日本でマラリアが再流行するとは思えない。 -11ページ目

明治34年頃のオーストラリア大陸・ニュージーランドでマラリア確認されず

地球上、有名であるマラリア流行地域

Hirsch氏による地球上、有名なマラリア流行地域を順次、記載する。

オーストラリア大陸並びに、群島はマラリア非流行地方である。

ただ、ニューギニア島沿岸、ソロモン諸島、ビスマーク諸島には、マラリアは流行する。

ニューカレドニア島には、マラリア媒介蚊であるハマダラカの生息に適している多くの沼沢があるが、マラリアがあるかどうかは不明である。

タスマニア島、ニュージーランド、フィジー、サモア、サンドウィッチ島(エファテ島)等も不明である。

↑『新纂麻刺里亜療法』(荒井多門編。東京:金原医籍。明治34年9月発行。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーのサイトで無料で閲覧できるp 12を私が現代語訳したものである。なお、「順次」と書かれているが、全部、入力するのは大変なので、入力しやすいところから、入力した。

http://www.cdc.gov/Malaria/biology/mosquito/map.htm

(↑色のついている地域にマラリア媒介蚊であるハマダラカが現在、生息している

によれば、オーストラリア大陸北部には、ハマダラカが生息している。

一般的に、ハマダラカはやや清明な水でしか繁殖できず、船上の汚水で繁殖することは困難であるので、船で分布を拡大することは考えにくい。

また、飛翔範囲は、最大でも、9 kmであるので、海上を飛んで移動することも考えにくい。

以上より、明治34年頃も、オーストラリア大陸北部に、ハマダラカが生息していたものと推定される。

【参考】



ハマダラカの飛翔範囲

Anopheles gambiae:数百 m

An. merus:数百 m

An. funestus800 m

八重山に生息しているコガタハマダラカ3270 m より短い距離

(↑ 小浜島では、湧き水を水源とする溜水帯でしか生息できない

An. pharoensis: 9 km


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB

大正時代のマラリア資料(沖縄県のハマダラカは、3270m以上、飛ぶことができない

http://supplementary.at.webry.info/200803/article_7.html