読んだ本の数:1
読んだページ数:320
ナイス数:5
覆面作家 (講談社文庫)の感想
ハードボイルドな短編集であるが、主人公の “私” って著者かな?なんて思いながら読んだ。というか、実体験だったりして。いつもより軽めで面白かった。
読了日:11月30日 著者:大沢 在昌
読書メーター
今回は連作の短編集ですね。
あんな組織やこんな組織と繋がってんじゃね?
と思い込まれている小説家の “私” が、不思議な男からネタを持ち込まれるのをはじめ、影がある人物や摩訶不思議な人物などの交流を語る、もしかしてこれ、著者がモデルなんじゃ?
と、思っちゃうほどリアリティ溢れる本である。
フィクションだけど。
短編なのでサラッと読めました。
ガチなハードボイルド小説ではないため、苦手な人も大丈夫だと思います。
気になった人は読んでみてね。
【ロストジャッジメント】
こちらはハードボイルドになってきました。
“RK” のリーダー、相馬和樹の登場です。
言動は軽いけど、どうもなにか企んでる気がしてならない。
どうやらもと東城会にいたらしく、海藤さんとも面識がありました。
そういえば、川原っつーヤツを探していたはずですが、
「あ、それもういいや」
と、かるーく言われてしまいました。
しかも、
「なんか死んじゃってるらしいしー」
だと!?
なにがどうなってるんですかね?
そういえば、
澤先生に聞きたいことがあって職員室に来たのですが、何も聞けず。
しかもマンションに空き巣が入ったとかで、澤先生は早退してしまいました。
痴漢被害者の女性が、どうも共犯者である可能性が出てきたのと、澤先生の高校時代の同窓生だということがわかったため、気を取り直してマンションに向かいました。
が。
なんと、桑名仁も来ていたではありませんか。
なんだよ、コイツも澤先生の知り合い?
しかも相馬まで来ちゃってんだけど。
もー、なにがなんだか、訳がわからないよ。
つか、澤先生は大丈夫なんですかね?