リーダとなり、何人かのスタッフの指導に当たると必ず疑問がわいてくる。
「自分の指導法で、いいだろうか? このままスタッフが付いて来てくれるだろうか?」
それでも、自分で、自分なりの方法で悩みながらやっていかなければならない。
例えば、自分が働いている医療現場でも、
学術的、技術に優秀な人は「スペシャリスト」、「テクニシャン」として称賛されるが、リーダー 、マネジャー的な役割が苦手な人も少なくない。
逆に、業績はそこそこであっても、人間力を発揮し、信頼が厚く、人をうまく使って(適材適所)組織として体をなしているリーダーもいる。
学術って、統計で代表されるように有効性や妥当性を厳密に検証する作業であり、大げさに言葉を換えれば「許さない」といえるかもしれない。
確かに、論文を書いている時に、「まあ、君は頑張ってるからその程度でいいんじゃない」なんてことになったら・・・・・。
人間力とは、これも大げさに言葉に換えれば「許す」力ともいえるかもしれない。
多少の間違い、失敗も現状は把握しつつ、改善を期待し見守っている姿勢。
どちらも、当然、マネジメントには必要である。その割合、傾向性をみて「あの人は厳しい上司」、「あの人は優しい上司」なんてレッテルを貼る。
必ず、どちらかの傾向性にはまってしまう。特に若いうちは、学術優位だと「自分に厳しく、他人にも厳しく」を地で行ってしまう。
この「許さない」、「許す」をバランスよく持っている人は意外に少なく、逆に言えばそれだけ両立は難しいセンスを必要とするものだともいえる。
これは、子供に父親と母親の両方が役割分担して必要なこととダブります。
これから、実習生の指導者、職場のリーダー、そして管理者になる人は、技術職、専門職だからこそ必要な「許す」「許さない」の両立を少し意識してみてください。