人はアドバイスして欲しいわけではなくて | 使命と現実の狭間で悩む医療従事者の女性の方に、看護師歴30年のエッセンスで答えに導くお手伝い。ヒーリング ナース みゆのブログ

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先天性心疾患を持って産まれた私。紆余曲折を経て、看護師となり30年。医療従事者としての使命と思うようにはいかない現実の狭間で、悩み、苦しむ女性の方の心に寄り添い、答えを導くお手伝い❣️ 燃え尽きることなく、笑顔で楽しく過ごせるようサポートします❣️

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笑顔で楽しく過ごすための羅針盤🍀

カウンセリングナースmiyuですニコニコ


ブログに訪問いただき、

ありがとうございます😊





さて今日は


こども発達センターに勤務していた時のお話おねがい



ある事例について職員から相談を受けました


どんな相談かというと

自閉症スペクトラム障がいの5歳の子供さんを持つお母さん(以降、Aさん)の対応についての相談ニコ



子供さんは、自閉症スペクトラム障がいの診断後、

当センター内での療育を経て、小学校入学を

控えていました。照れ



障がいは、あるけれど、発達の伸び率は良く、

一般の小学校の支援級で対応可能ではとの見立て




Aさんは、未婚この子供さんを出産ほっこり

母子家庭で、専業主婦真顔



こども発達センター内の診療所に定期的に通院し、

子供さんの相談等されていました。口笛





今回、職員から受けた具体的な相談内容は

Aさんが、ママ友とのトラブルが絶えず、

かつ、子供さんの障がいが心配だから

小学校には通わせたくないと言い出し、

対応に困っているとショボーンショボーンショボーン




職員としては、

・ママ友とのトラブル発生時、

相談にくるAさんにどう対応すべきか

・小学校に通わせないと言う母を

どう説き伏せて子供さんを小学校に

通わせることができるか



そんな質問を投げかけられました。キョロキョロ



Aさんの家族背景は、実父、母は離婚

母に引き取られるも、

その母は、幼いAさんを残し、自死。

その後、叔母に育てられました。

が、その叔母は、精神疾患を抱え、

対人トラブルが絶えなかった様子。ガーンガーンガーン



Aさんは、家族の縁が薄く、

かつ、健全な精神が育ちにくい

環境下で、生活してきた様子でした。



未婚とはいえ、出産した我が子に障がいがあり、本当に小学校に行けるのか、心配だから、側にいたい。だから、学校には通わせたくないと。真顔



ママ友とのトラブルは、例えば、

Aさん、自ら声をかけ、急接近したママ友(Bさん)と、とても仲良くしていたと思ったら、なんの前触れもなく、Aさんが、そのBさんを無視し始めました。Bさんは、びっくりして、戸惑う始末。



ところが、Aさんは、職員のところに相談に来て、

Bさんが、すごい親しげに私に話をしてくる。それが、嫌で困ってる。どうしたら良い❓」と言ってきたと。プンプン


職員とは、今のところトラブルはなく、良好な関係性を維持できている様子。えー



さて、こんな背景での相談に対してどう答えるべきか。🤔🤔🤔




Aさんは、対人関係上、自分の力で良好な関係性を築くのが苦手な様子。

つまり、治療者や職員は、Aさんに対して、一定の距離感で関係性が維持できれば、良好な信頼関係を結べます。ウインク


ただ、横のつながりになるママ友となると、そういった関係性を結びにくくなるので、極端な方向に向かう傾向がありそう。ショボーン



家族背景上、精神面での不安定さが見え隠れ

そんな中、自分の手元にいて、裏切らない我が子だけが、支えであり、依存対象になりやすい。



こういうケースの場合、

安易なアドバイスは、とても危険

ただ、Aさんの安定こそが、

様々な問題の解決につながる可能性が高いので、



相談にきたら、

付かず離れず、一定の距離感を保つ


相談窓口を最小限にし、受けた相談は共有し、

同じ返答をする


Aさんの話を整理し、自らどうしたいか、

そして、こうしたいと言えた時、

Aさんが、そうしたいなら、

それで良いと思うよ後押しする



私ならそうするけどね

そう、職員に伝えると

なるほど〜、ありがとうございます。と言って

職員さんは、帰って行きました。照れ



人は、アドバイスが欲しいわけではなく、


その問題を自ら解決したようにしてほしい照れ


そういうもんだよとある精神科の先生に言われました。



一見、できそうで、案外、難しい。

まだまだ、勉強です。チュー




さて、皆さんはどう思われましたか❓








では、また、次回に。

最後まで読んでくださった皆さん

ありがとうございます😊