こんにちは。
ただいま、とても胸がドキドキしている、
ニャン吉です。
俺の永遠のマドンナは、カジートキャラバン・リサード隊に所属するアタバーさんなのですが、ここウィンドヘルムでもう一人マドンナを見つけてしまいました。
その名も、
どんな困難も豪快に笑い飛ばす、笑顔が魅力的なアルゴニアン・レディです。
種族は違えど素敵な女性なので、密かにマドンナ認定させていただきました。
そんな彼女を悩ます出来事が起こったらしいので、事情を聞いてみましょう。
「山賊に盗られちゃったのよね」
なんですって!?
それは一大事です!!
ここに頼りになる猫男がいるではありませんか。
不肖ニャン吉、麗しのレディのため、そのアミュレットを取り返して参りましょう!!
「え、そ、そう?ありがとう」
なんだか痛いものを見るような眼差しが気になりますが、心のマドンナのため頑張りたいと思います。
おのれ山賊、許すまじ!!
目指すはロストナイフ洞窟の隠れ家です!!
さて、山賊どもよ。
覚悟せよ。
まあ、進んでいけばそのうち見つかるか。
おや?
さあ、アミュレットの在りかを吐いてもらいましょう。
言わないと猫じゃらしで脇腹をくすぐっちゃうぞ!!
「や、やめてくれ!!脇腹は弱いんだ!!ついでに膝小僧も・・・あ!!」
なるほど、膝小僧も弱点なんですね。
「ぎゃ・・・ギャハハハハッ!!くすぐってぇ、こ、この先に俺の上司がいるから、ソイツに聞いてくれ!!」
「足の裏だ・・・って、やめてくれ!!俺はしがない中間管理職なんだ!!」
大人しくブーツを脱ぎ・・・いや、脱がなくていいや。
「ブーツの中がムレてて良かったぜ・・・」
たまには脱いで干しとかないとダメじゃないですか。
「侵入者にダメだしされるとは・・・」
何言ってるんです。
常に清潔を心掛けないとダメでしょう。
風紀の乱れは心の乱れです。
「悪い。ちょっと何言ってるかわかんね」
大丈夫です。
俺にもわかってません。
さて、なんだか妙な具合に進んできましたが、やっと見つけました。
では戻りましょうか。
それはですね、“猫じゃらし” という最終兵器を用いて・・・。
えっ!?
「猫さん以外の大多数はくすぐったいだけで、特に害はないのよ」
ええっ!?
あれを目の前で振られると、たちまち戦闘不能に陥るのですがっ!?
「・・・よかったわね。山賊が猫じゃらしを装備してなくて」
それじゃ、山賊たちが戦闘不能になったのは、俺にくすぐり倒されたから?
目のまえで振られてウズウズしたりとか、飛び付いてジャレたい衝動に駆られるとか、そういうのはないわけ?
なんか、すごいショックだ・・・。