45歳からの挑戦 オヤジテニス進化論 -5ページ目

正々堂々戦うと・・・

テニスはよく、紳士淑女のスポーツのように思われているが、僕はもっと野蛮なスポーツだと思っている。
なぜなら、テニスには正々堂々という言葉はないのだ。
人の弱点をこれでもかとついていく競技で、正々堂々、力のぶつかり合いなどはあり得ない競技なのだ。
言い方を換えれば正々堂々戦うと、絶対負けるのだ。

松岡修造(著書「セカンドドリーム」より引用)

相手の弱点を徹底して攻めて精神面から崩せ!非情なのではない、それが戦略というものだ。

泥臭く

「オレたちは下手くそなんだから、もっと泥臭くやらないと勝利は転がってこない!」

田中マルクス闘莉王(サッカーW杯南アフリカ大会日本代表DF)
本番前に不振を極めたチームに喝を入れた選手ミーティングでの一言

日本でトッププレーヤーと言われていても世界では通用しない。
プライドを捨ててがむしゃらにやらないと勝つことはできない。
カッコよく勝とうと思うな!なりふり構わず必死にプレーしろ!

骨盤

手や足を先行させると、手や足しか使えない。
骨盤を先行させると体全体を使えるようになる。

サーブ、ストローク、ボレー、全てのショットで骨盤を先行させろ。

意志のあるボール

狙ったところに意志のあるボールを打つために、ボールに正しく力を伝えることが必要なのですが、相手からのボールも強弱、高低、回転、コースと様々なので、それを瞬時に見極め対応する能力も大切な前提条件ですね。

はやぶさ(SAT-TUNの尊敬するテニスプレーヤー)

感覚を研ぎ澄ますことで初めて「意志のあるボール」が打てるようになる。

良い動き

「良い動き」とは動いても気持ちの良い動き。「良いトレーニング」とは、力を出しても、身体が硬くも痛くもならず、気持ちよく動けるトレーニングです。

小山裕史(初動負荷理論を基にしたトレーニングでイチローなど多くのトップアスリートを指導、ワールドウィング・エンタープライズ代表)

体に痛みを感じるトレーニングは故障の原因にもなりかねない。
しかし気持ち良い動きをすると、驚くほど良い動きになる。

束縛

一部の筋肉を意識してパワーを出そうとすると、全体の動きが束縛される。
体全体を使うなら意識して筋肉を使うのを止めて、すべての筋肉を束縛から解放し自由に動けるようにすべきだ。

そうすれば自分の体の持つ可能性を知るだろう。

足裏感覚

同じ動きに見えても、重心の位置で筋肉の使い方は変わってくる。
動きを洗練させたければ、足裏感覚を磨け。

足裏のどこに体重がかかっているか?
つま先、かかと、内側、外側・・・
変えてみることで新しい発見があるかもしれない。

感じる

大切な事は感じる事です。

体に命令をする事ではありません。

命令する事を止めて、感じる事です。


戸村基貴(Feeling Tennis  著者、大脳生理学に基づくテニス指導方法を確立)

身体は部分を意識して動かしても上手くいかない。一度にたくさんのことを意識することは不可能だ。
意識して体をコントロールしようとする事を止め、上手く動かす事ができない部分を感じるように意識を集中させることが脳にとって正しい方法。

笑顔

やはり笑顔は、感情コントロールの最強ツールである。

苦しい時こそ笑顔が必要だ。

白石豊(阪神・下柳など多くのトップアスリートを指導するメンタルコーチ)

今、私に必要なのは「苦しいときの笑顔」


この一球は絶対無二の一球なり

この一球は絶対無二の一球なり。 されば、心身をあげて、一打すべし。 この一球一打に、 技を磨き、 力を鍛え、 精神を養うべし。 この一打に、今の自己を発揮すべし。 これを、庭球する心という。
福田 雅之助(第一回全日本選手権 単優勝、1959年デビスカップ代表監督)

明日は年一回の地元シングルス。この言葉を胸に、一球一打を大切にしよう。