忍びの２０「ザ・超絶！ ライオンハオー！」（中編）

※忍びの２０ 本編感想（前編）の

つづきです。

天晴「自慢じゃないけど

あいつらより長く、

修業してきたからな。」

そう、天晴は以前から

ラストニンジャを目指しており

修業しながら、

世界を旅していたのだ。

鉄之助「でも、

お前バカだろ。」

天晴「自慢じゃないけど

あいつらより、

頭使うの苦手だからな。

それより、一番刀

返してくれよ。」

鉄之助「ひとつ、聞かせろ。
ライオンハオーを手なずけて

どうする？」

天晴「ラストニンジャになって

牙鬼から、世の中を守るんだ。」

が、その答えでは、

鉄之助は満足しません。

鉄之助「その答えじゃ

やつは力を貸さんぞ。

じゃあ、こう聞く。

お前は仲間のために

何ができる？」

天晴は、つまってしまいました。

この答えは、持ってない。

天晴「何だろうなあ…。」

一番刀で、鉄之助に、

頭をゴツンと叩かれた。

天晴「頭を使うって

一番苦手だ～！」

そう言いつつ、スキを見て一番刀を。

奪おうとしましたが、

鉄之助には、見抜かれていたようです

さらりと避けられてしまいました。

ジュッカラゲを殲滅すると同時に

５人はシュリケン変化。

ニンニンジャーとなって、

妖怪ヌエとのリベンジマッチだ。

霞「まずは、

私と八雲くんが、引きつけます。

その間に、３人で、

集中攻撃してください。」

が、敵はパワーアップしていたのだ。

ヌエ「そうはいかんでごザル。
強力になった左腕で、

攻撃するでごザル！」

左腕には、正影から授けられた

工具箱アームが。

中から、いろんな工具が

飛んできたぞ。

圧倒的な工具攻撃で、

５人はダメージを負った。

実は、その様子を

獅子王は高台から見ていました。

獅子王「なっちゃいねえな。」

天晴は鉄之助と、

いまだ、忍者一番刀の奪いっこ。

天晴「頼む！ 返せって！」

そんなことしている間に

仲間たちはピンチだ。

天晴「こうなったら、

一番刀なしで、いくしかない。」

と、また鉄之助が、

手裏剣を投げてきた。

すんでのところで

天晴は、かわしました。

天晴「危ねえ！何するんだよ？」

鉄之助「頭を使うまで

行かせん。

一度、落ち着いて

仲間を見てみろよ。」

鉄之助に言われたとおり

仲間たちの戦いを見つめる、天晴。

すぐに、歯がゆくなってしまいました

天晴「ああ、もう…。」

天晴「ちゃんと、

ちょこまかしろって。」

鉄之助「全部、獅子王が

言っていたことじゃないか。」

突然、鉄之助が

忍者一番刀を、天晴に振り下ろしたぞ

天晴は、白刃取りで

これを受け取めた。

天晴「おっちゃんの

言っていたこと…？」

そうです。 

獅子寺に初めてきた時に、

獅子王は、天晴たちにこう言いました

獅子王（ピンクのお嬢ちゃんも

青い小僧も、頭は切れるようだが

こっちの動きを理解する前に

叩いちまえば、イチコロだ。

黄色い小僧と、白いお嬢ちゃんは

すばしっこくて器用だが、

まだまだ、あんちゃんたちを

頼りすぎだな。

アメリカンなお前は

基本的な能力は高いが、

団体行動に慣れてないのか？

それに、心理的な

揺さぶりに弱い！）

天晴「そっか。

わかった、テッちゃん！」

もう鉄之助に、ニックネームを

つけちゃいました。

いきなりつけられた

ニックネームに、

さすがの鉄之助も目を丸くします。

・天晴のニックネームリスト

九衛門→キツネ野郎。

キンジ→キンちゃん。

鉄之助→テッちゃん。←NEW！

天晴「八雲と霞は頭いいんだ！

風花と凪は、すばしっこいんだ！」

天晴「キンちゃんは

普通に強いんだ！

だから、俺も

自由に暴れられた！」

そう、今まで自由に戦えたのは

仲間のサポートがあったから

天晴が見てない部分も

誰かが見てくれる。

足りない部分は、

誰かが補ってくれた。

天晴「俺が、みんなといれば

みんなも暴れられて

全員で、もっと強くなるんだ！」

刃を握る天晴の力が

急に強くなった。

一番刀を取られそうになった

鉄之助は、いったん振り払い

岩の上へジャンプ。

鉄之助「もう一度、聞く。

お前は仲間のために何ができる？」

天晴「みんなの

いいところ、引き出せる。

でも… そのためには

みんなが必要だ。

おっちゃんも同じだ。

おっちゃんが暴れれば、

俺たちは、もっと強くなるし」

鉄之助「いい答えが聞けた。」

その顔には、満面の笑みが。

鉄之助「行ってこい。」

忍者一番刀を、天晴に返しました。

天晴「ありがとな。」

ヌエ「食らうでごザル！」

上級妖怪ヌエは、

肩から火球を発射。

これが決まり、

ニンニンジャーの５人は

吹き飛ばされてしまったぞ。

ヌエ「これで、

おぬしらも終わりでごザル。」

天晴「シュリケン忍法

大火炎の術！」

『めらめらじゃ』

これがまともに決まり

ヌエは転倒。

天晴は、仲間の前に着地した。

天晴「ごめん、みんな！」 

キンジ「ずいぶん、

遅かったでございやすが

何があったんですかい？」

天晴も変身し、

これでニンニンジャーが

６人、そろいました。

ニンニンジャー 忍びの２０

本編感想。（後編）に続きます