ひたすらかわいそうな綾野剛 


でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男


真顔あらすじ真顔

2003年 小学校教師・薮下誠一は生徒の母親から息子への体罰で告訴される。
その過激な内容を嗅ぎ付けた週刊誌記者は、世間を騒がす実名報道に踏み切った。

⚠️ネタバレ


観ようか観るまいか迷いつつ、ネトフリのマイリストに眠ったままになっていた本作をついに鑑賞した。

冤罪もの、「超」がつくほど苦手なんだよね。

しかもコレ、実話だし、地元で起きた事件だし、当時のことも覚えてるし……。


この映画、どんなホラーよりもホラーだった。
コレを2時間耐え抜くのは拷問に等しかった。

もともと分割視聴派なのだが、コレはかなり細かく区切って観た(笑)
そうしないと、とてもじゃないが身がもたない。

綾野剛が可哀そうなのはもちろんなんだけど、柴咲コウがものすごく怖いガーン

能面みたいに貼り付けた無表情で、あること無いこと(無いこと無いこと)因縁をつけては、綾野剛をこれでもかと追い詰める。


この手のモンスターに一度ロックオンされたら、もはや逃げようがない。

正論とか常識とか一切通用しない相手だからね。

で、綾野剛演じる小学校教師・薮下誠一は、運悪くこのタイプのキチママ・氷室律子(柴咲コウ)と出会ってしまった。

きっかけは律子の息子・拓翔の家庭訪問だった。

律子の主張はこうだ。
律子の祖父がアメリカ人だと知った薮下が「拓翔は純粋な日本人とは違いアメリカ人の血が混じってるから血が穢れている」と、かなりあからさまな人種差別発言をしたという。

だが薮下は「アメリカ人の親戚がいるから、拓翔君は目鼻立ちがハッキリしてるんですね」とお世辞的なことを言ったに過ぎない。

しかし学校側は薮下の言い分には一切耳を貸さず、更に薮下が拓翔に体罰を加えたと断じる。

体罰の主な内訳は以下の通り。

ドクロピノキオ→鼻を強くつまんで引っ張る(鼻血吹くまで)

ドクロミッキーマウス→両耳を引っ張って宙に浮かす。(耳ちぎれるだろ)

ドクロアンパンマン→両頬をグリグリ

薮下先生→??????


身に覚え無さすぎて、もうアタマ真っ白だ。

確かにクラスメイトを殴る拓翔を止めに入った時、殴られる側の痛みを分からせようと手の甲で軽く頬をはたいたことはあるが、そんなおぞましい体罰なんかやるワケがない。

上記のピノキオ・ミッキーマウス・アンパンマン等の凄惨な体罰は、律子が自分で考案したんだろうが、やはり彼女が常人ではないことがよく分かる。(ネーミングセンスもヤバすぎる)

校長と教頭から寄ってたかって詰め寄られた薮下はつい「体罰をした」と認めてしまった。

それで事態が収束すればと思ったが、相手はキング・オブ・キチモンペの律子だ。

今度は夫婦そろって学校へ乗り込んでくる。なんでも拓翔が飛び降り自殺を図ろうとしたというのだ。

「オマエなんか生きてる価値無いから死に方を教えてやる」と、薮下が拓翔に自殺を強要したんだとか。

校長も教頭も、ここでも薮下をかばおうとはしない。教員を守るのもオマエらの仕事じゃないのか?

だが、自分たちの保身しか頭に無いこのゴミめらは、薮下をモンペの生け贄に差し出したのだ。

もう、ここらへんで5分とか10分置きに一時停止ボタンを押していた。

一呼吸おいてから、勇気を振り絞って再生を押す。

早く、早く律子がコテンパンにやられる姿が見たい。それだけを心の支えに、薮下先生と一緒に苦痛に耐えていた。


結局、薮下はやってもいないことを「やりました」と謝罪してしまう。
(謝っちゃダメ!とは思うけど、あの場の圧には勝てないよなぁ)

こうして関係各位に対してコメツキバッタのように頭を下げて回るハメになった薮下だったが、状況は悪くなるばかり。

とうとうマスコミにも嗅ぎ付けられ、「殺人教師」として世間に晒し上げられてしまう。

調子に乗った氷室夫妻は薮下と市を相手取り、厚かましくも5800万円の慰謝料を請求する民事訴訟を起こした。

いや、ソレ薮下先生がアンタらに請求したい慰謝料だと思いますけど?

訴えられたからには薮下も弁護士を付ける必要があるが、「殺人教師」の悪名を持つ男の依頼を受けてくれる弁護士などそうそう見つかるものではない。

途方に暮れる薮下だったが、ふらりと訪れた法律無料相談会の会場で運命の出会いをする。
湯上谷(小林薫)という弁護士が薮下の弁護を快く引き受けてくれたのだ。

湯上谷弁護士は週刊誌に書かれた記事を胡散臭く感じでおり、盲目的に世論に流されることはしない、客観的な視点をお持ちの立派な先生なのだ。

一方、マジキチママ律子は550人から成る大弁護団を引き連れ、裁判に臨む。(550人も弁護士が必要か?)

もちろん湯上谷弁護士も負けてはいないが、証人捜しは薮下の仕事だ。
薮下と湯上谷、二人三脚でモンスター律子に闘いを挑まなければならない。

しかし、証人捜しは難航を極めた。
薮下の悪評がこうも広まってしまったのでは無理もない。
それでも薮下は奥さんと二人、懸命に電話をかけ続けた。

奥さんと息子がどこまでも薮下の味方なのが唯一の救いだ。それは薮下が日頃からいい夫、いい父親であった何よりの証拠だろう。

保護者説明会の時、一人だけ律子に異を唱えていた純也(薮下が拓翔に体罰を行ったとされる現場を目撃しており、律子の主張を覆すことが出来る重要な証人だ)という児童の母親に証言を頼むが断られてしまった。

しかし、この母親が口をつぐむのには理由があった。
説明会のあと、彼女の自宅前に律子が突然現れたのだ。別に何かをされたというわけではない。

だが、無表情・無言で立っている律子の姿だけで、彼女の本能が「コイツ、関わったらヤバいヤツ」と警鐘を打ち鳴らしたのだ。


再び開かれた裁判では拓翔のPTSDが争点となったが、拓翔を診察した精神科医がこれまたテキトーな輩で、拓翔本人からの聴取ではなくキチ母律子の証言のみで診断を下している。

だがその場には別の精神科医も同席しており、彼女は上司であるヤブのやり方に納得がいかない。

拓翔は最重度のPTSDだと言うが、入院先のベッドで飛んだり跳ねたり、看護師に暴言を吐いたり、とまあ元気いっぱいなわけだ。

PTSDが聞いて呆れる状態である。


この良心的な精神科医のおかげで、拓翔の検査結果を手に入れることが出来た。それによれば拓翔は重度どころか、PTSDでも何でもない。もう健康そのもの、むしろ絶好調だ。
この事実は今後の裁判の強みになる。

完全に図に乗っている狂犬律子は拓翔にPTSD発作の演技をさせて「怯える息子を優しくなだめるママ」という猿芝居動画を恥ずかし気もなく法廷で流し、人々の同情を集めた。オエッオエー


見ているこっちが恥ずかしさでいたたまれなくなり、また一時停止ボタン。

しかし、ようやるわ、律子。清々しいほどのキチっぷりに、もはや畏れ入るしかない。

拓翔を道具のように利用する律子に、薮下は激しく憤る。

「アンタ、子供にこんなことさせて、何がしたいんだ!」

薮下に糾弾されても律子は何食わぬ顔で証言を続けた。

「拓翔は何度も嘔吐を繰り返し、私は吐瀉物まみれになった拓翔の体を洗ってあげました」オエッオエーオエー


胸くそ過ぎてこっちが吐瀉物まみれになりそうな嘘っぱちなんだけど、法廷の人たちはみーんな自称被害者・律子の味方。
薮下の言葉なんか誰も気にも留めない。

薮下は頼みの綱である純也の家へ行き、インターホンに向かって叫んだ。

「純也君のお母さん、お願いです、お願いです!」

何としてでも証言してもらわなければ、薮下も薮下の家族もお終いなのだ。もう、なりふり構ってなどいられない。

そんな薮下の前に、最悪のタイミングで鳴海(亀梨和也)が現れた。
薮下を実名報道した週刊誌の記者だ。

「証言の強要ですかぁ〜?」
鳴海は薮下を執拗に挑発してきた。

「氷室さんは心の底から救いを求めていた。この問題はうやむやにしてはいけないと思った」オェッオエーオエーオエー


正義の味方を自認する鳴海は、律子の話をただ鵜呑みにし、裏も取っていない。その時点てジャーナリスト失格だろう。

これには大人しい薮下もさすがに反論する。

「彼女たちの言葉がウソだとは一度も疑わなかったんですか!?」
「いいえ。現に大勢の人々が彼女たちを支持している」

鳴海は平然と言ってのけた。どうやら彼の''正義"は多数決で決まるらしい。

「じゃあ、私の声はどうやったら届くんですか!」
耐えきれなくなった薮下は、とうとう鳴海の胸ぐらにつかみかかった。

「薮下先生、落ち着いて下さい。暴力はよくない」
鳴海はニヤニヤしながら隠し持っていたボイスレコーダーを見せ付ける。

「いいコメント、いただきました」

キィ〜ッ!憎たらしい〜!また一時停止ボタン。(もう何度目やん)


どしゃ降りの中、道に倒れて泣き叫ぶ薮下を背に鳴海は去って行った。
ベタな演出だが、薮下の絶望を描くには「どしゃ降りの雨」しか無いだろう。

インターホン越しに薮下と鳴海のやり取りの一部始終を聞いていた純也の母親は、なんとも複雑な表情を浮かべていた。

「最低の悪手です」

薮下の行動が悪意ある記事にすり替えられ、週刊誌に載ってしまう。湯上谷弁護士は渋い顔だ。
これ以上薮下のイメージが悪くなれば、今後の裁判にも響く恐れがあるのだ。

湯上谷にも見放されたと感じた薮下は半ば自暴自棄になる。

そこへ一本の電話がかかってきた。
驚いたことに、それは純也の母親からだった。

なんでも彼女の知人が偶然にも律子の同級生だったらしく、彼女は匿名を絶対の条件に、ある告発をする。

それは律子の立場を根底から揺るがしかねないほどの破壊力を持つ内容だった。
ゆえに超危険人物・律子に情報の出どころを知られたら身の破滅だ。彼女も命がけなのだ。

これを受け、湯上谷弁護士は律子の戸籍謄本を証拠として法廷に提出する。
それにより驚愕の事実が明らかとなった。

なんと律子はコテコテの日本人。アメリカ人の血なんか一滴も入っていなかった!!


小中高と日本の学校に通い、海外へ行った記録すら無いのだ。

「どうして祖父がアメリカ人だと仰ったのですか?」
「そんなことは言っていません」
「あなたは薮下氏に、通訳や翻訳の仕事をしているという話をしましたよね」
「していません」

痛いところを突かれまくっているにも関わらず、あくまでしらを切り通す律子。
彼女にとってウソを吐くということは、呼吸をすることと何ら変わらないのだ。

焦った原告代理人(北村一輝)は異議を申し立てるが、もちろん却下される。
薮下が人種差別発言をしたとされる、根幹に関わる質問だからだ。

「アメリカに住んでいたという話はされましたか」
「していません」

律子は焦点の合わない目で、遠い昔の自分を思い出していた。

毒親育ちの律子は放置子だった。

「お腹すいた……」

小学生の律子に、民生委員のおばさんが優しく声をかけてくる。

「お母さんは?」
「たぶん、今日は帰ってこない……」

この同情を誘うような演出、やめてほしいのね。悲惨な幼少期を過ごしたからって、律子のやってる事が正当化されるワケじゃないのに「律子、ちょっとかわいそう」とか思わされるのがすごくイヤだ。


中学時代の律子は、英語に堪能なクラスメイトを羨望と嫉妬の入り混じった眼差しで見つめる。

この時の強烈なコンプレックスが、いつしか律子を嘘でしか自分を飾ることの出来ない、承認欲求モンスターに変えてしまったのだろうか。

「あなたが通っていたのは、どこの何という学校ですか」

「アメリカです」←律子、大雑把過ぎるやろ。


「アメリカのなんという学校ですか」
湯上谷弁護士は追求の手を緩めない。

「マサチューセッツ州のボストンです」
「ボストンのなんという学校ですか」
「答えたくありません」

ウソで塗り固められた律子のメッキが音を立てて剥がれ落ちていく。
律子からウソを取ったら何も残らないのだ。

そもそも律子が訴えている内容そのものが口からでまかせなので、何一つとして物的な証拠も無い。

拓翔が体罰を受けたのなら病院の診断書でも取っておくのが普通だが、それも無い。

PTSDについても入院日数とされているほとんどの期間を外泊しているという有様だ。

叩けばホコリがバンバン出てくるウソの塊・律子は、これらの事実を突きつけられても眉ひとつ動かさない。

「ウソを吐く必要のない事柄で真実を語っていないのだから、体罰、PTSDについてもその信用性を疑わざるを得ません」
湯上谷弁護士は冷徹に締めくくった。

しかし往生際の悪い原告代理人は、この裁判の争点は体罰に関してであり、薮下自身が一度それを認めていることを指摘してきた。

うーん、これはマズイ。

学校も教育委員会も薮下が体罰を行なったと認定したことから、停職6ヶ月の処分を下している。
悔しいが、それは紛れもない事実だ。

「私からもよろしいでしょうか」

ここで根っからのペテン師・律子が手を挙げた。また嘘八百を並べ立てる気満々だ。

以下全文

「拓翔が自らの命を絶とうとしたあの日、私が拓翔の手をつかんでいなければ、あの赤みがかった髪を撫でることも、少ししっかりしてきたあの肩を抱きしめることも出来なかったかもしれません。自分の命よりも大切な拓翔の命を奪おうとした薮下先生を、私は絶対に許すことが出来ません」オエッオエーオエーオエーオエーオエー


あらかじめ用意してきた台本みたいに芝居がかった演説だ。
あれだけ自分がウソまみれの人間だって暴露された後で、どの口がこんな白々しいことをほざくんだか。

実際の律子はこうだ!

「また忘れてきたの?ここに書いといたでしょ」

拓翔の手には"えんぴつ・けしごむ"と、マジックで書いてあった。

「ママの子なのになんで?ねえ、ママの子なのにどうして?なんで忘れてきたの?」怖っ


厳しく問い詰められた拓翔はすっかり萎縮してしまい、苦し紛れのウソを吐く。

「薮下先生に捨てられた……」


それを聞いた瞬間、律子の闘犬魂に火がついた。

律子は「家庭訪問のお知らせ」のプリントをギラついた目で見つめる。

この時点で、薮下に逃げ場は無かったのだ……。

最後の口頭弁論で、意見陳述の場を与えられた薮下は証言台の前で静かに口を開いた。

「私は原告らの理不尽な言いがかりにより、マスコミとその報道を真に受けた世間の人々から殺人教師として社会的抹殺とも言える扱いを受けました。
学校・教育委員会も私を守ってはくれませんでした。
本件は明らかに冤罪です。原告律子氏は真実でないものを真実であるかのごとく決めつけ、脚色し、私を悪者に仕立てています。その場をやり過ごすために、無抵抗に謝罪したことが悔やまれてなりません」

いよいよ判決の時がきた。主文の前に裁判長が判決理由を述べた。

「体罰については相当軽微であり、被告の人種差別発言や自殺の強要、拓翔のPTSDに関しても、矛盾の多い原告らの主張を前提としており、信用できない」

裁判長、グッジョブ!

「よって、主文 1 原告らの、被告・薮下誠一に対する請求をいずれも棄却する。2 被告・向井市(ホントは福岡市)は原告・拓翔に対し220万円を支払え」

はい???

いや、原告の言うことは信用できないって、さっき言ったよね?

なのに、何で市が律子に賠償金を払わなきゃならんの?

福岡市民の血税をこんなキチにくれてやれってか?ムカつくわ〜!(いち福岡市民の声)


これでも一応、薮下にとっては勝訴と言える。だが体罰はあったことになってるので、どうにもモヤモヤは残る判決だ。

律子夫妻は薮下への控訴を取り下げ、この先は体罰の一部を認めている市を相手に性懲りもなく裁判を続けていくようだ。

湯上谷弁護士は薮下の体罰について、今後も市に対し不服申し立てをしていくつもりだという。

冤罪の晴れた薮下は教職に復帰することが出来た。

その後の控訴審で、市は律子たちに330万円の支払いを命じられた。

前よりも大幅に増えてるし!

律子のヤツ!!


それから10年の月日が流れた。薮下の息子・勇気は父親と同じ教師の道に進んでいた。

すっかり老け込んだ薮下は、ひとり朝食をとっていた。
なにやら男所帯のように部屋が荒れており、奥さんの姿が見当たらない。

ん?さっき奥さんの声がキッチンの方から聞こえたんだけど?

だが薮下が皿を下げにキッチンへ行くと、そこには誰もいない。

なんだかイヤな予感が加速する。
夫婦は離婚したのか、それとも……。

薮下は部屋の隅まで移動すると(死角になっていて見えないが)仏壇のおりんをチーンと鳴らした。


ああ、やっぱりそういうことだったのね。あの時の心労が祟ったんだろうか。奥さん、かわいそうに……。

「行ってきまーす」薮下は荷物を持って部屋を出た。
「いってらっしゃーい」と送り出してくれる奥さんはもう居ない。

この悲しみは誰のせいだ?

律子のヤツ!


そんな薮下のもとへ、恩人の湯上谷弁護士が訪ねて来た。

市の人事委員会で薮下の停職処分が取り消されたのだと言う。体罰など存在しなかった、と。

10年目にしてようやく真実が認められたのだ。

「私の中では、もう過去の事だと思うようにして生きてきたんです。でも、こんなにも……嬉しいものなんですね……!」


感極まった薮下は、涙で言葉を詰まらせた。
長い長い、気が遠くなるほどの長い闘いだった。
天国の奥さんもきっと喜んでくれているに違いない。

律子は地獄行き確定だけどな!


薮下は今も小学校の先生を続けており、新しいクラスの担任になった。

薮下が、もう二度と律子のようなガチキチモンペに出会わないことを祈るばかりだ。

仕事を終えた帰り道、薮下は恐ろしいモノを目にして凍りついた。

青いドレスの律子と、その後ろを歩く拓翔。薮下にとっては何よりもホラーな光景だ。


二人の姿は建物の陰に消えた。
薮下の傷付いた心が見せた幻だったのだ。

「あの家族は、その後どうなったのか分からない」

どこかで野垂れ死んでますように。


律子があまりにも強烈すぎたため、薮下先生が教師になろうと決意した感動のエピソードとか、奥さんや息子との絆とか、薮下先生の苦悩とか色々書くべきことがあったのに、律子に全神経を持って行かれてしまい、律子主役の記事になってしまった……。

他にも天誅を下すべき連中はたくさんいるのに、ソイツらにはなんのお咎めも無いのがやり切れない。

正義とはいったい何ぞや。声のデカいキチが勝つのか?数の暴力に呑み込まれた人はどうやって身を守ればいいんだ?

本作は理不尽に踏みにじられる者の恐怖を描いた最恐ホラー映画だと思う。

皆さんも明日は我が身と思って気をつけよう!


スターオマケスター




本作とは全く関係ない「VS狂犬」というホラー映画を何故か思い出してしまった。
事故で四肢が動かなくなった少女と、狂犬病にかかった介助犬の死闘を描いた作品だ。

少女→薮下先生

狂犬→律子


どちらも「孤立無援で狂犬に襲われる」という構図がよく似てると思った。(違う?😅)

言うなれば「VS狂犬」はフィジカルな闘い「でっちあげ」はメンタルな闘い。
どっちがマシだろう。いや、どっちもゴメンだが……。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました爆笑爆笑