至っては大体は8地方区分と同じ区分に分けられる事が多いです。
次は都道府県の8地方区分以外の分類です。
8地方区分以外ではこちらが使われる事が多いです。
また、沖縄県は8地方区分だと九州地方に含まれますが、県全体が離島の為沖縄地方として独立した形で扱われる事もあります。
この他に県境にとらわれない地方区分として三遠南信、濃尾地方、北近畿 などがあります。
※三遠南信…三河(愛知県東部)+遠州(静岡県西部)+南信州(長野県南部)
※濃尾地方…美濃(岐阜県南部)+尾張(愛知県西部)
※北近畿…京都府北部+兵庫県北部
他に日本を最も大まかに区分したものとしては「東日本」と「西日本」があります。
しかし、こちらも定義が曖昧で未だにどこが東西の分かれ目かはっきりしていません。
とりあえず関東は東日本、近畿は西日本で間違いないと思いますが、中部地方はどちらでしょうか?
東日本と西日本の都道府県数が1:1にになるように分けた場合、中部地方を東日本に入れるとちょうど半々に分かれるので、中部-近畿間を東西の分かれ目とするのが最も一般的なのかもしれませんが、必ずしも中部地方が東日本に分類されるとは限らないようです。
例えばNTTでは北陸と東海は西日本に含まれ、北陸に至ってはJRも西日本です。
しかし、NTTは東西分割の際、利用者数や資産規模を東西で均一に揃えるという意図があったそうなので、利用者数が多い首都圏を含む東日本とのバランスを取る意味であえて北陸や東海を西日本に入れた可能性もありそうです。
そして東西の分かれ目に位置する愛知県がHPで「愛知県は東日本」と公表していたとの情報もあります。
愛知県自らが東日本を自称しているという事でやはり中部地方は東日本に分類するのが一般的のようです。
このように日本の都道府県の地方区分は多種多様で、かなり複雑です。
そして何が正解なのかもはっきりしていませんが、8地方区分とその下の青い四角で囲った分類はよく使われるので、覚えておくと良いかもしれません。
ネットショッピングをよくする方はこちらもオススメ!
登録はこちらから★↓
![](https://img.pointtown.com/image/page/friendship/banner/ptF_2_170x170.png)