はじめての仕事 独立 壊して覚える ポイント講座

はじめての仕事 独立 壊して覚える ポイント講座

主に建物の修繕、機械の修理、その他、これから初めて仕事に就く、こんな仕事に就きたい、こんな仕事に興味がある、独立してみたい、とお考えの方に仕事に関する基本的なこと、役立つポイントなどを中心にご提供していきますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

Amebaでブログを始めよう!

エアーガンを使って掃除する

 


キャブクリーナーで清掃が終わりましたら

 

エアーガンと言いますが


これを使ってキャブクリー ナーを吹き飛ばします。


 



コンプレッサーという機械があります。

  

外の空気を吸い込み自らのタンクに空気を

 

溜めておく機械があります。


 

コンプレッサーと言いますが

 

今回はこのキャブレターの清掃に使いますので 

 

これくらいの小さいコンプレッサーでも


十分間に合います。


 



キャブクリーナーで掃除した同じ穴に 

 

今度はエアーガンを使ってキャブクリーナーを

 

エアーで飛ばして蒸発させるということです。


 



エアーを使うと直ぐに乾きますので

 

吹き飛ばした後はパーツを並べておくと


いいでしょう。


 



ネジがどこのネジだったのか


分からなくなってしまいそうですが


ネジの太さやネジ山のピッチが


違いますので入るところにしか入りません。

 


バラバラになってしまっても


そう焦ることもありません。

 

 

同じようにバラした時と逆に

 

丁寧に組み込んでいけば完了です。

 


バラした時と一緒で真鍮のネジは締め込みの時も


慎重に行って下さい。

 

忘れてしまいそうでしたら、バラしながら順番に

 

写真に撮ったり、メモ書きしておくことを


お勧めします。

 

 

*ブレーキパーツクリーナーというものもあります。

 

エアーの代わりにこのパーツクリーナーを使って

 

掃除する方もいますが、間違いというわけでは

 

ありませんが使う用途が違います。

 

 

これを使うと油分はなくなりますが、

 

中で結露してしまい、湿気が残ります。

 

外部の清掃であれば問題ありませんが

 

キャブレター内部の部品には

 

極力使わないことをお勧めします。

 

 

 

 

フロートバルブの重要性

 

 

この黄ばんだ色をしている部分が

 

前にもお話しましたが

 

フロートと言って浮き輪のような形をしています。

 

プールなどで使う浮き輪と一緒で

 

このフロートはキャブレター内部で燃料に


浮くようになっています。


 

image

 


材質は大きく分けるとプラスチック製ですが

 

中味は空洞で 重さも軽く ガソリンには

 

溶けない 特殊な材質で出来ています。

 

 

エンジンの回転を上げたり下げたり

 

車でいえばアクセルを踏み込んだ時

 

離した時に回転が変わりますが

 

その時このフロートが内部で浮いたり沈んだり

 

して燃料を送る量を調整しています。

 

 

燃料がキャブレター内部に流れてくると

 

このフロートが燃料に浮きます。

 

このフロートとセットで一緒に同じ動きをする

 

長さが1.5センチ程の細長い小さな部品ですが

 

重要な部分です。

 


フロートバルブ といいます。





分かりやすく言うと エンジン内部へ送る

燃料の流れを調整する部分だと

考えて頂ければと思います。



オーバーフローの原因


燃料コックを開いて
 
キャブレターにガソリンが入ります。

この時点でキャブレターから漏れ出してしまう。
 

オーバーフローという言い方をしますが
 
このフロートバルブが原因で漏れてしまって

いる場合が多く 以外と気がつきにくい部分です。


小さい部品なので分かりにくいですが

このタイプは一番上にある凸の部分が

爪で押すと1.5ミリ程ですが少し下がります。

中にスプリングが入っていて離すと戻ります。


ここが固着してしまう場合があります。

動かないタイプのものもありますので

メーカーによって異なります。




もう一つは 一番下の尖がった先が劣化したり

キズが付いていたり 変形したりしている

ことがあります。


これは小さくて微妙ですので  拡大鏡などを

使わないと 判断が難しいのですが

興味がある方は 徹底してやって

頂ければと思います。




しばらく使っていない農機やオートバイなど

何度掃除しても 燃料が漏れてしまう。

最初にこの部分を疑って見たほうが

良いかと思います。


極めて重要な部分ですので 


長くなってしまいましたが


参考にして頂けたらと思います。




フロートバルブは部品で手に入りますので

何度やっても漏れてしまう場合は 

新しい部品と交換することを お勧めします。





 
 
 
 
 
 


 

 

 

 

 

 

 

 


キャブレター用のクリーナーを使う

 


このクリーナーもいろんなメーカーさんの

 

クリーナーがあります。

 

 

 

身近に手に入るもので  ホームセンターにも

 

置いてあります CRC556  などでも有名な

 

呉工業さんのキャブクリーナーを使いました。

 



 


外したはパーツに全体にかけて


穴が空いている部分に クリーナーを吹き付けます。


内部の汚れの状態にもよりますが


最低でも20〜30分は置いたのがいいでしょう。






時間が経ったら穴の開いた部分に 


クリーナーを吹き付けて詰まっていないか


確認していきます。


全て通るわけではないのですが


穴は貫通しています。


吹き付けると別な場所に必ず抜けます。





何ヶ所もありますので 全て吹き付けて

抜けるのを確認して下さい。






真鍮のネジには たくさんの穴が空いています。


この部分にも 先を指で押さえつけクリーナーを


吹くと 小さい穴からも吹き出して来ます。





吹き出してこないのは 詰まっている


可能性があります。



こういった細い針金状の掃除するものも


ありますが 通らなかった場合のみご使用下さい。






この場合 穴より大きいサイズは入れないで下さい。


無理にこじったりすると、不具合が生じます。



2度、3度繰り返しクリーナーが通るのを


確認出来れば 次の作業になります。




*穴が貫通していない部分は1、2ヶ所あります。


メーカーさんにより 少々違いがありますので


クリーナーを軽く吹き付けて下さい。


あまり強く吹き付けると 顔や目に入ってしまうと


かなりシミますので クリーナー本体の説明書き


を必ずよく読んでから作業して下さい。



また キャブクリーナーはどのメーカーさんのも

 

手が荒れますので 肌の敏感な方は出来れば

 

薄い使い捨ての手袋をご使用下さい。

 

 

只、外す部品が小さいため 素手でやらないと

 

出来ない部分も出てきますので

 

作業が終わったら 必ず手をよく洗いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

丁寧にゆっくり外す 
 

特に外す順番はありませんが
 
燃料や空気が通る穴が たくさん空いています。

 

この金色のネジ 真鍮(しんちゅう)という

 

材質を使ったネジが使われています。


 



真鍮は鉄などの材質よりも軟らかいため

 

ドライバーをしっかり押さえつけながら

 

回さないとネジを痛めて(ナメて)しまいますので

 

後で外せなくなってしまったり 締め付け出来なく

 

なってしまう原因になってしまいます。

 

 

大事な部分ですので ゆっくり丁寧に

 

確実にバラして下さい。

 

 

片方の手で本体をしっかり押さえつけ 

 

もう片方のドライバーを持った手はネジと

 

真っすぐな状態で 押しつけるように

 

回し緩めていきます。

 

 

内外部にある外せる真鍮のネジは

 

全部外してみましょう。

 

 


真鍮のネジは ほとんどがマイナスネジです。

 


外すして行くとドライバーが途中から


入らなくなってしまう部分も出てきます。


この部分です。





この奥にもネジがあります。

途中まで入っても奥まで入らない 

届かない などといった場合は

別なドライバーを使って下さい。


ドライバーにもサイズがあります。

通常 1〜3番というサイズを使っています。


それ以外の小さいサイズもありますが

みなさんが普段使っているのは

2番というサイズのドライバーです。


 
ドライバーの形状


同じサイズでも

このように形状に違いがあるものもあります。




先程の穴にはこの左側の形状の


ドライバーを使って下さい。



処分してもいいものが余分にあれば


サンダーやグラインダーなどで削って


使うことも出来ます。











本体をバラす

 

 

外部の清掃が終わりましたら

 

バラしてみましょう。

 

キャブレター本体の下のネジを外して

 

バラしていきます。

 

 

 

真ん中の黄ばんで見える部分がフロートと言います。
 
その室内をフロート室という言い方をします。
 
 
この部分を外す時 注意して頂きたいのは
 
メーカーにより異なりますが
 
ピンが両方向 抜けるタイプの物と
 
片方だけしか抜けないものもあります。
 
 
片方しか抜けないピン
 
片方しか抜けないピンは よく見るとピンの先が
 
広がっていたり つぶれていたりしています。

 


小さくて分かりにくい部分ですが 
 
無理に外そうとすると他の部分を 壊して
 
しまいますので 外す前によく確認して下さい。
 
 
中には爪の先で引っ張っても抜けるものも

ありますが  しばらく動いていなかったものは 
 
外すのに苦労しますので プライヤーなどを

使ってみるといいかと思います。
 
 
 

少し出したら プライヤーを掛けなおして

左右に少し回すようにして

真っすぐ引っ張ればスムーズに抜くことができます。
 

力を入れる方向が斜めになっていたりすると
 
抜きずらいことがあるので ゆっくり真っすぐに
 
ということを 覚えて頂ければと思います。 
 
 
 
 
私も何度か失敗して 壊してしまったことが

ありますので  これを外す時

特にしばらく使ってなかったものは 要注意です。


プライヤーも自分で使いやすい物を選んで

頂ければと思います。




 
 
 
*どんなものでもそうですがピッタリ入って

いるものは  真っすぐに力を入れないと

スムーズに取り付けたり外したり出来ません。

 
慣れてくれば分かるようになってきますので
 
何度も練習して数をこなすことが 
 
覚えることの近道になります。