忍びの8「時をかけるネコマタ!」(後編) | 究極の救世主のブログ

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天晴「悪い。
多分、俺が妖怪のカケラ、
持ってきちゃったせいだ。」

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風花「ううん。それも違うかな
きっと、うちが忍者の家のせいだね

うちが忍者の家じゃなかったら
普通に家に友達 呼べるし

普通に高校生活送れるし
普通に大学 目指して
勉強して…。

やりたい事だって、
他に見つけられたのかも
しれないのに…。」

天晴「風花…。」

風花「ごめん、こんな時に
話す話じゃないね。
早く、二人を捜さないと…。」

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その時、風花は気づいた。
この風景、見たことがある。

風花「うちが壊れてない…。
あの妖怪、タイムスリップ
できるんだよね?」

天晴「えっ?タイムスリップ?
熱いなぁ~!それ!」

おいおい!
前回、一緒に時の扉くぐったのに
分かってなかったのか。

風花「という事は、
ここは過去の世界?

あの妖怪が、
うちで何か探してたって事は
うちの物を盗もうとしてたって事…。

という事は… 目的は、この時代の
うちの道場!かもしれない。」

と、玄関で声が。

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「何か用ですか?」

二人の方を、女の子が見ている。

二人には、それが誰なのか
すぐに分かりました。

少女時代の風花だ。

さらに、少年も出てきたぞ。
こちらは、少年時代の天晴です。

どうやら、二人で、
かくれんぼしているらしい。

風花は、声をかけてみました。

風花「ねえ、二人とも…
ここには、
妖怪が
いるかもしれないの。

安全なとこに、逃げて。」

「妖怪? どんな?」

天晴少年も、興味津々のようだ。

風花「お~きなネコみたいで、
みんなを怖がらせるのが好きなの。」

はやく逃げてほしいので、
わざと大きな身振りで説明したぞ。

あらら、やりすぎたか。
少女の風花が、泣いちゃった。

「うえ~ん、怖いよ~!」

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そこに、ネコマタが登場。

「ゲラ! 
子どもの恐れの力、見つけたぞ!

手裏剣がなかったから、恐れの力でも
持っていかんと、怒られるからな。」

少女の風花が急に泣きやみ
笑顔に。

「あれが妖怪?
やった~!」

「ゲラ?お前ら…
もしかして、これ、罠?」

ニコニコしながら、
天晴少年は言いました。

「忍法、ウソ泣きの術だ。
すげえじゃん!」

「当たり前でしょ!
私、お兄ちゃんより、
すごい忍者になるんだから!」

その言葉を聞いて
風花は、自分のなりたかったものを
思い出しました。

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風花「ありがとう。
あの妖怪は、お姉ちゃんたちが
退治するから、隠れてて!」

「うん!お姉ちゃん、頑張って!」

風花「カナちゃん、マリコちゃん
今、助けるよ!」

「伊賀崎さん?」

ジャンプ一番、風花が斬りかかる
友達を捕えていた敵のシッポを切断。

見事、カナとマリコを
救い出しました。

風花「もう、大丈夫!」

風花のそんな姿に、カナとマリコは
うっとりだ。

「かっこいい…」

(新たな百合の世界が
開きそうですw)

ラッシュをしかける、天晴。
ネコマタは、おされまくりです。

「こりゃ、たまらん!
逃げるしかニャイ!」

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お腹の時計を、
2015年(現代)にセット
時の扉を開いたぞ。

これを追う、天晴。
風花と、友達二人も扉を通り抜け
これで現代に戻れた。

風花「さあ、逃げて。」

風花は、友達を避難させます。

「頑張ってね、風花ちゃん!」

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おっと、八雲、凪、霞も合流だ!
5人そろって、いってみよう。

今回のニンニンジャーの名乗りは、
風花が真ん中という珍しいパターンだ

天晴「忍ぶどころか…。」

そう言いかけた天晴を、
風花がヒップで押しのける。

風花「暴れるよ!」

「俺が何度もよみがえる事、
イヤというほど、知っただろうが!」

風花「お兄ちゃん、大丈夫!
そのカラクリ、もう分かったから。」

「何っ!?俺様の胸の時計が壊れたら
復活できない事、ついに見破った?」

そう言ってから、気づいた。

「あっ…」

自分でバラしちゃったよ。

風花「ふ~ん。
そういう事だったんだ。」

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さあ、ネコマタの
復活の仕組みは分かりました。

ならば、まず
胸の時計を破壊しよう。

「やめてください! 
お願いします!」

風花「二人で決めるよ!
お兄ちゃん。」

天晴「まっ、たまにはいいか。」

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『ザ・技!』

「兄妹 忍烈斬!」

「妖怪は、二度どころか
四度死ぬ~!」

一度、立ち上がりましたが
そのまま大爆発。

時計が壊されたので、
もう、復活できません。

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いや、復活の手段が
もう一つ、あった。

九衛門「妖術、
肥大蕃息の術。」

妖怪ネコマタが、
巨大化復活した。

となれば、こちらは
オトモ忍を召喚だ。

それを見ている、
十六夜九衛門。

九衛門「伊賀崎の家に、
終わりの手裏剣はない。
という事は…。」

天晴が、パオンマルを召喚。
敵を止めたら、
シュリケンパオーン合体!

反撃に転ずる、巨大化ネコマタ。

「ゲラゲラ。
目からビーム!」

これをシュリケンジンパオーンは
斧で弾く。

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風花
「お兄ちゃん、私にやらせて!
勢いで、いこうか!」

天晴「おい!風花、降りろ!」

天晴君、いつもおいしい所ばっかり
持っていってるんだから、
今日ぐらいはガマンしないとねw

とどめは、これで。

「シュリケンジン、
パオーンブーメラン!」

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見事勝利した、ニンニンジャー。
そんな彼らの戦いを
遠くから、見ていた者が…。

「イヤッハ~!」

外国語で、
こんな事を話した。

(あいつらが、
ラストニンジャの孫…。)

(これは、
盛り上がってきたな!)

ニンニンジャーや、
好天の事を知っているみたいですが
彼は一体、何者なのでしょうか?

さらなる波乱の予感がします…。

~忍びの9につづく。~