仕事仲間にあたる女性は可愛い

 仕事仲間にあたる女性は可愛い

仕事を一生懸命やっているふうな人が

仕事仲間にやけにあたっている人がいる

まるで仕事を利用して

自分の存在を誇示しようとしているかのように

他の人の考えなんて興味がない

私が1番正しいと思っているような態度

そういう女性がいたら、

その人は自分が可哀想なだけ

どこかで世の不幸を一身に抱えこんでいる

そんな女性に出逢ったら

周りは皆しんどくなる

そんなことに巻き込まれたら大災難

そんな時は上司に任せておきなさい

あなたが相手できる女性ではない

巻き込まれないように

巻き込まれないように

その呪文を唱えておくこと

でも実はその女性は一途な人かもしれない

ある時、私の部署にしっかりものの女性が移動してきた

これから私の部下となるのだが

前部署の上司が手こずったそうな

上司に噛みつき、上司の言っていることに反抗し

ありとあらゆる手段で、仕事を阻止していた

そんな人なら早いとこ離れ屋敷にでも入れておけばよかろうに

そう思って眺めていたが

私のところに当て込まれた

これが男であったなら

そんな仕事の仕方する奴は、壮絶な運命を辿るだろうに

女性になると組織はどう扱って良いかわからなくなるらしい

はい、そこで私に割り当てて

これで全てを帳消しにしようという魂胆は丸見え

でも会社としても、そういう女性の扱いは困っている

これが現実

女性だからと言って

甘やかすなって言いたいけれど

セクハラパワハラ、クーポンのようになんでも使いまくる

それで、有能な男性社員が死んでしまったら

会社の損失甚だしい

これも現実

実は女性の取り扱い方法はまだまだで
近代あたりにようやく到達できたぐらい

世の中、もう女性だけでなく

「多様化」と言葉が流れているけれど

働く組織の男性は、その多様化もわかっていない

加害者にならないようにかなり慎重な行動を通し

取り扱い注意の札をかける女性を見極めている

さてさて、そんなでは

その女性も２度と浮かばれぬ

これがいつかお局と呼ばれる階層に着座するか

或いはルチーンワークが忙しい部署に回されて

周りのスタッフに火を噴くゴジラーになって

逃げ遅れた人々は、そのゴジラーが踏みつけている

これが行き着く先

さてさて、ここでその女性に関心を持ってみると

すごいことが見えてきた。

実は仕事の事ではなく

私生活が不幸を寄せ付けている

何故なら自分しか見えていない

結局仕事に私生活をぶつけているだけ

そんなことも見えてきた

この人本当は、どうやって仕事すれば良いかわかっておらず

それを周りのせいにしていた

あれれ、予想以下の実力

頭悪いわけではない

能力が低いわけでもない

でも、仕事の進め方がわかっていない？？？

さてさて、これはどういうことだったのか
誰も彼女に仕事を教えてあげていないということ！？

つまり彼女がそれを選んでしまった

そうなんです

彼女が選んだのは不幸だったんです

それが火をふく怪獣の正体

さてさて生身の彼女が見えた

その女性が私の部署に現れた

それならば、もう一度彼女を生き返らせてみたい

私の好奇心は胸躍り

どこから手をつけるかワクワクしてくる

どうしてって？

この人の問題は、この人の中にある

怒りを使ってこの女性が隠れ蓑に使っていただけ

これをゆっくりと剥がしてみると

そこには可愛い素直な女性が見えてくる

そうなんですよ

余程の人でない限り、怒りは自分の内在された表現

怒りの元になるのは

誰も彼女をわかってあげようとしないから

それを必死に叫んでいる

でもね、いつまでも人に甘えてはいけない

人様に頼っていても、あなたのことを見てくれていない

だって、皆自分で精一杯なんだから

だったら、自分で自分を大事にしよう

その訓練をしていくのが

しばらくの仕事

その間は、あなたと共に歩んでいこう

それが私のところに来てくれた理由

あなたが、本当にあなたの魂を信じることができるまで

私はあなたと一緒にいる

でも、それはあなたが心底、自立したい気持ちがあることが条件

それだけを自分の心にしっかりと問いてみて

そうすれば私はあなたと一緒にしばらく歩んでいこう

それが私の魔女の仕事

あなたもいつか魔女になれる

魔女になれば

あなたの可愛さで皆に愛される