独りよがり | 元八百屋の司法書士 小林彰のブログ

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地元大田区で相続手続を中心に日々奮闘し、大田区の公立小中学校でキャリア教育授業を展開する団体『みらいエール』の事務局長も務める。そんな司法書士の雑文ブログです。

先日の東京法務局城南出張所との実務者協議会の場でも少し話題に出たのですが、

 

「自分のことしか考えていない人」

 

っていますよね。

 

 

その時にでた話題は、

「登記の申請書や添付書類について、申請する司法書士事務所が事前に内容をチェックする時に、登記所が確認し辛いくらい、鉛筆等でがっつりチェックした書類を提出してくるのはやめて欲しい」

という話でした。

 

 

こういう人、実際けっこういるんですよ。

過去働いていた司法書士事務所の先輩にもいましたし、

うちの事務所でも従業員に注意したことあります。

 

 

最終的に調査をする登記所側のことを考えず、

自分がチェックする時に、自分がやりたいようにチェックする。

派手にチェックしてるからといって、100%正しい確認ができているかというと、そうでもなかったりします。

 

 

事務所内でも書類は申請前にダブル・チェックをしますが、

その時点で鉛筆のチェックが濃すぎて、

文字の判別がしにくい状態なことも多々あり

あーこれ登記所確認しにくいだろうなと、

 

逆にダブルチェックの際、確認をしやすいチェックというのもあるんですよね。

これはおそらく登記所も同じ様に思うと思います。

 

 

司法書士事務所であれば、

登記所が確認すべき事項、ポイントはよく考えれば分かるわけで、そこを登記所が確認しやすいように書類を処理しておくと、

「この住民票の中のここを見てますよ~」

とか

「この漢字ですよ~、間違いやすいですよ~」

とチェックや書類の処理の仕方から、こちらの意思を見せることで

スムーズな調査を促すという効果もあります。

 

付箋つけたり、蛍光ペン使ったり、

場合によっては拡大コピーをつけたりなど、

法律上要求されているものではありませんが、

スムーズな処理につながる準備というのが実際あるんです。

 

 

結局のところ、

司法書士としても、スムーズに早く正しい登記処理をして欲しいわけですから、

調査をする相手のことを考えながらやっていくと、

それが叶いやすくなるわけです。

 

 

で、そういうことを意識していると

作成する書類等のミスも減るんです。

登記所がチェックする部分を重点的に見るわけですから、

間違いにも気づきやすくなりますから。

 

 

何事も独りよがりにならないことは大切ですね。

誰も得しないです。おそらく派手チェックしている人もね。

 

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