(7) ドイツでは、冬でも、マラリアに感染?(1884年~1888年)
第18章 マラリア蚊媒介説に対する反論、及び、これらに対する再反論
Grawitz氏は、昨年 ベルリン臨床週報・第7号 Grawitz, Epidemiologischer Beitrag zur Frage der Malaria-Infektion. B. K. W. 1900. Nr 7.
に マラリア蚊媒介説に対する反論を掲載した。
その根拠は、プロシア国 第一(東プロシア)、及び、第五(ポーゼン)軍団における、1884年(明治17年)から、1888年(明治21年)に至る統計であり、健康な人:千人に対するマラリア患者の員数を示している。
つまり、下表の通りである。
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↑『我邦ニ於ケル麻刺里亜蚊伝搬ノ証明』(都築甚之助,大町文興著。東京:都築甚之助,明34.10)(国立国会図書館のサイトの近代デジタルライブラリーで無料で閲覧できる)p 45-48を私が現代語訳したもの。
ちなみに、現在では、マラリアはハマダラカにより、媒介されることがわかっている。
もちろん、血小板輸血・医療従事者の針刺し事故などによって感染することもあるが、圧倒的多数のマラリアはハマダラカにより媒介される。
【ドイツ語の単語】
Epidemie:疫病。伝染病。
logisch:論理学の。論理的な。筋の通った。
Beitrag:寄稿〔論文〕。
zur=zu der
zu:(英語)to (英語)for (英語)as ~に対して。~に合わせて。
Frage:問題。疑問。 |
ポーゼンとは、現代のポーランドのポズナンのことである。
詳細は『ポズナン』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%B3
参照。
ポズナンまたはポズナニ(Poznań)は、ポーランド西部に位置する、ポーランド最古の都市の一つである。ラテン語:Posnania、ドイツ語:ポーゼン、Posen、イディッシュ語:פּױז Poyzn 。人口は約58万人で、これはポーランド5番目の規模である。(2002年) |