翌日からのカジノでの彼女の対応はあきらかに違っていた。
ちかくにいるし、
知らないゲームのルールなどもおしえてくれた。
一緒にいたイダも応援してくれているし、
日本から一緒にいった日本人のエンジェルや友人も「いけいけ!!かわいいしものにしろ!」
的な応援を受けた。
こまったことに自称エンジェルのやくざもメイを気に入り、
「日本にこい!月20万くらいなら出す」と、
へたすりゃ風俗に投げ込むのかぐらいの勧誘をしていた。
メイは日本に対して憧れもあるようだったが、多くが風俗やパブで
働いていることにびびっていたし、
まぁヤクザまがいのおっさんからの勧誘なので、
「あの人信じれる?」と僕を頼ってきたりしていた。
まぁいろんなことを話しているうちに、
好きな音楽や、
お互いの夢など語り合い、二人の距離は近くなっていった。
僕が他の女の子と話をしたりお菓子を買ったりしていたらあからさまにふてくされるようになった。
まぁでも、先方は毎日毎日休み無くはたらいており、
一緒にすごせるのはカジノの中と、カジノが終わってからの数時間だけ。
一日一緒にいられるわけでも、
ましてや夜を共にするなんて難しい。
とはいえ、明日の朝には日本へ帰らねばならず、
カジノが終わる時間にホテルの駐車場へ呼び出した。
なんだか、アバンチュールなのか、携帯が無いから来るかこないかわからないからなのか
異常に待っている時間緊張した。
「くるのか?こないのか?」
「携帯ないし、連絡つかね~!!」
「待ち合わせの場所とかしっかりつたわってたのか?」
とか悶々と考えていたら、
むこうから手をふってメイがちかよってきた。
ホテルの前の駐車場で二人。
明日は日本にかえらなくてはいけない。
よくおぼえていないが、
精一杯気持ちを伝えた。
みじかかったけど、
恋に落ちたこと。
また絶対会いにくること。
そんなことを話したと思う。
そして、自然にハグできた。
自然にキスをした。