恋の病には、ワクチンがありますか?
帰り道って、
どうしてあんなに幸せなんでしょう。
今日も彼は、
「楽しかったね。」
「たくさん話せてよかったね。」
そんな何気ない言葉を並べながら、
いつものように私を送ってくれました。
右手はハンドル。
左手は、 私の手。
そのまま私の膝の上にそっと重ねられた二人の手を、
私は 優しくなでていました。
その温もりが、
「今日も幸せだった。」
そう教えてくれるから。
そんな穏やかな時間の中で、
彼が突然笑いながら言ったんです。
「向日葵の妄想ってさ… もう病気だよね(笑)。」
その瞬間。
「病気。」
その言葉だけが、
胸に小さく刺さりました。
「えっ…病気なんて。」
思わず口にすると、
彼はすぐに
「ごめん。 言い方が悪かった。」
そう謝ってくれました。
たぶん彼は、
私の妄想が暴走すると、
勝手に不安になって、
勝手に悲しくなって、
時には「別れようか…」
なんて言い出す私を知っているから。
だから、
そんな苦しい妄想をしてほしくなかったんでしょうね。
その優しさも、 ちゃんと伝わってきました。
でも私は…。
少し考えてから笑って言いました。
「そうだね。 病気だよ。」
彼はびっくりした顔で、
「えっ、本当に?」
って。
私は笑いながら続けました。
「恋の病。」
その瞬間。
彼も吹き出して、
「あぁ、その病気ならあるかもね。」
二人で大笑い。
「じゃあ妄想するのも仕方ないよね。」
そう言うと、
「いやいや(笑)」
って彼は苦笑い。
そこから私の妄想は、 いつものように止まりません。
「恋の病にもワクチンがあったらいいのに。」
そう言うと、
「そのワクチン、どうやって作るの?」
彼は真面目な顔で聞いてきます。
「恋をたくさんした人から採取するのかな?」
「採取って何を(笑)」
「えー、恋愛抗体とか?」
そんなくだらない会話で、 車の中は笑い声でいっぱいになりました。
結局。
恋をたくさんしたら治るのか。
それとも、 好きな人がいる限り、 ずっと治らないのか。
答えは最後まで出ませんでした。
でも…。
私は思うんです。
恋の病って、 治すものじゃなくて、
大切に抱きしめるものなのかもしれません。
だって、 誰かを好きになれるって、 少し不器用なくらいが、 ちょうど人間らしいから。
車が止まる。
いつものように、 優しいキス。
少し長めのハグ。
「またね。」
その一言で、 今日という一日が終わる。
そして私はまた、 きっと帰ってから妄想するんです(笑)。
でも…。
恋の病なら、 少しくらい重症でもいいですよね。
みなさんは、
恋の病にワクチンって
必要だと思いますか?
それとも…
一生治らないほうが幸せですか?
ふふふ。。。
あららら もうこんな時間
また 一緒にお話しましょ🌻