そうこうしているうちに あいつの試験が終わった・・・


ようやく終わった・・・


長い年月だった



真っ先に会いに行きたかったが


シブってシブって


その3週間後に ようやく会いに行った。




2010年3月 渋谷



今日こそ 一歩前に進みたい



久しぶりに会ったあいつは


試験勉強に明け暮れたせいか


ぽっちゃりしていた



明治神宮を歩く


参道のわきに流れる小川


子供の頃に見た景色に似ていると言って


懐かしそうで うれしそうな あいつ


そんな姿が なんだかかわいい



と思うんだろうな~と思ったけど・・・


うん・・・まぁまぁだった



本殿に着くと、結婚式の真っ最中


「神社の結婚式っていいよね」


そういう私に あいつは行った


「でも、右翼の人とかいたら微妙じゃない?」


・・・は?


よくわからないけど、 そんなことまで気にする人いる~???


やはり こいつは細かいだけじゃなく 変なところにも細かい!!!




続けて 表参道を歩いたりした



とあるアメカジのお店で


私が服を広げて見た直後に それをたたみ出す店員がいて


それを見たあいつは


「今の見た?あの店員失礼じゃね?」


と おばさんのようなヒソヒソ声で 私に言った


あんたも失礼だよ; & やっぱり細かい


と私は思った


スマートにシカト出来る 大人な余裕が欲しい



そんなわけで 丸一日過ごした後


最後の電車の中で あいつの今後の人生の予定について聞いた



今度の就職先では 全国を飛び回る



そうですか。 また、落ち着きませんか・・・。


私は そんなに待てる余裕がないです。



あいまいな気持ちを抱えたまま


私は 少し不機嫌になり


駅に着くと 別々の道を歩いた



・・・


次の日


縁結びで有名な神社に行き


お願いをした



「あいつじゃなくてもいい


最良のパートナーと


今年中に結婚の約束ができますように・・・」



あいつの試験が終わるまで しばらくの間


月1回だけ メールをするだけの日々になった


それだけ真剣に取り組んでいるのだから


こっちはひたすら 忍耐 である




2月のある時から 私は私で 自分の問題が生じてきた


今の仕事を続けるなら バイトもしなくてはいけない


それとも 転職するか・・・


年度末までには どちらかに落ち着いていなくてはいけないという


タイムリミットがあるので 平行して活動していくことにした




どうせ転職するなら 遠くにいるあいつに少しでも近づきたい


あいつのところに 住ませてくれたらいいのに・・・


なんて へんな期待もちょっとあり


メールで 転職活動していることを書いてみるが


「親から独立するのはいいけど 余計お金がたまらないよ」


という 返事だった・・・



さすがの不景気で 転職活動はなかなか進まず


それでも イメージを膨らますために


アパート・マンションの見学に行ったりした


やっぱり都会の生活は 向いてないかなぁ~


なんて むか~し 半年ほど東京暮らしをしていたときのことを思い出す・・


東京はダメだけど 近隣なら! と 負けずに就活をする




と、 ある派遣会社から 仕事の紹介が来た


地方に暮らしているので 引越しを伴うから


勤務開始日より2週間前には 顔合わせをしたいと伝えた



いよいよ 私も 自立 するのかぁ~



不安も付きまとうが あいつのこともどうなるかわからないし


婚活もうまくいかなかったし


都会で自立も悪くない




それから 派遣会社からの連絡を待った


・・・


待った


・・・


待った


・・・


・・・


・・




来ない~!!!!(°д°;)


何度か督促メールや電話をしたのに


まったく 反応ないっ!!!


・・・


くっそぅ!!!(-_-メ


だから 東京は嫌なんだ


ときに 適当に仕事する人間が多すぎる!


も=======いいっ!!




派遣から連絡が来ないうちに 


現職場から 来年度の延長を頼まれた


ムカツク派遣会社で働くよりも


マシというか もう ここしかない




残念なことに あいつの近くには行けなかった


バイトも掛け持たなきゃならない


大変だけど こうする以外 道はもうなかった




今思えば これも運命である



前にサークルの人に 健康お守りを買うときに


あいつに 合格守りを買っておいた




クリスマスのプレゼント代わりに あいつに贈ることにした


せっかくだから 黄レンジャーのあみぐるみを作って


それに付けてあげることにした




友達が送ってくれた 絵文字を参考に


黄レンジャーを 一針一針丁寧に編み上げてゆく


あいつの合格と 私の気持ちに気づいて行動を起こして欲しい願いを込めて・・・



覆面についている 窓の部分を 黒い毛糸でハート型にした


気づくかな?気づくかな?


とワクワクしながら 編んでいった



ウケ狙いで 地元で有名なお菓子の箱に入れて 郵送したポスト


厚みがあるから ポストに入らないかもなぁ~


なんて思いながら



・・・


・・・


・・・



数日後


あいつから メールが来た



「今日 ものを受け取りました。


ありがとう。


黄レンジャーって 俺みたいだね」



・・・


えっ? それだけですか?


手作りって気づいてますか???


結構 手をかけたんですけど・・・



う~ん もうちょっといい反応してくれると思ったんだけどなぁ・・・


まぁ、照れくさいのかもしれないけど・・・





そんなふうに 思いつつも


あいつの気持ちを確認しつつ


試験が終わったら まっさきになにかあったらいいなぁ~


と応援を続けるのでした