【昇進を夢見る “平” 衛兵マイケル(仮名)の場合】
ふわぁ~あ。
暇だな~・・・。
いい天気だし、居眠りしそうだ。
「た、大変だー!!!」
な、なんだ!どうしたんだ!
そうか!!やっとオレにも活躍の場が!!
「ヤ、ヤツが・・・」
ヤツ?
「ヤツが来る!!」
お前らもっと分かるように・・・。
な、なにぃ!!!?
アイツは・・・。
アイツは・・・!!
マルカルスのディベラ聖堂で大暴れしたあげくディベラ像に抱きつき、リフテンでは太陽が昇るまで門番の衛兵に絡み、あろうことか全部覚えていないという伝説の酒豪!!
ニャン吉ではないか!!
た、大変だ!
こっちに来る!
い、いや!まてまて!ここは冷静に・・・よし!
「ちょっとお尋ねしますが」
落ち着け、落ち着けオレ。
「酒場はどこですか?」
〈さ、酒場か?〉
うぉっ、声が裏返ってしまった!
〈ざざざ残念だったな、はっはっはっ。ここには酒場はないのだ〉
「本当に?なんか怪しい」
〈本当だとも!なんなら聞いて回るといい〉
よし!頑張ったと自分で自分を褒めたい!
「うーん、なんか釈然としませんが・・・」
た、助かったぁ。
「うわぁぁぁー!わ、わたしは酒場など知らないぞっ!」
「か、勘弁してくれー!!絡み酒は苦手なんだー!!」
「コ、コ、コ、コケー!!」
※そしてニャン吉は、
禁酒を決意するのであった・・・。
★オマケのような何か★
ウール羊くん。
いい加減に酒ネタから離れてくれないかな。
「すまない。ボクの中では君は酒飲みキャラで定着しちゃったんだ」
そのキャラ変えて。今すぐに。
「い・や♪」
くっ・・・、ホワイトランで酒飲み勝負なんかやらなきゃよかった・・・!!