ゲームが原作の映画 | ウール羊と “ちょこっと” ニャン吉

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なんとなくアニメが観たくて物色していたら、こんなのを見つけました。

「ドラゴンエイジ ~ブラッドメイジの聖戦~」



世界を統治する【チャントリー】(教会)に仕える優秀な女騎士カサンドラは、謎の陰謀に巻き込まれ邪悪な魔法使い【ブラッドメイジ】の集団に襲撃されるとともに、無実の罪でナイトコマンダー率いる騎士団からも追われる身となってしまう。カサンドラは偶然居合わせた魔法使いのガリアンとともに真相の究明に乗り出すのだが…。
<allcinema>

監督 曽利文彦

出演 栗山千明、谷原章介、GACKT

製作国 日本 2012/02/11

そう、これが原作のアニメです。

「ドラゴンエイジ オリジンズ」



正確には、「2」の前日譚になります。



で、映画です。

正直に言って、パッケージに騙されたというか。

だってさー、



こんな画像だよ?
すごく熱血かつ熱いアクションバトル映画だと思うじゃん。

ちなみに、いちばん上の画像は海外版である。

で、本編。

主人公は「2」に出てくるキャラのカサンドラです。



家族をブラッドメイジに殺され、ブラッドメイジ及びサークルメイジを激しく憎んでいます。

ちなみにサークルメイジというのは、平和的な思想のメイジで、世界を統治する “チャントリー” に属しています。
ブラッドメイジはそれを良しとせず、邪法を用いてチャントリーに反旗を翻した集団です。

そのブラッドメイジが行う血の儀式を阻止するべく、カサンドラの所属する騎士団・シーカーズが出陣。

そこで物語の鍵となるサークルメイジの少女、アヴェキスを保護します。



悪党はといえば、



カラスに変身してまんまと逃げてしまいました。

ところで、チャントリー内にはシーカーズの他、ブラッドメイジに対抗するのを目的として発足したテンプラーズという騎士団があります。

このテンプラーズですが、罪の無いメイジまでも虐殺し始め、その後に結成されたシーカーズに粛清されたという経緯があります。

そのため、シーカーズとテンプラーズは反目しあっています。



つーかさ、言っていい?




だってさ、このストーリーで 二時間は無理があると思うんだよ。

説明も駆け足で、ゲームをやったことない人は話に入り込めないしさ。



特に主人公。

イライラしっぱなし。

「私のせいでバイロンとハイシーカーが・・・」

なんてセリフがあるけども、まさにその通りすぎて。

ほぼ感情で突っ走るため、近しい人々を危険にさらしまくり、羽交い締めにされてやっと止まるというイノシシのごとき猪突猛進ぶり。

いや、心情的にはわからなくもない。



目の前でお兄さんを殺されたら、そりゃあ冷静じゃいられない。



いやでも、なんかイライラするんだよ、この主人公。

そのおかげで父とも慕うバイロンを殺されたあげく、アヴェキスもかっ拐われるしさぁ。

ていうか、「2」は遊んだことないからわからないけど、カサンドラってこんな人なの?



そんなわけで、世間のレビューは酷評だったわけだけど、ウール羊に関していえば、主人公にイライラさせられる以外は可もなく不可もなかった。

ゲーム自体の世界観がすごく作り込まれているので、そこを映像だけで表現しようとするとどうしても情報を取捨選択していかなければならないだろうし、



どこかで齟齬が出るのも仕方ないことだと思う。

とはいえ、鍵となるアヴェキスやカサンドラの仲間になるガリオンなど、もう少し背景を掘り下げてほしかったかなぁ。



なので、特にオススメはしないけど、気になる人は見てみてね。

つか、ゲームの方がやりたいんだけど。

「インクイジション」はPS4で出てるからソフトを見つけるとして、



PS3の方は本体がご臨終しちゃったからなぁ。

リマスターで出してくれないかなぁ。