遥哉は金曜日に学校に行けることが多い。
週末の前だから、
ここだけ頑張れば!と、
自分の中で踏ん張っているのだと思う。
その代わり、
月曜日だったり、週半ばは不得意。
私としては家に残していくのも不安材料。
家の中で何をして過ごしているのか。
テレビを見たりタブレットをしたり、
ダラダラ〜だと快適な方に遥哉が傾く。
それは人間なら仕方のない事なんだけど、
休みの日にそれをするのと、
休みでない日もダラダラするのは違う。
例えば月、水、金に学校を頑張り、
火、木は休んでゆっくり過ごす。というなら、
しばらくはそのペースで頑張ればいいと思うし、
給食まで食べて帰る!が遥哉のペースなら、
毎日それでもいいと思う。
今は朝行って、健康観察をして帰る。
それがお決まりになっていて、
それを親がまずは認めて遥哉がステップアップを申し出るのを待てばいいのかもしれないが、どうしても次のステップをこちらが提案してしまう。
もう1ヶ月この調子だからとか、
やっぱり焦る気持ちが前に出てしまう。
今週も朝だけ行くと言う遥哉。
朝だけ行くのはもう既にできているから、
そこから1時間、2時間頑張るのを目標に切り替えよう!と提案する親とで朝喧嘩。
目標切り替えの話をすると、
遥哉はすぐに臍を曲げる。この表現がしっくり。
もう私も腹が立って、
働かざる者食うべからず!と熱くなった。
それに焦って遥哉は1日だけは朝すんなり離れ、
丸一日の登校が出来たのだが。
今週に入りまた朝ごねだす。
家に入り篭りきりになるのが嫌なので、
職場に連れて行って、食いたいなら働けと。
本当に職場の理解には助けられる。
そうせねば働いていられない。
仕事を任せた遥哉はイキイキしている。
お客さんやスタッフとも
コミュニケーションが取れる。
この子が不登校だなんて誰も疑わないだろう。
職場の人にも、
「お調子者そうに見えるのにね〜」と不思議がられた。
バイト代と昼食代と言う事で、
500円を渡して歩いて帰宅させた。
帰り道、ご婦人に「こんな時間に!?」と、
話しかけられたんだそうな。
学校を休んだので、
母の職場でアルバイトした帰りです。
と答えたんだってよ。
パーフェクトじゃん。
そんな遥哉は今日も朝からごねた。
しかし、母も諦められず、
給食から行くか?と気持ちを切り替えさせ電話。
なんだかんだ、2時間目から登校に。
全校の体育は入っていけないと、
2時間目の体育(運動会の全体練習)は見学、
3時間目の算数は、母と離れられず廊下から。
4時間目、2度目の体育は学年練習。
4年生の集団の中なら入っていけた。
そして、整列練習の途中でベンチに座る母に、
「👍」の合図を出してくれた。
もう母が帰っていいやと思ったら、
合図を出してくれ。それまで帰らない。
そう約束したのである。
母は約束を必ず守る。
だから遥哉も守ってくれ。
それを遥哉にも理解してもらいたい。
きっと、「行かないで、帰ってきて」と言う遥哉の言葉を、私が「まぁまぁ、そのうちね」みたいに流してきた結果だろう。
配慮が足りなかったし、
愛も足りなかったのだと思う。
伝える努力を怠っていた。
巡り巡って必ず自分に返ってくる。
良いことも、悪いことも。
今、私が遥哉から逃げれば、
もう取り返しがつかないかもしれない。
この4年のうちには。と思っているのだが。
(来年はあかりも入学するので、
2人でごねられると相当まずいだろう)
昨晩も漢字ノートを出そう!と、
寝る前に並んで取り組んだ。たった10分。
加えて理科が嫌すぎるらしいので、
そちらも教科書を寝る前の絵本代わりに読もうかと。
3年の理科、社会はほぼ受けていないので、
教科書も新品なんですー探さなきゃ。