義母が、第2子を妊娠中の義妹の話をする。
小さい子どもがいるのにまた妊娠したのが大変なのだそうだ。
ひややかな気持ちを隠して相槌を打つ。
そんな話、ちっとも聞きたくない。
義母らに流産したことは伝えていない。
義母が、第2子を妊娠中の義妹の話をする。
小さい子どもがいるのにまた妊娠したのが大変なのだそうだ。
ひややかな気持ちを隠して相槌を打つ。
そんな話、ちっとも聞きたくない。
義母らに流産したことは伝えていない。
結構な言い訳はなるべくしない。
本当に、本当に、今まで生きてい た中で、とても、とても、悲しい出来事だった。
何の役にも立たない、経験だった。
悲しいことを経験したら優しい人間になれるというのは嘘。
少なくとも、
悲しいことを経験して、すぐ、優しい人間になれるというのは絶対に嘘。
流産したことで、こどもを持つ心の準備ができると言う人もいるらしい。
出産を待っていた人たちにどんな言い訳をするのか
出産を待っていた人たちをどう慰めればいいのか
処置の手術のために仕事を休むとき、どう説明するのか
仕事の穴をどう埋めるのか
これが妊娠、出産ならどんなに休まないといけないのか
流産したことを知らずに「こどもは?」と無邪気に聞く人たちにどう答えればよいのか
妊娠している知人にどんな言葉をかければよいのか
保険会社に出す意見書を医師はいつになったら書き上げやがるのか
夫はどう思っているのか
親はどう思っているのか
もう一度流産するのか
ちゃんと、こどもを育てられるのか
こどもを育てながら、こどものために、安定収入を得る仕事を継続できるのか
やることだらけ。考えることだらけ。不安でいっぱい。
この国は、妊娠、出産にかかる費用は保険外。個人が実費負担。
お金とヒマがある人がシリコンを入れるように、
お金とヒマがある人が妊娠する。
そして、流産して、もっとお金とヒマをもてあます。
ここはそういう国。