こんにちは
使命と現実の狭間で悩む医療従事者の女性の方に、看護師歴30年のエッセンスで答えに導くお手伝い。ヒーリングナース みゆです。
ブログに訪問いただき
ありがとうございます。
さて
皆さんは
何か悩んでいる時
どうなると安心できますか?
人は、例え、悩みが解決しなくても
話を聞いてもらえたと実感できると
安心できます
精神科で仕事をしていた時のお話
当時、20代だった男性のAさん
元々の入院のきっかけは
自宅で暴れたり、暴言を吐いたりして
対応困難とのことでした
母言わく、
幼少期は、とても大人しくて
手がかからず
高校卒業後、専門学校に行くまでは
順調だった
でも、専門学校卒業後、
社会に適応できず、
引きこもり家庭内トラブルが
絶えなかったと
Aさんと接してみたところ、
発達障害の気配が見え隠れ
どうやら
幼少期に発達障害に気づかず
というか気づかれず
本来、必要な支援がないまま成長し
社会に適応できない状態に
身体は成人でも、
心は追いつくどころか、
途中で止まっている状態
投薬治療で、
気分の安定に努め
状態が良くなってきたら外出、泊を
繰り返し、退院を目指しました
最初の頃は
父、母ともに熱心に足を運んでくださり
退院することもできましたが
Aさんの弟さんが結婚し
孫が産まれたとなった途端
Aさんの入院期間が長くなり
親御さんの足が遠のきはじめました
精神科では、
入院期間が1年を超えると
家族が受け入れに難色を示す方が増え
退院が難しくなります
寂しそうにするAさんに
そっと寄り添い、話をすることで
落ち着く彼を見るたびに
切なくなりました。
今でこそ
幼少時の健診で発達障害の方の
フォロー体制が出来上がってきており
支援が漏れてしまうケースは
減りましたが
今から20年以上前に
産まれた方の中には
そういった支援に恵まれず
困っている方がたくさんいると
聞きます。
過去、違うケースで、
「この子を置いては死ねない」
と泣いて相談されたこともあります
でも、解決はしなくても
話を聞いてもらえたと
実感できると相談者は安心されます
「あなたに話を聞いてもらえて良かった」と。
力及ばぬことを嘆く前に
謙虚さを忘れず、また、希望を失わず
着実に力強く自分の道を歩むよう
心がけたいなあと改めて思う
今日この頃です。
では、また、次回に❣️
最後まで読んでくださった皆さん
ありがとうございます😊