ニコラス・ケイジ(本名ニコラス・コッポラ)
1964年1月7日生まれの62歳
かの巨匠フランシス・コッポラ監督の甥というのは有名な話だ。
1995年『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞・ゴールデン・グローブ賞・その他で、主演男優賞を獲得した。
という実力派俳優だが、とにかくニコラスは出演作が多すぎて全てを観るのは不可能に近い。
思い出せる限りで、これまで観てきたニコラス作品をリストアップしていく。(例によって整理整頓できないから年代などはバラバラだ)
ザ・ロック
フェイス/オフ
コン・エアー
ドライブ・アングリー
ゴーストライダー
レフト・ビハインド
ウィッカーマン
ネクスト
ウィンドトーカーズ
ノウイング
ハングリー・ラビット
8mm
トカレフ
ラスト・パニッシャー
デビルクエスト
パシフィック・ウォー
ロード・オブ・ウォー
ワールド・トレード・センター
バンコック・デンジャラス
60セカンズ
バッド・ルーテナント
ザ・ビースト
マッド・ダディ
PIG/ピッグ
ドリーム・シナリオ
こうして書き出してみると、ファンとか言ってる割にはちょっと寂しいラインナップだ。観たことを忘れてる作品も結構あるんだろうけど。
オマケ
ゴッドファーザーPARTIII
⬆️
これに関しては「え?どこにニコラスが出てたっけ??」と思ったが、見つけられなかった人は他にも多数いらっしゃるようだ。
なんでもニコラスが、叔父さんのコッポラ監督に頼んで特別に出演させてもらったのだとか。
ニコラス作品はどれもオススメだが、
中でもお気に入りのものをいくつかご紹介したい。
ノウイング
⚠️軽くネタバレ
ニコラス扮する宇宙物理学者が、人類滅亡を回避しようと東奔西走する。
ラスト、巨大な太陽フレアが迫りくる中、最期の瞬間まで家族と固く抱き合うニコラスの姿に胸がじ〜んと熱くなる。
(ニコラスの一人息子は親切な宇宙人に助けられ、別の星へ避難できた)
この映画のよい点は、中途半端に地球が救われるとかじゃなく、完全に丸焼きにされてしまうところだ。どうせやるなら、このくらい徹底的にやって欲しい。
これはニコラスファンじゃなくても、普通にパニック映画として面白いのでオススメだ。
ロード・オブ・ウォー
武器商人の実態を、実話に基づきリアルに描いたクライムサスペンス。
ニューヨークで小さなレストランを営んでいた移民のニコラスだが、あるきっかけで武器の密売に手を染めることになった。
このビジネスで天賦の才能を発揮したニコラスは、弟と組んで荒稼ぎを始める。
大金を手にしたニコラスは美人の奥さんと可愛い子供にも恵まれ、順風満帆な日々を送るが、死の商人である彼にそんな幸せが長く続くはずもなかった。
紛争地域の悪党どもに武器を売りさばき、その武器で罪の無い人びとが殺されることに耐えきれなくなったニコラスの弟は、取り引き相手の妨害をして射殺されてしまう。
ニコラスを執拗に追っていたFBI捜査官のイーサン・ホークは、弟の遺体と共に帰国したニコラスを逮捕。
「やっと捕まえたったぜッ!!」
とウキウキしながらニコラスを取り調べるイーサン・ホークに、上層部からまさかの「待った」がかかる。
納得いかないイーサン・ホークだったが、上からの命令で死の商人・ニコラスを無罪放免しなきゃならなくなった。
というのもニコラスはただ汚い仕事を請け負っているだけの中間業者にすぎず、真の武器商人はアメリカ政府だったという笑えないオチ。
法的な罪には問われないニコラスだったが、弟を失い妻子には逃げられ両親にも縁を切られ、と全てを失ってしまう。
抜け殻となった彼は、これからも政府の手先となってせっせと武器を売り歩くのだろう。
ニコラスの虚無感あふれる表情が切なかった。
マッド・ダディ
タイトルまんま「狂ったパパ」をニコラスが怪演した問題作。
なんでか知らんが突然発狂した親たちが、各所で我が子を殺し始める。
狙うは我が子のみ。
よその子どもには目もくれず、我が子に向かって突進していくキチ親たち。
ニコラスと奥さんもやっぱりおかしくなってしまい、娘と息子を殺そうと躍起になる。
いち早く危険を察知した子供たちは地下室へ避難するが、ママは優しく我が子に呼びかける。
ママ「弟と一緒に出てきてちょうだい」(もちろん殺したいから)
娘「イヤよ。ママたちが出ていって」
ニコラス「ママがドアを開けろと言ってるだろう!!」と激昂。
「くそガキども!さっさとドアを開けやがれ!!」
素直に出てこようとしない子供たちに苛立ちを抑えきれなくなったニコラスは、駄々っ子のようにその場で泣き崩れるのだった。
メソメソ泣いてるばかりのニコラスを尻目に、奥さんは万能ノコギリでドアを破壊しようとする。
一生懸命な奥さんの姿に勇気をもらったニコラスも、ついに「やってやるぜ!」と立ち上がった。
完全に狂ったパパとママは、子供たちが立てこもる地下室へガスを送り込むという荒技に出る。
我が子が苦しみもがく様を想像し、微笑み見つめ合う二人。
だが、子供たちも負けてはいない。
ガスの充満した状態を逆手に取り、ドアの下にワナをしかける。
そんなこととはつゆ知らず、ようやくドアを破ることに成功したパパとママは嬉々として扉を開けた。
その瞬間、娘が仕込んだマッチの束が擦れ、ガスに引火。炎に吹き飛ばされるパパとママ。
執念で起き上がったママは、肉叩きを手に娘を追い回す。(ニコラスは気絶してる)
娘のボーイフレンドが助けに入り、二人してママを封じ込めようとするが、ママは脳のリミッターが焼き切れているのか物凄い馬鹿力で二人に襲いかかる。
万能ノコギリを構えるパパと、肉叩きを握るママに追い詰められた子供たちは絶体絶命。
そこへ現れた意外な助っ人、それはニコラスの両親だった。
息子のニコラスを殺すため、遠路はるばる訪ねて来たらしい。(どうやら、もともとこの日に来る予定だった様子)
今度は自分がパパとママから殺されそうになり、焦るニコラス。
ニコラス「クソ!父さん、俺を刺したな!」
ニコラス父「騒ぐな。手元が狂っただけだ」
「おじいちゃん、パパを傷付けないで!」
すんでのところでニコラス父を制止したのは幼い息子だった。
健気に助けてくれた息子にまたもや襲いかかるニコラスと、そのニコラスを殺そうと後に続くニコラス父。
車庫のトランザムに逃げ込んだ息子は間一髪のところでおじいちゃんに助けられる。(助けたというか、ニコラス父はニコラスを殺したいだけ)
そして娘もママに追い詰められたところをおばあちゃんに助けられた。
(助けたというか、ニコラス母はニコラス嫁とケンカして肉叩きで殴られたので仕返ししただけ)
父親から逃れようとトランザムを急発進させたニコラスは、奥さんと揉み合っていた母親を跳ね飛ばしてしまい、車の屋根にしがみついていた父親も弾き落とされて死亡する。
邪魔者が居なくなったことでママは再び娘ににじり寄るが、そこへまた娘のボーイフレンド(肉叩きにやられて階段から落ちたのに生きていた)が現れママをフライパンでぶん殴った。
朝になり、意識を取り戻したニコラスと奥さんは子供たちから縛り上げられていた。
二人は「ほどいてくれ」と懇願するが、子供たちはこれを却下。信用できるわけがない。
すると二人は野獣のような唸り声を発しながら激しく暴れ出す。
幼い息子は涙ながらに「パパ大好き」「ママも大好き」と伝えた。
本当はパパもママも子供たちを心から愛しているのだ。だが……。
「でも、パパたちは、時々どうしようもなく……」
セリフはここで終わる。
どうしようもなく、何なのかは永遠に分からない……。
ドリーム・シナリオ
⚠️けっこうネタバレ
これぞ、ニコラスにしか演じられないであろう怪作。
ある時から、いきなり不特定多数の人々の夢に現れ始めたニコラス。
最初の頃はただジッと立ってるだけだったニコラスだが、次第に夢の中の人々に悪さを働くようになっていく。
ニコラスは人気者から一転、夢でひどい目に遭わされた人々の怨嗟の的になってしまう。
そのせいで大学教授の職を追われ、家庭にも社会にも居場所がなくなるニコラス。
追い詰められたニコラスは謝罪動画をアップするが、それが奥さんの反感を買い、とうとう家を追い出されるハメに。
行く先々で塩対応をうけるニコラスだったが、ある時から突然彼は人々の夢から姿を消した。
世間を騒がせたこの謎の現象にインスパイアされ、開発されたのが『ノリオ』という、人々の夢を自在に操ることが出来る画期的なデバイスだった。
『ノリオ』を使えば、ニコラスのように誰かの夢の中へ入り込み宣伝を流したりメッセージを伝えたりと、潜在意識に直接働きかけられるわけだ。
その後ニコラスはと言えば、悪夢のあとでもフランスでは人気らしく、そこで本を出版したりと細々と活動していた。
結局家族とは別居になってしまうが、ニコラスは『ノリオ』を使って奥さんの夢に入り込むことに成功する。
そうして奥さんの夢の中で、夫婦水入らずの幸せなひと時を過ごすのだった。
とにかくニコラスがひたすら可哀そうで、どこか笑えるけど悲しい映画だ。
PIG/ピッグ
「俺のブタを返せ」
ネタバレなし
手塩にかけて育てたトリュフ豚を奪われたニコラスの執念の追跡を描いた、あまりも直球すぎるタイトルの作品だ。(原題も、まんま「PIG」)
なんだブタか、とかバカにしてはいけない。
ニコラスにとっては苦楽を共にしてきた家族同然の大切なブタだ。
そしてニコラスの生活を支えてくれるスーパー・トリュフ豚なのだ。
ニコラスはブタ誘拐の黒幕を探すべく、捨てたはずの過去を辿る旅へ出る。
これはタイトル詐欺の良作。
ブタを取り戻すためにニコラスが無双するとかいう単純なリベンジものでは無い。
タイトルに騙されて軽い気持ちで観ると、良い意味で期待を裏切られる心温まるヒューマンドラマだ。
ニコラスってやっぱり演技派なんだなぁ、と再認識させられた一本。
ニコラスご本人も「これが(今まで出演した映画の中で)一番気に入っている」と語ったらしい。
ぜひ皆さんにも観ていただきたい。
この後、視聴予定のニコラス作品
マッシブ・タレント
主人公ニコラス役をニコラス自身が演じるアクション・コメディ。
あなたの知らない卑語の歴史
日常シーンでよく使われる放送禁止用語を、ニコラスが楽しく解説するバラエティー?番組。
ファック・シット・ビッチ・ディック・プッシー・ダムの全6エピソードだ。
ウィリーズ・ワンダーランド
ニコラスが掃除をしながら殺人動物ロボットと闘ったりするホラー?らしいのだが……。
第二弾もお楽しみに!






