こんにちは。
ただいま仕事でホワイトランに来ているものの些か途方に暮れている、
ニャン吉です。
それは、この仕事に理由があります。
バトル・ボーンて、盗賊ギルドの保護下にあるんじゃないの?
保護マークもついてたし。
下っ端の俺は従うのみ。
ていうかここ、グレイ・メーンさんのクエストでやたらとビックリさせられた家じゃないですか。
誰もいないのに歌声が聞こえたり、扉を開けたらおばちゃんが顔をこっちに向けて寝てたり・・・。
ち、違うぞ!!
ぜんぜんビビってないからな!!
ひいっ!!?
くっそ・・・。
気にするな俺!!
たかが歌だ!!
「ウェッホン・・・バナード・メアで吟遊詩人と張り合い過ぎたぜ・・・」
・・・・・・。
じゃあ、あの歌声も・・・?
なんだよ!!脅かすんじゃねーよ!!
あのおねーちゃんに気付かれないようにしないと・・・。
完了・・・っと。
さてと、ギルドに戻ろうかな。
【ラグド・フラゴン】
ヴェックスさん!!
「・・・よかったな。それで仕事の首尾はどうなんだよ?」
あ、それはもちろん成功です。
怪奇現象の原因が生きてるおねーちゃんの歌声だった喜びに、すっかり報告の義務を忘れてました。
「一番重要だろ!?忘れるなよ!!それより次だ。ソリチュードに行ってくれ」
イエッサー!!
その前にハチミツ酒を飲んでから・・・ん?
こ、これはぁ!!?
デルビンさん・・・。
「つ、つい出来心で・・・」
「デルビン、ちょっとこっちに来な」
「え・・・?その、ヴェックス。ちょっとした手違い・・・ギャァァァァ!!」
・・・・・・一番大事なモノを隠して逃げ回ってますが、自業自得というか・・・。
二度目ですしねぇ。
見物していたいのはやまやまなのですが、見てると俺まで痛くなってくるのでさっさとソリチュードに向かいましょうか。
ていうかヴェックスさんとデルビンさんて、なんだかんだ言いつつも仲が良いよね。