前回の続きです。




就職を機に
県外の大学での一人暮らしから
実家に戻った私ですが、

同じ大学の先輩だった人との
お付き合いが続いておりまして、
26歳のときに結婚することに。


再び大学のあった県外へと
今度は永住覚悟。


そして家から片道20分のクリニックに転職。



当時、夫は
社交ダンスのプロになるため勉強中で、
私もパートナーとして
毎日仕事終わりに練習する日々。


住む場所も、職場も、生活スタイルも
一気にガラッと変わり………。



その頃の私は、

◯◯しなきゃ
◯◯するべき

という考え方が強くて、
自分で自分をどんどん追いつめていった。


料理して洗濯して仕事も行って練習もする。

それも、そのほとんどが
「好きだから」「やりたいから」ではなく

ただの義務感。



でも、
努力すれば報われると思ってた。
頑張ったら頑張っただけ
幸せになれると思ってた。


ダンスの技術を身に付け、
コンペのランクが上がる。


そういう外側の世界が
整っていくのと引き換えに、
私の心はどんどん死んでいった。

毎晩、辛くてお風呂で泣いてた。

夫のことどんどん嫌いになっていった。



プロ試験に合格して、
家をダンス教室兼自宅に建て直し、

通ってきてくれる生徒さんも
何人かできた頃。



張りつめてた糸がきれた。



訳も分からず涙が出る。
夜なかなか眠れない。

頑張りたいのに頑張れない。
そんな自分を責める。



おそらく燃え尽き症候群



そしてもう、
何もかもどうでもよくなった。

全てリセットしたい。
全部を手離したい。


離婚したい。



今、振り返るとね、
あの頃の努力は
全く無駄ではなかったし、
あの時頑張ったからこその今がある。



だけどね、
頑張り方は間違えた。笑

完全に!笑


コンペの成績がどうだとか、
何歳までにプロになるとか、

そんな外側の世界にばかり
目を向けるのではなく、
(それが大事なときもあるけど)

もっと自分の心に、
自分自身に、
丁寧に向き合えばよかった。



結果的に、
やるべきことは多分、
同じだったんだと思う。


でも、それをする心持ちが全然違ったと思う。


「私はこんなに努力してるんだから」
「私はこんなに頑張ってるのに」って、
それをたてにして

自分の思うようにいかないこと、
自分が辛いことを、

周りの環境や夫のせいにして、
責めるのではなく。

そしてそんな自分自身を責めるのではなく。



何が正しいとか、間違ってるとか、
何がいいとか悪いとかではなく。



私はどうしたいのか。
何が好きなのか。
なぜそれをやるのか。


ただただ自分にきいて、
寄り添って、許せばよかった。



でもそういうやり方を知らなかった。
そんな考え方、価値観があること知らなかった。

んー、いや、
もしかしたら触れてたかもしれない。

誰かがアドバイスしてくれてたかもしれない。

でも当時の私は
それを受け入れられなかったんだよね。


おかげさまで今は自由!!!



猛烈に離婚したい気持ちを抱えつつ、
でもどっかで、

ここで離婚しても何も解決しないし、
多分また同じことの繰り返しになる。

という気持ちがあった。


離婚することが悪いことだとは思わない。

離婚という選択が最善のパターンも
全然あると思う。

でもそれは今の私には当てはまらないと思った。
何となく。



それで、当時の同僚に相談した。
そしたら、その人はお寺に通っているらしく、
誘われた。


まー、平たく言うと
宗教だよね!!



続きます!!!