「あー!肉野菜炒めだぁ!」

『いつの間に作ったのかよ?』

「2人ともしばらく食べてないでしょ?せっかくだから食べていきなさいよ」

「ありがとうございます!」

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「うーん!おいひぃ‼︎」

『変わんねぇな、ゆっかーのその顔』

「そうねぇ。本当に美味しそうに食べてくれるもんね」

「美味しいんですもん!」

瑞穂の作る肉野菜炒めが、浩介は好きだった。小さい頃から、いつも決まった時に出してくれていたから。友香が家に遊びに来た時も、母はこれを出してくれた。

『うまい。久しぶりに食った』

「ふっふーん。まだ私には敵わないでしょ?」

『調子良いよな、ほんと』

「ふふ………なんかお友達みたいですね、浩ちゃんとお母さん」

『いつもこんなだから』

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「友香ちゃん、彼氏とかいないの?」

「いないんですよー、どうしたらいいですかね?」

「私じゃなくて隣のコイツに聞いた方がいいんじゃない?」

『コイツ言うな』

「はは………ねぇ浩ちゃん、私、どうやったら彼氏出来るかな?」

友香は、浩介の顔を覗き込むように見つめる。

『ゆっかーなら、何もしてなくても大丈夫だと思うんだけどなぁ』

「えっ?」

『近いうちに現れるかもしんないぞ?そういう人が』

「そうかな…………」

『きっといい人と巡り合えるさ。そんなに心配することないって』

「ありがとう、浩ちゃん」