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08Sep
- 大阪府立大学VS兵庫医科大学　４Q
  サイドが変わって最終Qあとがない兵庫医科大はRBがハンドオフを受けてからパスを投げるフリッカー！！！OLB花井が鋭い出足でRBに襲いかかり、ロスタックルを決めた。残り時間少ないが４ダウンロングでパント府大自陣４５yから攻撃絶好のフィールドポジションから勝負を決めに行くロングパスを放ったが、これは失敗。２ダウン１０は水落のラン、OTに入った藤本が素晴らしいフックブロックでDEを押さえ込んだホールを一気に駆け上がりダウン更新！！敵陣４０yから１ダウン１０しかし２回連続反則で罰退、ハーフラインから１ダウン２０水落、林田の連続ランで右サイド両面Tの藤本が連続でナイスブロックを決めて１０y前進！３ダウン１０まで挽回してきた。ここも水落のラン、左オープンを盾に切れ上がった水落は、独特のチェンジオブペースでDBを抜き去りTD！！！しかしまたもイエローフラッグ。ホールディングで１０y下がり３ダウン２０ここは無理せずランでパント。５yゲインで止まったがRB林田は強い当たりで２人のタックラーを弾き飛ばしていた。こういう気迫のプレーは次につながるだろう。濱出のナイスパントで敵陣G前１yに押し込んだ。ここからオフタックルのランプレー２回でダウン更新され、敵陣２０y。さらにパス成功で敵陣４０y。フリッカーを失敗させたあと、LB濱出がカットしたパスをSF東がインターセプトして攻守交代。ほぼ勝負ありとなった。最後はランで時間を潰して４ダウン。ゆっくりパントを蹴ってタイムアップ。大阪府立大学が初戦勝利を飾った。
06Sep
- 大阪府立大学VS兵庫医科大学　３Q
  府大キックで後半開始加藤のキックはよく伸びてタッチバック敵陣２５yから守備前半苦労したインサイドのランにDEクロスでペネトレイトした稲村がソロタックルを浴びせてノーゲイン！！フラットパスで刻まれた後のランでハンドオフミスのファンブルがあり４ダウンロング、パントに追い込んだ。しかし、これをリターナーがファンブルして再び医科大攻撃中央ランに対して藤本、野川がロスを割り込んでタックル。３ダウンロングをパス失敗に抑えて再びパント。ナイスパントとなって自陣１０yから攻撃ラン３回でダウン更新かと思われたが、RBがファンブルしてターンオーバー２回パントを蹴らせながら自陣１５yからの守備。精神的にきついが踏ん張りどころである。中央ランが出なくなったので連続してパス攻撃を仕掛ける医大を４ダウンに追い込み、FGトライ。これは失敗したが、ランニングトゥキッカーの反則でゴール前１ダウン８の大ピンチに追い込まれる。しかし、ランプレーに対して藤本と稲村がOLを割り込んでのタックルで１yも進ませない！！フラットパスに対してSF東がしっかりマークしておりWRがキャッチできず弾いたボールをCB奥村がインターセプト！！！攻守交代でピンチを切り抜けた。自陣１０yから攻撃水落、林田、佐々木のランの共演でじわじわと陣地を挽回する。しかし自陣３０yで４ダウン１となりパント敵陣４０yから守備相手の２度のファンブルに助けられ、３ダウンロングに追い込んだところで３Q終了オフェンスとキックのミスで守備一辺倒の長いクオーターだった。
04Sep
- 大阪府立大学VS兵庫医科大学　2Q
  ２Q開始最初のプレーは兵医大のFGトライ成功して７−３なんとか3点に抑えたがブラストは完全には止めれていない。なんとかアジャストしなければやばい状況。続いて府大リターン先ほどナイスリターンをした奥村が再びボールをキャッチ。左大外を玉利がナイスブロックで外へ押し出してホールが空いた！！！リードブロッカーの水落が一人をワンチェックで弾いてから次のタックラーを青天井させる「１人で２人をとる」ナイスブロック！！　空いたホールを奥村とリードブロッカー平井が快走、最後のKを平井がブロック、逆サイドから迫るDFを奥村が個人技でかわしてエンドゾーンに到達。キックも決まって１４−３FGで４点差に迫られた直後のカウンターパンチで１１点差に突き放した府大。後は守備が立ち直ってくれるかどうかだ・・・兵医大のリターンで試合再開ランとパスを止めた後の３ダウン、DE平井がファンブルフォースしてそのまま自分でリカバーするビッグプレーでターンオーバー！！！！！敵陣２５yから攻撃絶好のチャンスにエースRB水落が密集で一度止まりかけたように見えた状態からするすると抜け出してフレッシュ獲得ゴール前１０yから１ダウンRB佐々木のランでショートゲインの後、WR加藤のジェットをコール！！ライン並みの体格を誇る加藤はオープンフィールドで２人のタックルを弾き飛ばしてエンドゾーンに飛び込んでTDキックも成功して２１−３キックオフで試合再開兵医大の自陣２０yから守備オプションにDE平井が猛スピードでQBに襲いかかってロスタックルを決める！！　守備も完全に波に乗ってきて安心して観れる展開だ。その後もパス失敗とランをショートゲインに抑えてパントで攻守交代。自陣３３yから攻撃RB林田の連続ランでゲインして３ダウン５ここはエースRB水落で堅実にダウン更新。いい流れになりそうだったが、ジェットでハンドオフミスのファンブル！！リカバーされてターンオーバー。自陣４０yから守備フラットのパスを連続して通されてFG圏内に攻め込まれる。しかし、オプションに対して濱出が鋭い出足でファンブルを誘発！！ターンオーバーこそならなかったが、大きくロス！その後のパス２回を失敗させて距離のあるFGは失敗無失点で切り抜けた。自陣３０yから攻撃昨年までFBで今年OLにコンバートされた萩野のナイスブロックで空いた穴をRB佐々木が抜けてナイスゲイン！！！その後もRB水落、佐々木が交互にナイスランを連発、２ミニッツなのでスパイクを織り交ぜながらFG圏内まで前進！！WR加藤への連続パス成功でゴール前２yまで迫ったがここでタイムアップして前半終了確実に得点するならラストプレーはFGで行くべきだったが、エンドゾーンにTDパスを放つ経験を積むには良いシチュエーションだったと思う。理想的な展開ではあるが攻撃が２回ターンオーバーをしているのは反省材料だ。守備は最初のプレーでブラストに悩まされたが、２シリーズ目からは兵医大がオプションとパスに切り替えてくれたので助かっている。後半から再びブラストで来られても大丈夫なようにしっかりアジャストをしておきたいところ。３Qに続く
03Sep
- 兵庫医科大学戦１Q
  府大リターンで試合開始いきなり奥村のビッグリターン！！！中央をうまくすり抜けて敵陣２５yまで一気に攻め込む！府大１ダウン稲村のジェット、水落の中央ランで３ダウン１ここでエースRB水落が密集をうまく駆け抜けてTD！！！（３ダウンショートなのにラインの姿勢が高かったのは気になるところ）ビッグリターンから３プレイで先制点を奪取する速攻で幸先の良いスタートだ！！キックも決まって７−０府大キックで試合再開敵陣３０yで止めた。兵医の反撃は中央のランプレー、RBの縦のスピードが速く５y、１０yのランを連発されて自陣に攻め込まれる。ショートパスを決められてFG圏内へ！！ここでロングボム、兵庫の狙いは良かったがCB藤井がしっかりついてナイスカット！！２ダウン１０はまたしてもブラストで中央突破されてダウン更新。嫌な流れだったが反則に助けられて１ダウン１５中央ランが得意な兵医だったが、ロングシチュエーションはジェットとパスでノーゲイン。中央ランをコールしなかったので助かった。パントでゴール前１０yに押し込まれる。ロングパスでDBを後ろに下げたいところだったが、水落のランでダウン更新してじわじわと陣地を挽回、いい流れだったがジェットでWRがファンブルしてしまいターンオーバー！！！自陣１０yから守備右利きのQBなのになぜか攻撃から左サイドへのパスばかり投げるのは、CBが１回生であることを知って狙っているようだ。しかし１回生CB藤井は堅実なカバーでパス成功を許さなかった。中央ランも止めて４ダウンFGここで１Q終了
06Jul
- 大阪府立大学VS大阪産業大学　4Q 完
  最終Q開始ロングゲインで自陣２０yまで進まれてしまった直後の１ダウン１０パワープレーに対してDEがインスラントしてあいたホールをLBが詰めきれずミドルゲインを許す。２ダウン５外に流れるFBダイブでダウン更新クラックでOLBをブロックしてその外を回るよく考えられたプレイだ。ゴール前１０yで１ダウン右オープンへダイブオプションピッチこれもLBがクラックで止められてしまい、オープンを走るRBにSFが迫る！しかし、外に振り切られてしまってTDキックは失敗したが１０−２０で２本差とされてしまった。残り８分３０秒　府大が得点する時間はあるが、１本返した後の産大の攻撃で時間を消費される可能性が高い状況、オンサイドキックも視野に入れておかなければならないだろう。府大リターンは自陣２０yで止められて１ダウン時間はまだ十分あるので１本返してプレッシャーをかければチャンスは十分にある。RBへのスイングパス成功、キャッチした林田はOLBを振り切って１０y快走してダウン更新。続いてWR中山のジェット！！　これも１回でダウン更新するナイスラン！！しかし、サックされてしまい２ダウン１７さらにサックで後退、LBのクロスブリッツに全く対応できなかった。３ダウン２５もダブルオープンファイヤーでパスプロが持たず。前半でスクリーンパスを見せておけば、ここまで思い切ったラッシュはできなかったと思うのだが、スクリーン・ドロー無警戒でQBめがけて突進してくる産大LBを府大パスプロは止めることができなかった。４ダウンロングは厳しいシチュエーションだったが、点差と残り時間、および産大攻撃と府大守備の力量差を考えるとギャンブルすべき状況。しかし、パントを選択して攻撃権を放棄してしまった。１ダウン１０時間を消費したい大産は当然のランプレイで中央ブラスト、LBのヒットはよかったのだが右のDTが動きすぎてホールが開き、２０yゲインされてダウン更新される。パワープレーを２回止めて勝負の３ダウン７はオプションキープ！デザインでは止まっていたが個人技でかわされてダウン更新。１ダウン１０のパワープレーに玉利がロスを割ってタックルを決めて２yロス！！パワープレーは止まるが、オプションとブラストが問題だ。２ダウン１２でオプションキープ！！２０yゲインされて自陣３０yまで攻め込まれる。１ダウン１０左スロットの前にDBがいないミスアジャストでパス１発でTDを奪われてしまった。キックも成功で残り５０秒で２７−１０勝敗は決してしまった。府大最後の攻撃パスラッシュがきつくてスクランブルの後、佐々木のドローがロングゲイン！！やはりQBにマトを絞っていたのでドローは有効だった。スパイクして時間を止めた後、ロングパスをトライしたが、インコンプリートで試合終了。１０−２７と点差は開いたが、ゲームプラン次第では４Q最後まで接戦を演じられる力はあったと思う。反則とファンブルロストが痛かった。あと2ヶ月、この夏の個々の選手達、そしてチーム全体の成長を期待したい。以上
04Jul
- 大阪府立大学VS大阪産業大学　３Q
  後半開始府大リターンで後半開始自陣３０yから１ダウン１０砂川が左のオプションキープから右にカットバックしてロングゲイン！！一気に敵陣に侵攻。敵陣４５yから１ダウン１０２回生WR中山へのショートパス成功で２ダウン４いい流れだったが、オプションピッチでボールを落としてしまい、ファンブルでターンオーバー攻撃権を奪われてしまった。７−１４で負けている府大、ここは守備の踏ん張りどころだ。前半散々出されたFBのトラップダイブだが、LB玉利が強烈なヒットでOLに当たり勝ってホールを潰して３yゲインで止める。２ダウン７も玉利がGを青天させてFBダイブをノーゲインに仕留める。３ダウン８はパスでSEのポストここはLB後呂がよく下がってボールを浮かせたのでCB奥村が追いついてナイスカット！！　いいカバーだった。ハーフタイムで守備コーチから何か指示があったのだろう、前半と見違える動きで産大の協力オフフェンスを３回で抑えきった。パントで自陣２５yまで戻される。１ダウン１０加藤へのフラットパス成功で２ダウン２水落のジェットでショートゲインしてダウン更新１ダウン１０中山へのミドルパス成功で再び敵陣へ侵入する。続いて砂川のスクランブルでダウン更新敵陣３０yから１ダウン１０加藤のジェットで２ダウン５ジェットフェイクから加藤へのポストストリークは抜いていたが、パスがショートしてDBに追いつかれてしまいインコンプリート！しかし、これがインターフェアとなり15yペナルティ。敵陣ゴール前１０yから１ダウンtoゴール中山へのインサイドのパスがヒットして２ダウン３パス失敗の後、サックされてしまい４ダウンFG。これはK加藤が確実に決めて３点を追加　１０−１４もう一度守備がパントをけらしてくれれば、府大オフェンスはもう一度得点できる力を秘めている。キックオフは一瞬走られそうになったが、間一髪、濱出がソロタックルを決めて敵陣２５yから１ダウン１０オプションキープに対してLB後呂がリードブロッカーにきちんと当たって減速させたので逆サイドDEの平井が追いついてタックルしてノーゲイン！！２ダウン１０はオプションQBキープからのカットバックで中央を切り裂かれロングゲイン！！これも今までなら独走TDのところ奥村が追いついて自陣１５yで止めた。ここで３Q終了
03Jul
- 大阪府立大学VS大阪産業大学　２Q
  サイドチェンジして２Q開始敵陣４０y付近から２ダウン４RB佐々木のランはブリッツのLBに仕留められてロス。３ダウン６はパスプロが漏れてしまいインコンプリート。いいドライブだったが攻めきれずにパント。スナップミスでヒヤリとしたがラグビー出身の濱出は落ち着いてボールを拾い上げた。冷静にタックルをかわして無事にパントを蹴って敵陣２０yに押し込んだ。１ダウン１０はブラスト遅いタイミングで逆サイドGのプルインをリードブロックにしている。止めるにはオンサイドのLBがFBの下に潰れこみ、逆サイドのLBが、プルインGが横を向いている間にサイドから強烈なヒットをぶちかますしかないのだが、二人ともブロッカーを交わしに行ってしまい中央に大穴が空いてしまった。例年なら独走されるパターンだが、SFの東と町田の反応が早く８yゲインで止めたのは成長の証が見られた。２ダウン２ダイブはインスラントのサインが当たりで逆サイドLB玉利がフリーでタックルしてノーゲイン！！３ダウン１パワープレイに対してオンサイドLBの姿勢が高くて押し込まれていたが、逆サイドLBの玉利がプルインGに内側から強烈なヒットでプレッシャーを与えてRBを外に膨らませることに成功！流れてきたRBを待ち構えていたCB奥村が仕留めたが、わずかにフレッシュラインを超えられてダウン更新される。自陣３０yから１ダウンはロングパス！！オーバースローでインコンプリート。２ダウン１０FBダイブでスロットが玉利にクラックブロックに行ったのでOLBが追いつかないと行けなかった。外をまくられてダウン更新され自陣に攻め込まれる。ここで産大ベンチはしたたかにロングパスをコール！CBが抜かれてしまいロングボム成功して一気にゴール前１５yここでダイブフェイクのQBキープで左オフタックルをまくられる。右LBがプルインGの動きをリードできておらず、反応が遅れてしまったのが痛かった。ここでも昨年までならそのままエンドゾーンを割られていた形だが、CB奥村が外を蓋して、パシュートの平井、花井らが集まりで止める粘りの守備を見ることができた。１ダウン５ここで産大の頭脳プレー！右にGをプルアウトさせておきながらの左ダイブオプション！右LBはプルアウトに反応して右に飛んでしまった。一方で左サイドはDEがフリーだったのでQBに追いつかなければ行けなかったが、ゴール前なので左LBはダイブフェイクリードブロッカーのFBにヒットしなければ行けないところ、交わしに行ってしまったのでQBが加速する空間を与えてしまいTDキックも成功して０−１４いやらしいプレイだが、２回生の新スターターには、こんなサインもあるのだという良い経験になったと思う。府大リターンで自陣２０yから１ダウンオプションノーゲイン、パス失敗の後の３ダウン１０でジェットフェイクから加藤へのパス成功でダウン更新！２本差なのでもうボールコントロールはいらない、府大が優位な空中戦を挑んで１本返したいところだ。この日、両面で大活躍の奥村へのパス成功でさらにダウン更新！ハーフラインから１ダウンさらに奥村へのフラットパス成功！！２ダウン６は加藤のジェット！！２年前の入替戦で和歌山大を翻弄したプレイが産大守備を切り裂いてダウン更新！！さらに稲村へのパス成功で敵陣２０yまで攻め込む。RB水落へのスイングパスで連続してダウン更新、ゴール前１０y。産大LBのオープンブリッツを交わしたQB砂川はそのまま個人技でディフェンスを振り切ってTDキックも成功して７−１４残り３０秒で産大は積極的にパスを投げてきたが抑えきって前半終了。「ランの大産とパスの府大」双方の特徴が鮮明な試合展開だが、産大の方がスペシャルに近いプレーを用意してきており、この試合に対してより勝ちに行く準備をしてきている印象だ。３Qに続く
02Jul
- 大阪府立大学VS大阪産業大学　１Q
  春の最終戦、大阪産業大学と試合毎年、春に対戦しているが強力なランアタックに翻弄されて連敗が続いている。昨年、３部降格したのでブロック編成次第では秋にも対戦する可能性がある相手だ。春とは言え、是が非でも勝っておきたい相手である。府大キックで試合開始敵陣３０yで止めて大産大の攻撃。府大守備陣がどれだけランを抑えられるか、注目の第１シリーズ。１ダウンのブラストは３yゲインで止めた。しかし、トラップダイブで７yを奪われてダウン更新される。さらにQBのオプションキープはデザインでは止まっていたが、個人技のエフォートでダウン更新され自陣に攻め込まれる。さらにFBのトラップダイブがロングゲインとなり、ゴール前２０yまで迫られる。守備ラインがトラップブロックに対して全く詰めれていない、正直この試合でトラップダイブを止めるのは難しそうだ。続いてのダイブは５yで止めたが、フェイスマスクの反則で１５yペナルティでゴール前５y ダイブフェイクのFBがQBのリードブロッカーになる決め打ちのオプションキープで４yゲイン残り１yでダイブは濱出がFBに弾かれてしまったが、逆サイドからフォローした玉利が強力なヒットで仕留めて残りインチで止めた。３ダウンは中央ダイブで押し切られてしまいTDキックも成功して０−７先制点を許してしまったが、例年なら独走であっさりTDを許していたところ、守備に粘りが感じられたのは収穫だった。トラップブロックにさえ対応できれば、この先パントを蹴らせることも可能だろう。QB砂川を擁する府大の空中戦は２部で通用するレベル。ランオリエンテッドの大産は、パス守備は苦手なので、この試合、得点のチャンスは十分にあると予想する。守備が３本に抑えれればチャンスはあるはずだ。府大リターンで試合再開。自陣３０yから１ダウンWR加藤のジェットで3yゲイン２ダウン７はRB水落がランで４y走り、３ダウン３SBの稲村がディレイでLBの裏に入ってパス成功でダウン更新する。予想通りパスは通りそうだ。ハーフラインから１ダウン佐々木のランはショートゲインで２ダウン９水落へのオプションピッチは止まったかに見えたが、セカンドエフォートで４yゲインして３ダウン５ロールアウトから加藤へのパス成功でダウン更新。１ダウンはCBと両面の奥村へショートパス成功大産CBのクッションは深いので、フラットへのパスは狙い目だ。ここで１Q終了　
25May
- 大阪府立大学VS兵庫県立大学４Q 完
  敵陣ゴール前１０yから守備ミドルパス成功で２ダウン３　ここからロングパス２回失敗でパントレッドゾーンオフェンスでパントの代わりにロングパスを放つ狙いは悪くないが、最も成功しやすい１ダウンでショートパスを通したため府大守備はパスを意識して守っていた。相手のコールの不味さにも助けられ３回でパントしかし、ここでラフィンザパンターの反則。オートマチック１ダウンとなり県立大の攻撃続行。パスラッシュのDEがコンテインを切られてQBがオープンを走ってダウン更新　しかし、次のプレイでは権藤、藤本が激しいラッシュでQBサックを奪う。やられたらやり返すライン戦の激しい応酬だったが、CBのカバーが甘くミドルパス成功でハーフラインまで陣地を挽回されてしまう。さらにフライを通されてFG圏内に攻め込まれる。両CBが競り負けるシーンが続く。府大CBはロングパスを守れないと判断した県立大学は連続してストリークパスでエンドゾーンを狙う。今度はオーバースローになり、右CBがインセプできそうだったが落球してしまいターンオーバーならず。パスは通ると判断した県立大、今度は左へのショートポスト！SF東のオープンファイヤーで空いたゾーンに冷静に投げ込まれてTDを奪われてしまう。キックも決まって２２−７府大リターンはエンドゾーンでキャッチミスしてしまい、ほとんどリターンできず自陣5yから１ダウン１本返して息を吹き返した県立大守備に３アンドアウトされてパント。府大攻撃もレッドゾーンからパント代わりのストリークは投げなかった。この辺りは、そろそろ使いこなせるようになって欲しいところ。自陣３０yから守備味をしめた県立大はまたしてもパス、しかしLB玉利がしっかり１０y下がってナイスビンゴ！！攻撃権を奪い返した。自陣３０yから１ダウン今度は県立大LBがTE平井へのミドルパスをお返しのビンゴ！！！目まぐるしく攻守が入れ替わる大味な展開となった。自陣３０yでロングポストは抜かれていたが、わずかにオーバースローで命拾いした。続いてのミドルパスは東がカットしてインコンプリート。しかし、アウトのパスを通されてダウン更新される。パスオリエンテッドの攻撃にエンドゾーンを脅かされ続けたが、落球に助けられて４ダウンギャンブルは２回生LB花井が思い切りの良いオープンブリッツでサックを決めてターンオーバー。自陣２０yから１ダウン佐々木のランを中心にゴリゴリと前進してハーフラインを突破県立大守備の意識がランに集中したところでTE平井へのミドルパスがヒットしてFG圏内へ。WR水落へのフラットパスが連続して成功。キャッチ後のランでさらに前進してゴール前１０yに迫る。佐々木のオープンランでゴール前インチに迫ったが、オプションでロスして最後はFGを決めて試合終了。SHRIKESは２５−７で春の公式戦で見事に勝利を飾った。C小西、RB佐々木・林田　LB花井、濱出といった新２回生の活躍が目立った。春シーズン、怪我せず乗り切って成長してくれれば、秋は大いに期待できそうだ。完
23May
- 大阪府立大学VS兵庫県立大学　３Q
  県立大リターンで後半開始敵陣２０yから１ダウンオプションをDT小西がロスタックル、２ダウンのパスをDE権藤がサックで３ダウン２０に追い込んだがロングパスを通されてダウン更新される。２ディープのCBは絶対にSEを外から逃してはいけない。２ディープのSFが追いつけなくなるからだ。敵陣４５yから１ダウン　アンダーゾーンへのパス成功の後、LBが入れ違ってしまい９yゲイン流れを持っていかれそうになったが、オーバーパワーしているDLが中央ランとジェットを連続してロスタックルでパントに追い込んだ。ライン戦で圧倒しているのでランプレーは安定して止めれているがパスカバーには細かいほころびが目立つ。自陣３０yから１ダウンオプションピッチで５yゲインの後、反則で１０y罰退２ダウン１５は平井へのパス成功で３ダウン４平井、藤本が完璧なブロックをした右サイドをRB林田が駆け上がりダウン更新さらに砂川のスクランブルでダウン更新して敵陣に侵攻する。ここで２回生RB佐々木のビッグプレイ！！！オープンファイヤーでペネトレイトしてきたOLBを細かいステップでかわすと力強いセカンドエフォートで密集を駆け抜け独走態勢に入った。あと３yでエンドゾーンのところをDB に追いつかれてしまったが、40yのビッグランでゴール前３yから１ダウンここはWR加藤へのスラントが綺麗に決まってTDキックも成功して２２−０キックオフは加藤がエンドゾーンまで飛ばしたキックにカバーチームの集まりが良く、敵陣ゴール前５y付近で止めた。ここで３Q終了４Qに続く
22May
- 大阪府立大学VS兵庫県立大学　2Q
  サイドが変わって２Q開始順調にFG圏内に入ったところで反則して５y罰退。ここからTDパスを２度投げ込んだが１度目は落球、２度目は弾いたボールをインターセプトされて攻守交代。攻め込んだが詰めが甘かった。敵陣ゴール前での守備は、オプションに対して藤本が滑らかなキャットアンドマウスでRBを仕留める。３ダウンのランもフリーだったLB濱出が綺麗に仕留めてパントに追い込んだ。２シリーズ続けて３回で切った守備は安心して見ていられる状況だ。敵陣30yから１ダウン佐々木のランで８yゲイン　TE平井OT権藤が大きなホールを空けていた。２ダウンショートは林田のランで突破して残り２０yジェットとQBランを織り交ぜて４ダウン１攻撃ラインが押しているのでギャンブルも佐々木のランで楽々成功。ゴール前７yから１ダウン林田のラン、市川のジェットでゴリゴリ前進して３ダウン１ラインが押しているので普通の中のプレイで良かったのだが遅いオープンのプレーをコールしてロス。４ダウン５でFG成功　9-0とリードを広げた。キックオフは敵陣４０yまで返されてしまう。県立大は積極的にパスを仕掛けるがWRが落球するなど精度がイマイチで脅威は感じられず、３ダウンロングではDE平井が背後からファンブルフォースするQBサック、惜しくもリカバーできなかったが今年のスーパーボウルで勝負を決めたプレイを彷彿とさせる見事なプレイだった。パントは奥村が粘ってタックルを振りほどき15y返してハーフライン付近から１ダウン。先ほどサックした平井へのミドルパスがヒットして３０yゲイン、敵陣２０yへ侵入。前半残り時間1分なのでスパイクして２ダウン１０稲村へのフラットパス成功で５y前進、外に出て時計も止めた。スクランブルでダウン更新して再度、スパイクして残り30秒ゴール前１０yで先ほど３ダウンで止められたランフェイクからリードブロッカーの佐々木へのパス成功、ランアフターキャッチで粘った佐々木がエンドゾーンに持ち込んでTDキックは不成功で１５−０　キックオフカバーは敵陣２０yで止めて残り20秒県立大はランで時間を流して前半終了。３Qに続く
21May
- 大阪府立大学VS兵庫県立大学　1Q
  府大リターンで試合開始ショートしたキックを24上手くリターンして自陣40yから１ダウン２回生RBコンビ林田、佐々木のランの共演でダウン更新を連発！！OLが素晴らしいブロックでホールを開けていたゴール前10yまでドライブしたところでWR市川のジェットが炸裂、オープンフィールドでWR陣が素晴らしいブロックを見せて残り1yTE平井がオフタックルでDEを完璧に押し出すナイスブロック！！RB佐々木が余裕でTDを奪い先制点を奪取した。キックは失敗で６−０兵庫県立大学陣25yから1ダウン守備ラインが圧倒して県立大のランをショートゲインに抑えて３ダウンロングここはミドルパスを玉利がカットして３回でパントに追い込む。パントで攻守交代府大自陣30yから１ダウンRB林田のランで一発でフレッシュ獲得、怪我から復帰したTE平井がDEを完全にオーバーパワーしていた。さらにC小西のナイスブロックでRB佐々木が中央を切り裂いて連続フレッシュ獲得。２回生の活躍が目立つ。ゴリゴリランプレーでハーフラインを突破して敵陣に入ったところで１Q終了。ラン主体なので時計が進むのが早い。２Qに続く
01May
- 府大VS市大　後半
  前半リードこそ奪ったが、ゴール前の詰めが甘かったところが課題だった。空中戦は優位に展開しているので、後半もパスで追加点は狙えるだろう。しかし、春なので２回生RB林田と佐々木を成長させるためにもランでしっかりゲインしておきたいところ。府大キックで試合開始玉利が止めて敵陣30y付近から市大１downオプションに対してOLB花井がいい動きを見せていた。３回でパントに追い込む。市大のパントは府大にとってアンラッキーなバウンドで自陣ゴール前まで転がって止まってしまった。府大ゴール前1yから1down市大のオープンブリッツでサックされてセイフティ８−２に詰め寄られて市大のリターン勢いに乗る市大のランが止まらない。ダイブ、パワーが平均で５y進んであっという間にハーフラインまで攻め込まれる。ここから再びダイブが一発で抜けてしまい一気にTDを奪われる。８−８の同点２ポイントのパワーはLB玉利がロスさせて失敗。府大リターンで試合再開後半からQBは高山、自陣からランで攻めるがダウン更新できずパント。ハーフライン付近から市大1down前のシリーズでやられたランを連続して止めて３ダウンに追い込むが、TEへのフェイクパスを通されてダウン更新される。さらにスクリーンでゴール前10yに迫られて3Q終了。同点のまま4Qに突入スラントパスを通されてレッドゾーンに肉薄される。絶体絶命のピンチにLB東のオープンファイヤー炸裂！！ファンブルフォースからのターンオーバーは認められなかったが、大きくロスさせて市大オフェンスをゴールラインから遠ざけることに成功した。攻めあぐねる市大はリバースを仕掛けてきたが逆サイドLBの花井がしっかりステイしていた。待ち構えて確実にタックルを決めてターンオーバー。自陣ゴール前から府大攻撃QB砂川から水落へミドルパスが成功して前進。しかしランが進まず４ダウンショートのギャンブル。ここはOLが開けた穴を佐々木が思い切りよく縦に上がって突破する。ハーフライン付近から1downしかし、後が続かずパントで攻守交代。北井が負傷して交代したパンター濱出の見事なコントロールパントは市大ゴール前10yで止まった。市大1downスイープはOLB花井が見事な上がりでRBのコースを潰して減速させノーゲイン。その後のパスも防いでパントに追い込む。ハーフライン付近から府大1down残り時間３分で勝ち越すにはこのシリーズしかない状況。砂川は先ず稲村へのミドルパスを成功させて敵陣へ侵攻。続いて市川へのパスでFG圏内へ突入。最後は砂川がスクランブルで自らエンドゾーンに飛び込んで勝ち越しのTD2ポイントは失敗で１４−８市大自陣から1downはショートパス１度の成功に終わりタイムアップで試合終了。SHRIKESは今期初の練習試合で白星をあげることができた。ランプレーをもっと出したかったが林田、佐々木といった２回生RBが思い切りの良い走りを見せていた。今後の成長に期待したい。守備もLB濱出、花井の思い切りの良い動きが目立っていた。フレッシュマンが活躍して上げた白星スタートで士気が上がったSHRIKES。大勢見学に来ていた新入生たちも「アメフトは面白そう、自分たちもやってみよう」と感じてくれたのではないかと思う。
29Apr
- 府大VS市大前半
  府大リターンで試合開始奥村が自陣30yまで返す。府大攻撃QB砂川がショットガンからパス攻撃を仕掛けるが、反則で下がった後パスプロが押し込まれてコントロールを乱し３回でパント北井のパントでハーフラインまで押し返した。市大攻撃Iからのランプレーは守備ラインが押し返し、LB玉利、濱出が反応良く止めて３ダウン８に追い込む。しかし、フラットのパスを通されてダウン更新される。１ダウンのジェットはLB玉利が鋭く反応してタックルにしてノーゲイン。中央のランに対して権藤がダブルを押し返してショートゲイン３ダウンのパスも失敗でパント。ゴール前から府大１ダウンサックされて３ダウン15パスプロを破られてしまい、砂川が落ち着いて投げれずパス失敗。パントで攻守交代。ハーフライン付近からの守備守備ラインが好調でランではゲインを与えない。苦しいフィールドポジションだが３回でパントに追い込んだ。ゴール前１０yから１ダウンRB林田のランでショートゲインして３ダウンロングここで１Q終了。サイドが変わっての３ダウン砂川がハーフロールから市川にパスを成功させてダウン更新。さらに市川のジェットで前進して連続で１ダウンを奪う。昨までQBで今期はWRも務める水落へのパス成功で敵陣へ侵入、リズムに乗ってきた。パスプロはまだ漏れているが、砂川が機動力でプレッシャーをかわしてパスを通しているところは見事だ。RB佐々木のラン、砂川のスクランブルでFG圏内に接近、さらに市川へのパス成功でゴール前に迫る。しかし、あと１y残ってしまった。４ダウン１はIからのパワープレー市大守備はランには強く、押し返されてしまって攻守交代。。市大ゴール前１yから攻撃Iからのスイープに対してLB花井が鋭い上がりでRBを減速させたところへLB玉利がRBに襲いかかり、エンドゾーン内でタックル！！！セイフティで2点先取府大２−０でリードを奪った。府大リターンで試合再開ハーフラインから１ダウン市大CBのクッションの深さをつくWR水落へのフラットで細かく前進していくランプレーを挟んでから北井へのストリークが成功してタッチダウン８−０とリードを広げる。ゴールポスト無しでの試合なので、TFPは２ポイントコンバージョンこれはパス失敗で８−０のまま。市大リターンで試合再開奥村のナイスタックルで市大のリターンはほとんど返せずフィールドポジションは優位だったがスクリーンでロングゲインを奪われ府大陣に攻め込まれる。しかし、DBがパスをしっかり抑えきって攻守交代府大攻撃のロングパス失敗がラストプレーとなって前半終了８−０のリードで折り返しとなった。後半に続く
26Feb
- 2018スーパーボウル観戦記８（完）
  攻守入れ替わってイーグルスの攻撃は敵陣３０yからここは手堅くレガレットのラン３回で時間を消費するイーグルス。無理してダウン更新する気は無く、４ダウン５のFGをきっちり成功させて４１−３３　これで２ポイントを決められても同点止まりのセイフティリードとなった。残り時間１分のキックオフペイトリオッツはリターンでリバースを仕掛けるが、イーグルスカバーチームは全く引っかからず、自陣１０yから攻撃３回パス失敗で追い詰められるが、さすが百戦錬磨のブレイディは涼しい顔で４ダウン１０のパスを成功させる。キャッチしたアメンドラはフィールド中央でダウンしたため、１ダウンはスパイクで時間を止める。２ダウン１０は分かっていても止められないグレンコースキーへのフラットパス。キャッチ後のランで楽々とダウン更新して外に出るグレンコースキー。続く１ダウンもグレンコースキーへのパス成功。今度はキャッチ後に１０y走ってハーフラインまでボールを運んだ。もし残り時間が２分ならこの怪物TEにパスを投げるだけでエンドゾーンまで行ってしまうだろう。しかし、ハーフラインからの攻撃は残り１２秒。あと２プレイしかできない。アウト系のパスはダービーにあわやインターセプトされそうになり、残り9秒先ほどファンブルフォースをしたイーグルスDEグラハムが必死のラッシュでブレイディに迫る！！ブレイディは冷静にグラハムのタックルをかわしてエンドゾーンにロングパスを放つ！！！この時点で残り4秒巨漢TEグレンコースキーがエンドゾーンでボールを待ち受ける。「3秒　2秒　1秒・・・」ジャスト０秒で落ちてきたボールに対して飛びついたグレンコースキーだったが、流石に5人のイーグルス守備に囲まれた中でキャッチすることはできなかった。インコンプリートで試合終了。イーグルスのスーパーボウル初制覇となった。今回のスーパーボウルは初優勝を目指すイーグルスを応援していた。そのチームがいつ逆転されるか手に汗握る大接戦をモノにして最後に勝った。途中はずっと興奮しながら、最後に笑うことができたハッピーな結末だった。私はファンである４９ers以外が出場しているスーパーボウルはその都度、応援するチームが変わる。振り返ってみると控えQBが出場していて旗色が悪い方を応援することが多いような気がする。QBブレイディも初出場の２００１年スーパーボウルでは当時のエースQBブレッドソーの控えだったが、エースの負傷でチャンスが回って来た２年目のブレイディは下馬評で圧倒的優位と言われていたラムズを倒して優勝したが、この時の私はペイトリオッツを応援していた。どうも番狂せと、バックアップ選手の活躍が好きな性分のようだ。最後までお読み頂き、ありがとうございます。NFLスーパーボウルが終了して２０１７年度シーズンは終わりました。しばらく観戦記を描く機会はありませんが、あと１ヶ月もすれば日本の大学、社会人の試合が始まります。母校と古巣の社会人チームを中心にまた観戦記を描いてみたいと思っています。その時は、ご一読頂けましたら幸いです。今後ともよろしくお願い致します。
20Feb
- 2018スーパーボウル観戦記７
  タッチバックで自陣２５yからペイトリオッツの攻撃まずは最も頼りになるTEグロンコースキーへのパス成功。スクリメージライン上でボールをキャッチしたグロンコースキーはランアフターキャッチで８y走ってからサイドラインを割って時間を止めた。土壇場で普段通りのプレーをするペイトリオッツに対して、イーグルス守備の必死さが伝わって来る。４Q終盤まで戦ったイーグルス守備は用意してきたシステムでは、グロンコースキー、アメンドラの能力を抑えきれないことはすでにわかっていただろう。あとはQBのミスを期待するしかないが、百戦錬磨のブレイディに限っては期待できそうもない。しかし、奇跡は予期しない時に起こる！！！DEグラハムが右インサイドからのラッシュでOGメイソンを押し込んでブレイディに迫る。２ダウンショートなのでイーグルスパスカバーはアンダーゾーンを開けて深めに下がっていた。左からアクロスで入ってきたアメンドラは早々とフリーになっていたが、ブレイディはすぐに投げなかった。メイソンは押し込まれながらも、コンマ１秒でもブレイディが投げる時間を稼ぐべくグラハムの圧力を右に押し流す。もしブレイディがすぐアメンドラに投げていればパス成功でダウン更新していただろう。しかし、ブレイディはRBホワイトがフラットゾーンでフリーになっているのに気づいてしまった。キャッチ後にすぐタックルされてしまうアメンドラよりもキャッチしてから走れる可能性のあるホワイトに投げた方がゲインが稼げるし、サイドラインに出て時計を止めることも容易である。ブレイディが優秀であるがゆえの瞬時の判断だったが、このターゲットチェンジの一瞬をグラハムは見逃さなかった。メイソンをオーバーパワーしてブレイディに接近するグラハム、パスプロをふりほどこうとリップをしかけるが粘るメイソンはホールディングすれすれのテクニックでグラハムの右手をひっかけ進路を妨害する。サック目前の獲物ブレイディはパスモーションに入ってしまった。フリーのアメンドラに投げようとしている。「駄目だ届かない・・・」グラハムは一瞬の判断でサックを諦めて残った左手を振り上げる。ブレイディの右手が目の前にある。はたき落とすというより差しのばした左手を突っ張りのように突き出した。ブレイディが正面のアメンドラに投げていれば届かなかったであろうグラハムの左手は、ホワイトに投げようと右サイドに体をひねったブレイディの左手にぶち当たった！！！右利きのQBは投げる直前まで左手でボールを守るように抑えている。グラハムの左手はボールには届かなかったが、ブレイディの左手に届いたのだ。グラハムに押されたブレイディの左手は玉突きで右手に乗ったボールを後方に押し出してしまった。「ファンブルー！！！！！！！！！」逆サイドのDEバーネットがリカバーしてターンオーバーイーグルスが値千金のファンブルフォース&リカバーで攻撃権を奪い返した。４Q残り２分９秒イーグルスにとっては奇跡、ペイトリオッツにとっては悲劇となるスーパープレーだった。８に続く
19Feb
- 2018スーパーボウル観戦記６
  いよいよ最終クォーターに突入昨年のスーパーボウルで大逆転の末、ファルコンズを破った王者ペイトリオッツが６点差を追う展開。両チームのファンでなくても、手に汗握る展開だ。ペイトリオッツファンならカリスマQBブレイディが最後は間違いなく逆転すると信じている展開だろう。私はイーグルスファンではないが、初優勝を目指すチームを応援してここまで観戦してきた。タレントではブレイディに劣るイーグルスQBフォールズが何度も３ダウンに追い込まれながら、ギリギリのプレーでドライブを継続してきた奮闘ぶりに「ここまで頑張ったなら、なんとか勝たせてやりたい」という思いが強い。涼しい顔でフィールドに立つブレイディ。過去に数多の修羅場をくぐり抜けてきたカリスマは、緊迫した状況を楽しんでいるように見える。応援する側にとっては頼もしいことこの上ないが、相対する側にとってはの冷徹なハンターが獲物を狙っているようにしかみえない。自陣２５yからの攻撃残り時間１４分なのでまずはRBバークヘッドのラン２回でダウン更新。単に逆転するだけでなく、この後にイーグルスが最後にペイトリオッツが攻撃する時間だけが残るようタイムコントロールする作戦だ。自陣４０yから１ダウンはまたもバークヘッドのランで４yゲイン２ダウンはWRミッチェルへのショートパスで３ダウン３ここもアメンドラに簡単にパスを成功させて突破する。ハーフラインから１ダウン再びアメンドラに今度は３０yのロングパスがヒット！！！右にWR３枚を固めて左１枚のWRがマンツーマンのCBを縦に引っ張り、無人の左ミドルゾーンにホーガンとアメンドラがアクロスで侵入。浅いゾーンにホーガン、奥にアメンドラが入る縦のストレッチに対してイーグルスLBケンドリックスが下がりきることができなかった。敵陣１７yから１ダウン、またもアメンドラ、今度はサイドスクリーンで楽々と９yゲイン。２ダウン１はホワイトのランで突破して１ダウン５toゴール。RBホワイトへのパス失敗の後、グロンコウスキーへのフライが成功してTD。CBロナルドがついていたが、体格差でバンプで減速させるどころか弾き返されてしまった。グロンコウスキーだけでも止められないところにアメンドラ、ホーガンといったWRが活躍するペイトリオッツ攻撃は、もはやNFC最強のイーグルス守備を持ってしてもアンストッパブルな状況だ。キックも決まって３２−３３とペイトリオッツが逆転リードされているイーグルスは得点するだけでなく、ペイトリオッツ攻撃に時間を残したくないところだが、残り時間は９分２０秒。どんなにボールコントロールしても、ペイトリオッツの攻撃時間が残ってしまう。TDをとるだけでなく２ポイントを成功させてペイトリオッツに追いつかれても逆転されない７点差にしたいところだ。タッチバックで自陣２５yから攻撃まずはアジャイのランで４y前進。２ダウンはロングパス失敗で３ダウン６。パントを蹴ればペイトリオッツにトドメを刺されるのがほぼ確実の状況。緊張が走る３ダウンコンバージョン、OL陣の鉄壁のパスプロに守られたフォールズは冷静に左ミドルゾーンにパスを放つ。ノーバックで左に４枚WRを固めた体型からRBクレメントが大外でサイドスクリーンのフェイク、バートンがストリークで縦にストレッチ、ジェフリーがスラントでインサイドに切れ込んでペイトリオッツDBを分散させた。最後にエルツがディレーで弧を描くルートで一瞬フリーになり、フレッシュライン上でパスキャッチしてダウン更新。シリーズが切れたら万事休すとなる展開、見ているだけで息がつまりそうだ。自陣３５yから１ダウンレギャレットのランで２yゲインして２ダウンはRBクレメントがランフェイクの後、パスコースに出てナイスキャッチ！！ランアフターキャッチで一気にダウン更新を狙ったがDBチュンに押し返されて３ダウン１。モーションからクロスブロックフェイクでパスルートに出たスミスへのパスは成功したが、ペイトリオッツDBマコーティに読まれていてすぐにタックルされノーゲイン。MLBカイルのブリッツがプレッシャーになり、フォールズのパスが浮いてしまったのが痛かった。パントを蹴れば負けることをイーグルスベンチは当然理解している。自陣４５yから４ダウン１は当然ギャンブルだ。これを止めればイーグルスの息の根を止めることができるペイトリオッツ守備はブリッツを仕掛ける。パスプロがこらえきれずDLブラウンのラッシュが左サイドからフォールズに迫る・・・しかし、フォールズは冷静だった。この土壇場で左からのブラウンのラッシュに対して右に逃げるフェイクをしてブラウンを減速させると左にステップを踏んでコンマ３秒、パスを投げる時間を作り出した。２番手のラッシャーLBカイルが追いつく前に放たれたパスは浅いアクロスを走ってきたエルツがライン上でキャッチしてギリギリのフレッシュ獲得。簡単に進むペイトリオッツと違い、イーグルス攻撃は３ダウン４ダウンに何度も追い詰められるが、練りに練ったプレイコールでペイトリオッツ守備の隙間をついて首の皮１枚つないでのダウン更新。しかし、徐々にペイトリオッツ守備に読まれ始めている。エンドゾーンまでネタが持つか際どいところだ。時間も消費したいイーグルスは再びレギャレットのランでショートゲイン。２ダウン９はLBハリソンのプレッシャーを受けながらもフォールズが逃げながらアゴラーにパス成功。敵陣４２yから１ダウン　残り時間は３分２７秒。ここでイーグルスは勝負に出る。１ダウンは手堅くランばかりだったが、いきなりアゴラーへのポストパスが通り敵陣２５yへ攻め込む。FG圏内だが２点リードはブレイディ相手に意味をなさない。TDがマストの状況で、大外のジェフリーが縦を走ってCBを吊って空いたフラットにアゴラーが入るショートパスでダウン更新。敵陣１５yから１ダウンはアジャイーのランで３yゲイン。この時点で残り２分３０秒。２ダウンはジェフリーへのTDパス失敗で３ダウン７。右に３WRを固め、さらにパスキャッチの得意なRBクレメントも右サイドにモーションしてペイトリオッツの意識を右サイドに集中させた。ここで左に一人だけ残ったWRエルツへの単騎パス。５yインに対してCBマコーティが転んでいる間にエンドゾーンに飛び込んだ。飛び込んだ瞬間にファンブルしたのでパスコンプリートかどうかの審議が行われ、ハラハラしたがキャッチ後に走ってエンドゾーンに入ったと認められてTD。２ポイントはRBクレメントへのパス失敗で３８−３３。５点リードで残り時間２分２１秒。ブレイディにとっては十分な時間。イーグルス守備にとってはとてつもなく長い時間が残されてしまった。７に続く。
17Feb
- ２０１８スーパーボウル観戦記５
  ペイトリオッツのリターンで後半開始１０点差を追うペイトリオッツの攻撃だが、この男には丁度いいハンデなのかもしれない。千両役者ブレイディからTEグロンコースキーに２５yパスが通ってハーフラインから１ダウンまたもグロンコースキーに２５yパス成功体格でイーグルスDBを圧倒するグロンコースキーにSFグラハムがマークしていたが身長差で競り負けてしまった。敵陣２５yからRBホワイトのランで４yゲイン２ダウンのパス失敗で３ダウン６ここもグロンコースキーがグラハムに競り勝ってダウン更新１ダウンtoゴールRBホワイトのランで２ダウン５toゴールここでこのシリーズ４度目のグロンコースキーへのホットラインが炸裂！！！ダービーがついていたが、エンドゾーン内でのスピンターンで振り切られてしまった。キックも決まって２２−１９で３点差に詰め寄るペイトリオッツ、１９８cm１２０kgの巨体でCBのマークを振り切るクイックネスを兼ね備える驚異のTEグロンコースキーの存在はアンストッパブルで全シリーズ得点につなげそうな雰囲気だ。イーグルスのリターンで試合再開。攻撃権を渡せば、毎回ペイトリオッツに得点されてしまいそうな雰囲気の中、イーグルス攻撃はダウンを確保し続けてなんとしても得点に結びつけなければならない。キックオフの反則で下がって自陣１５yから１ダウン１０ペイトリオッツの切り札、ブレイディandグロンコースキーに対抗するイーグルス攻撃の中心は昨年までペイトリオッツにいた巨漢RBレギャレットのラン。タイプの異なるRBアジャイと交代を挟んでランでゴリゴリと前進する。ハーフライン付近での３ダウン１はレギャレットのランフェイクからTEエルツへのパスでダウン更新。両チームともDBに体格で勝るTEへのパスがキーゲインとなっている。敵陣３０yからまたもレギャレットのランで４yゲイン。タックルにくるLBをなぎ倒しながらゲインを奪うレギャレットのランにペイトリオッツ守備の疲労がたまっていく様子が伝わって来る。イーグルスを応援していた私は、ここは大事に攻めて確実にFGをと思ったが、イーグルス攻撃コーディネーターはアグレッシブに２ダウン３ダウンと続けてTDパスをコール。２ダウンは失敗したが、３ダウンはRBクレメントへのパスが見事に成功してTD。キック成功で２９−１９。RBクレメントは前半終了間際のTDをお膳立てする値千金のパスキャッチに続く大活躍。パワーで平均５y進むレギャレット、カットバックで切れ込むアジャイー、パスキャッチの得意なクレメントと個性豊かなRB陣の大活躍で、王者ペイトリオッツのアンストッパブル攻撃に対抗するナイスゲームだ。追いかけるペイトリオッツの攻撃はグロンコースキーを温存してランでコツコツとゲイン。あまり進んでいなかったがイーグルスの反則に助けられてダウンを更新すると、ホーガンへのパスでハーフラインまで前進する。ルイスのラン２回で９y進んで３ダウン１はWRアメンドラへのパス成功で敵陣３５yから１ダウンここからホーガンへのロングボムであっさりTDを奪う。キック成功で２９−２６双方のオフェンスが一歩も引かない点取り合戦だ。得点結果は同じだが、３ダウンに追い込まれても全く動じず簡単にプレイを成功させるブレイディ、それに対してフォールズはギリギリの集中力で紙一重のプレイを成功させている感じだ。リードしているのはイーグルスだが、一度でもパントを蹴ればペイトリオッツが間違いなく逆転するだろうという雰囲気が漂う。しかし、悲願の初優勝を狙うイーグルスは攻める姿勢を崩さない。ランでゴリゴリ進んだ前のシリーズから一転してWRアゴラー、WRスミスへのパスを連続してヒット！！あっという間に敵陣３５yに攻め込む。レギャレットの縦突進を挟んでからアゴラーのリバースでダウン更新して敵陣２４yまで前進。１ダウンでTDパスを狙ったあと、２ダウン１０はスミスへのサイドスクリーンで７yゲイン。ここで４Qに入り、サイドが変わっての３ダウン３、アゴラーのリバースモーションからのサイドスクリーンを狙ったがLBフロワーズに見破られてロス。エリオットがFGを確実に決めて３２−２６リードを６点に広げたが、ペイトリオッツにTDを奪われればキックで逆転される状況だ。アンストッパブルオフェンスに相対するイーグルス守備に重いプレッシャーがかかる最終Q。幾多の修羅場をくぐり抜けてきたブレイディが涼しい顔でフィールドに入ってきた。６に続く
15Feb
- 2018スーパーボウル観戦記４
  キックオフはタッチバックで自陣２５yからペイトリオッツの攻撃複雑なリバースフェイクからRBバークヘッドへのスクリーンが決まり４５yのビッグゲイン！一気に敵陣３０yまで前進しかし、ここからイーグルス守備が粘りを見せる。１ダウンのミドルパス失敗のあと２度のRBへのサイドスクリーンパスにしっかりアジャストして４ダウンFGに追い込んだ。今度はKゴスコウスキーが確実に決めて１５−６で９点差。キックオフはタッチバックイーグルス自陣２５yから攻撃はエンクローチメントの反則で５y下がって１ダウン１５RBクレメントのランはノーゲインで２ダウン１５ペイトリオッツLBがブリッツをしかけて空いたゾーンにWRスミスが入ってパス成功！３ダウン４はRBアジャイがOLを信じて中央に思い切りよく突っ込んでナイスゲインダウン更新プラスおつりがでる３０yゲインで敵陣４０yから１ダウン勢いにのるイーグルスはここでロングパスを放った。WRジェフリーが一瞬キャッチしかけたが、CBギルモアのマークが厳しくてキャッチしきれずに弾いてしまう！！空中に浮いたボールをペイトリオッツDBは見逃さなかった。ハーモンがインターセプトしてターンオーバー。からくも窮地を脱したペイトリオッツ。自陣１０yから攻撃１ダウンは手堅くランプレーで４yゲイン２ダウンはパス失敗で３ダウン６自陣ゴール前なので無理はできない厳しい状況だ。ミドルパスは失敗したが、イエローフラッグマンツーマン守備をしていたミルズがホールディングの反則をとられてペイトリオッツがラッキーなダウン更新。自陣２０yからルイスのランで５yゲイン２ダウン５、再びルイスのランでダウンを更新する。ペイトリオッツOLの調子があがってきた。前半残り３分で１ダウンのパスはイーグルスのマクロードがカットして２ダウン１０時間を使いながら得点したいペイトリオッツ、手堅く刻むかと思っていたイーグルス守備の裏をかいてホーガンへの４５yロングパス成功！！！敵陣２５yから１ダウンここで右Gメイソン、右Tキャメロンが絶妙のブロックでRBホワイトの走路を空ける！！！一気に加速したホワイトはDBのタックルを振りほどいてタッチダウンしかし、ゴスコウスキーがまたも外してしまい１５−１２でイーグルスが３点リード。追い上げて波にのるペイトリオッツだが残り時間２分２ミニッツオフェンスで得点できる時間を残してしまった。キックリターンで３０yまで返してイーグルスの攻撃まずはエルツへのパス成功で２ダウン３スミスへのパスは失敗で３ダウン３RBクレメントがサイドに開いての縦パスでDBを振り切ってパス成功！この時点でダウン更新していたが絶妙のリードボウルをキャッチしたクレメントはマンカバーのDBジョーダンを振り切って一気に独走！！ゴール前８yで止められたが、残り１分１７秒で得点圏まで進む値千金のプレイをみせた。１ダウンはまずクレメントのランで５yゲイン残り４５秒２ダウン３もクレメントのランで２yゲイン残り４１秒で勝負の３ダウン１はパス失敗ペイトリオッツCBギルモアのカバーはインターフェアに見えたがフラッグはなし。４ダウン１ででイーグルスはギャンブルを選択１度セットしたがイーグルスベンチはタイムアウトどうやらプレイを変えたようだ。QBフォールズがショットガンの位置からモーションしてオフタックル付近に移動してワイルドキャット体系、スナップを受けたクレメントは左スイープからTEバートンにリバーストス！バートンは柔らかいタッチのボウルを右オープンに放った無人のはずの右サイドには先ほどモーションしたQBフォールズが待ち構えており、楽々とキャッチしてTD　キックも成功して２２−１２残り時間３４秒はイーグルスが守りきって前半終了空中戦はペイトリオッツの方が上だが、巨漢RBブラント、俊敏なクレメント、思い切りの良いアジャイーといった多彩なRBを要するイーグルスが地上戦で優位に立つ展開。しかし、ペイトリオッツは昨年のファルコンズ戦で２５点差をひっくり返す大逆転を演じている。イーグルスも１０点差では到底安心はできないだろう。５に続く５に続く
13Feb
- 2018スーパーボウル観戦記3
  双方１シリーズずつドライブして３−３の同点。印象としては攻撃力に劣るイーグルスが苦労しながら３ダウンを突破してなんとかゴール前までボールを運んだのに対し、昨年の王者ペイトリオッツはQBブレイディのパスで楽々とドライブしてエンドゾーンに迫ったが、イーグルス守備がギリギリ踏ん張って３点に抑えたという印象だ。イーグルスリターンで第２シリーズ開始自陣２２yから１ダウン１０　WRアゴラーへのパス成功で７yゲインして２ダウン３巨漢RBブラントが中央のホールを見つけて一気に加速して４５yのロングゲインで一気にFG圏内へいきなりの勝負コール！！！QBフォールズからエンドゾーンに走り込むWRジェフリーへのTDパスが成功して、わずか３プレーの速攻でTDペイトリオッツCBロウもマンツーマンカバーでついていたが身長で勝るジェフリーが競り勝った。しかしキックは外して９−３続いてペイトリオッツの攻撃RBルイスのランを混ぜながらじわじわと前進を図るが反則で罰退の後、パス失敗で３ダウン７と追い込まれる。しかし、ここからがブレイディの真骨頂だ。迫り来るイーグルス守備ラインのラッシュをかわしてフリーになると、冷静にターゲットを探して矢のようなロングパスを放つ。WRアメンドーラがCBを振り切って敵陣３０yパスキャッチ。さらにWRホーガンへのパス成功でダウン更新。RBホワイトの２回連続ランで３ダウンショートに迫ったところでQタイムサイドチェンジしての３ダウン２はリバースプレーだがFSマクロードが鋭い上がりでフレッシュラインを死守して４ダウンに追い込んだ。ここでホルダーがジャッグルしてキッカーの蹴るタイミングが狂いFG失敗。９−３のまま再びイーグルスに攻撃圏が回ってきた。ペイトリオッツの強力オフェンスを３点どころか無得点に抑えれたのは大きい。リードするイーグルスとしてはボールコントロールで時間を消費して前半リードで終えたいところ。しかしペイトリオッツ守備も意地を見せて、このシリーズは３回でパントとなった。６点差を追いかけるペイトリオッツの攻撃は自陣３５yから１ダウン１０イーグルス守備ラインのラッシュがもう少しでブレイディに届きそうだったが、間一髪で放たれたパスはクックスがキャッチして敵陣４０yへペイトリオッツの流れになりそうだったが、SSジェンキンスのパスカット、LBブラッドハムがヘルメットが脱げるほどの強烈なタックルでランストップして３ダウン５に追い込んだ。ここでペイトリオッツのスペシャルプレー、先ほど止められたリバースからフラットを走るQBブレイディへのパスこれはオーバースローで失敗。４ダウンギャンブルもパス失敗でターンオーバー。イーグルスの好守備が光る。自陣３５yからイーグルス１ダウン１０前半残り時間はまだ１１分あるのでラン２回で時間を使い３ダウン７ダウン更新のためには当然パスだが、ブリッツを仕掛けてきたペイトリオッツに対してTEアーツがマンツーマンをかわしてパスキャッチ。敵陣４３yから１ダウン１０アルソンのパスキャッチで敵陣２０yから１ダウンここでイーグルス攻撃は左サイドにGステファン、Tハラポウルバティ、TEの位置にOLのアイザックを投入、その外側のスロットにはTEブレントを投入する実質アンバランス体型ランブロックが強力な左サイドへ巨漢RBブラントが突進する超パワープレーだ。ステファンが左アウトシェイドのDTを完璧にフックしたのでハラポウルバティがFSをダウンブロック、アイザックとブレントのコンボブロックも完璧でブラントは楽々とエンドゾーンへたどり着きTD２ポイントのパスは失敗したが１５−３とリードを広げた。前半残り９分を切ったところでイーグルス１２点のリード攻撃は苦戦するかと思われたイーグルスだったがRBブラントの２度のビッグランが大きい。４に続く