また歩き出そうぜ On The Rord Again
53年も生きていると、いろんな後悔があります。
取り返しのつかないことを、いくつもやってしまったなあと。
まあ、やってしまった悪いこととか、人を傷つけてしまったとか、
そういうのもとても苦い後悔なんですが、
自分勝手なもので、そういうのって、時々思い出すけど、毎日じゃないじゃないですか。・・・って知らんか。
僕の場合はそうなんですが。
でも、毎日のように、ことあるごとに襲ってくる後悔というのがあります。
それはちょっと、まだ時期ではない気がするので言えませんが、僕は良いことをしました。
良いことなのかな?
わからないけど、とても価値のあるものを、人様にあげてしまったんです。
あれ、もうなんか、俺はその時はすごい良いことをした! という達成感みたいなものがあって、きっと感謝されるだろうなって思ったりもして、
でも、全然そんなことはなくって、逆にしてやったりと思ってる様子で、
特大級のバカやったんだなと。
それをいつも後悔しています。
例えるなら、自分ちの庭から黄金の像が出てきて、それを「日本国の宝だから」みたいな気持ちで、研究機関に寄付しちゃった、みたいなもんです。
もしその時、先々のことをちゃんと考えられていたら、
きっと子どもの結婚式ももっとちゃんとできただろうし、
今頃俺は車を持っていたかもしれないし、
マンションのローンを二世代ローンにする必要もなかっただろうし、
俺にはそんなことする余裕なんかなかったんだよな。
どうなんだろう?
まあ、お金だけのことじゃないかな。
例えばその後、毎年カレンダー送ってくるとか、そういうのがあれば気持ちは全然違うと思うんだけど。
そんな、でかくてみみっちい話しなんですが、あれからもう7年半が過ぎました。
いっそのこと、もともと持っていなかった方が良かった。
なんてね。
これも俺のカルマなんだな。
笑い話にもならなくて、ただのバカの自己紹介になってしまう。
聞いた人は100人が100人、こんなバカだったなんてって、俺を蔑むことでしょう。
なんか、そんな僕のきぶんに、
On The Rord Again
寄り添ってくれる感じなんです。
・・・あーあ、書いちゃった。
古い付き合いの方の中には、なんのことかわかる人もいるかもしれませんが、内緒でお願いします。
赤ちゃんの靴が落ちていた
歩道の真ん中に置いておくのもなんだし、ちょっとよけといてやろうと、手に取った瞬間!
あたたかい!!!
これはまだ落として間もない状態だ!
周りを見回すと、赤ちゃんシート装備のママさんが信号待ちしていた。
声を掛けると、広瀬香美似のシュッとした美人。
しかし、ちょっと怪訝そうな目を向けてくる。
あ、俺の服装やばい。
雨だったので、迷彩のブーニーハットを被って、しかも迷彩のマスクに、オリーブドラブのスカジャン、ズボンもオリーブドラブのサルエルパンツ。
緑緑マンである。
しかも、その方の赤ちゃんシートには、赤ちゃんが乗っていないではないか!
うう、声をかけたが、あやしい動機じゃないんだよ〜というアピールもあり、ママさんに、「この靴、今ここで拾ったんですが」
ちょっとホッとしたような顔で「私じゃありませんね」とお返事。
「まだ温かいんです。赤ちゃん連れの方、見かけませんでしたか?」
そのママさんも、えっ!? と悲しそうな声を出し、周囲を見渡す。
僕がみていた方角と反対側100mほど先。ママさんが「あそこに!」と指を差す。
傘をさしてベビーカーを押している方の姿!!
自転車を飛ばしつつ、ネタ用に靴の写真もしっかり撮り(笑)
声をかけると、良かった、男性でした。
「すみませーん! すみませーん! あの〜、これ!」
「あっ! えっ? ありがとうございます!」
ものすごくびっくりした顔をしていた。
そりゃ、自転車すっ飛ばして近寄ってきて落し物渡されるなんて思わんよね(笑)
無事お返しし、ふと信号機の方を見ると、さっきのママさんがこっちを見ています。
僕は大きく両腕でマルを作って知らせると、ママさんがバンザイを返してくれました。
いい話だなー。
(自分で言う)








