ヴェルサイユ宮殿に暮らす | 前山和繁Blog

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このごろ、過去に書いた記事の誤っている箇所が気になり始めてきた、直したい箇所もいくつかあるが、なかなかできないでいる。

英語学習の記事も時折書くことにした。

ヴェルサイユ宮殿に暮らす—優雅で悲惨な宮廷生活/ウィリアム リッチー ニュートン
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『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』 


ヴェルサイユ宮殿の度外れなスケールの不潔さが延々と書き連ねてある。


辟易しないで読み通せる人は少ないだろう。


本書を読むとヴェルサイユ宮殿にはトイレがないという風説は間違いであるのがわかる。しかし、ヴェルサイユ宮殿のトイレは不足していたので居住者は外で用を足すのが当たり前だったようだ。


読み進めるとヴェルサイユ宮殿が途方もなく不潔な場所であったと思い知らされる。


内容が終始一貫してヴェルサイユ宮殿の不衛生な描写ばかりですので、何を書いていいのかわからない。


当時のフランス人は入浴と衛生を結び付けて考えることができなかったようだ。


入浴は官能的な意味合いを持っていたようですが、入浴することが衛生的であるとは考えられていなかったようです。


フランスでは1968年にいたっても浴室、浴槽、シャワーのいずれかを備えた家庭というのは17パーセントしかなかった。


という説明もありました。


日本とはまったく違いますね。


『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』は無理に読む必要がない本です。気をつけてください。


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