わからない
いつからだろう
心の中になんて言えばいいのかわからない
ものが巣食うようになったのは
信じられる人なんて誰もいない
もう、何もわからない
ぶち撒けられる場所もない 人もいない
「隆太くん!」
『ふえっ⁉︎』
「なーに、変な声出しちゃって。どうしたの?」
『い、いや…………』
麻衣はイタズラっぽく笑ってみせた。ただでさえ綺麗な顔が、より一層綺麗に見える。美人って得だよなあ、と隆太は思った。
もしかしたら、この人になら………………
『あのさ…………白石さん』
「何?」
『死にたいって思ったことある?』