日本でマラリアが再流行するとは思えない。 -35ページ目

(1)明治34年頃の北ドイツ低地に、マラリアが非常に多かった。

地球上、有名であるマラリア流行地域

 Hirsch氏による地球上、有名なマラリア流行地域を順次、記載する。

 ドイツ連邦においては、僅かに、南西方のライン川岸・ナーエNaheの低地にマラリアが散見される。

ドイツ中央部においては、マラリア流行はない。

これに反して、北ドイツ低地には、マラリアが非常に多く、特に、シュレスヴィヒ・ホルシュタインSchleswigHolstein)、ハノーバー(Hannover)、オルデンブルク(Oldenburg)海抜5 m)、ウェストファーレン(Westfalen)、ライン低地などは、その主なマラリア流行地域である。

↑『新纂麻刺里亜療法』(荒井多門編。東京:金原医籍。明治34年9月発行。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーのサイトで無料で閲覧できるp 10, 18を私が現代語訳したものである。なお、「順次」と書かれているが、全部、入力するのは大変なので、入力しやすいところから、入力した。

ナーエ川については

ナーエのワイン

http://www.winespiral.com/germany/nahe.html

ライン河がラインガウ地方で東から西へと流れたあと、再び北に向って流れを変えるビンゲンという町がありますがここでライン河に合流するのがナーエ川です。

このナーエ川とその支流のグラン川、アルゼンツ川の流域に広がるのがナーエ地区です。

と記載されている。

穏やかな気候

http://www.schlossgut-diel.com/japan/weinberge.htm

砂漠気候とまではゆきませんが、それでも、トロルバッハタールはドイツで最も乾燥し、暖かい地方のひとつです。

西を向いて横たわるフンスリュック高地は、過剰な降水量を防ぎ、オーバーラインタールからは、暖かい空気がナーエの低地と、トロルバッハの小さな谷に流れていきます。

トロルバッハタールの年間平均気温は摂氏9,7度、年間平均降水量は534ミリが記録されています。

7月の平均気温は20度にのぼり、夏は比較的気温が高いほうですが、暑いというほどではありません。

と記載されている。

ライン低地については

生物科学ニュース1月号Z』の『動物学からみたビオトープ保全  ことばの発祥の地、ドイツの例は参考になるか?~』(岩澤 淳。岐阜大学応用生物科学部

http://wwwsoc.nii.ac.jp/zsj/news/znews200501/zn200501.html

ライン川は約200年前までは洪水のたびに様々に流れを変え、その移動幅は8 kmにわたっていました。このような場所をライン低地と呼んでいます。

と記載されている。