第41回青森県小学生スキー大会男子リレースタート | 馬門クロカンスポーツクラブの"挑戦日記"

お疲れ様です。


冬に行われた感動のリレーを実況していますが本日は男子リレーの


ことを書きます。


女子リレーが目標であった優勝を成し遂げたあと、次は男子の出番である。


男子の目標は6位入賞。


今までやってきたことの集大成となる、このリレー。


果たしてどんなドラマが待っているのか。


 ワックステストを再開した。


控えと選手にテストをさせた。


それは女子に塗ったワックスが今現在もグリップするかのテストであった。


数分後にテスターが帰って来た。


「これでいけます。」


頼もしく、堂々とした答えが返ってきた。


よし、女子と同じでいくぞ。


すぐに決定した。


男子リレーメンバーは1走は6年生天空。


2走は4年生晴空。


3走は5年生優也。


アンカーは4年生智貴に決定していた。


控えは5年生美音。


美音はここ最近、伸び悩んでいた。


常にデータをとって4年生を使うことを決めた。


もう一人の控えは4年生の新。


二人を控えにした。


悔しいのはわかっている。


女子と同じく悩んだ結果のメンバーである。


入賞を目指してきた男子チーム。


わかってほしい。


そして、男子リレーがついにスタートする。


スタート30秒前のコールがかかる。


女子リレーと同様、静まりかえる。


観客は息を飲む。


「スタート」


一斉にスタートした。


1走天空は絶好の位置で山の中へ消えていった。


ここからは無線情報のみである。


1km地点より無線情報。


「トップ大鰐第2小、相馬、蛯沢、若葉、馬門、長峰の順に通過」


4番手で馬門が通過していった。


集団のタイム差を聞いた。


「トップ集団は6チームですが後方は徐々に差がでてきました」


天空、食らうつけ!そう念じた。


2km地点より無線情報。


「トップ大鰐第2、若葉、」


集団がバラけてきたのである。


天空の通過情報がこない。


少しして無線情報。


「馬門3番手で通過。トップと8秒」


いい位置である。


あるていど後方チームをここで引き離しておきたい。


後方は相馬がピタリと後ろについていた。


優勝候補の相馬である。もう一つの優勝候補蛯沢は10秒後方にいる。


2km地点より無線情報。


「トップ変わらず大鰐第2、若葉がすぐ後ろにいます」


若葉が健闘している。


しかし、馬門天空も最後の年のリレーである。


少しでもいいタイム差で次に繋ぎたい一心で頑張って来た。


トップと10秒遅れの3番手で2走、晴空にリレーした。


晴空は4年生の中でトップクラスの実力の持ち主である。


まだ完成されていないがぶっ飛んで走って行った。


他チームは6年生が多い2走である。


抜かれても食らいついてこれるか。


1km地点より無線情報。


「馬門4位に後退、トップと25秒差」


10秒離されたが健闘している。


2km地点より無線情報。


「馬門5番通過、前の長峰と8秒」


後ろはどのチームか聞いた。


「野辺地小です。15秒くらい後方です」


野辺地2走は5年生で県2番手の子である。


しかし、4年生晴空も逃げているし前をも追う。


そして、グランドに入って来た。


野辺地が先にきた。


でも晴空も離されまいと懸命にプッシュする。


6番手で3走優也にリレーした。


優也は5年生、昨年とは見違えるほど成長をみせている。


1km地点より無線情報。


「5番手長峰と5秒まで差が詰まりました」


よし、ここで順位を上げて5位に浮上する勢いである。


2km地点より無線情報。


「馬門5番手、長峰をかわしました」


やった優也。


入賞圏内の他チームの差が聞きたい。


「6番手長峰は3秒後方で7番手はまだ見えません。」


入賞が目の前である。


アンカーは4年生の智貴。


緊張していた。


リレーをされグランドに入っていく時点で6位長峰との差は5秒。


しかも身長がデカイ…


馬門は4年生。


倍の身長であった。


でも智貴はそんなの関係はない。


いつも通りの走りをしている。


1km地点より無線情報。


「馬門5番手、長峰はすぐ後ろです」


やはり迫ってきたいた。


無線で全スタッフに更なる応援を指示した。


2km地点より無線情報。


「馬門6番手、5番手とは10秒差」


4年生智貴、健闘している。


長峰の子がまかなか馬門を引き離せない。


練習の成果だな。とレース中に思った。


そしてグランドに入って来た。


のこり80m地点で智貴が転倒した。


焦るな。


後ろはまだこない。


最後まで力強いポールワークで6位フィニッシュ。


目標達成であった。アンカー智貴は5位から後退したことを残念がりゴール後


すぐに涙を流した。悔しい思いを持つ人間はこの先、もっと成長する。


男子のメンバーたちも集まり、満足げな顔をしていた。


ようやく目指してきた日が終わったのである。


目標を達成したあとは気が抜けるのを前に経験したことがある。


しかし、今は私も子供達も成長した。


また、新たな目標を作りそれを目指すのである。


そんな思いでいっぱいになっていた。


もし、目標を達成できていなかったとしても目指してきたことが大事である。


こうやって頑張れてこれたことに意味がある。


これからも継続して挑戦の心を持って頑張っていこう。