新幹線でいただくアルコールとおつまみは、その辺の居酒屋のそれより断然美味しい、と私は考えている。それが旅先であれば尚更のこと。 以前乗車した鹿児島から博多までの九州新幹線で飲んだ、鹿児島ハイボール缶と地産地消おつまみの味は今でも忘れられない。

 

鹿児島ハイボールは、地元鹿児島の西酒造の宝山を使用しているシリーズで、新幹線乗車前の売店で販売されていたもの。午前中の移動だったが、まぁ休暇中だし、まぁ少しくらいアルコールを入れても良いだろうという判断。ついつい自分に甘くなってしまう私である。お供のおつまみは、桜島を観光した際に袋詰めで購入した桜島ミカンと、これまた売店で購入した、肉巻きおにぎり。朝食バフェが有名な城山ホテルでお腹を満たしてきたはずなのに、旅先だとどうもこう、おやつを買いすぎてしまう。 

 

そそくさと九州新幹線に乗りこんだ。乗客まばらな車内、他の新幹線路線より心なしか広い座席に腰を沈め、早速ハイボール缶を、プシュ!空気圧で缶の飲み口に炭酸の小さな水滴が跳ねた。缶がキンキンに冷えているうちに、まずはひとくちいただこう。口腔で炭酸の泡が弾けるにしたがって少し甘さを含んだ華やかな風味が広がる。そしてその後に感じる、しっかりとしたアルコールの味。休暇でぼうっとしていた私のアタマ、これはほろ酔いになってしまいそうだ。肉巻きおにぎりはなかなかの大きさで、一瞬食べ切れるかな?という考えが頭をよぎったものの、心配ご無用。ハイボールと共に胃の中にスルッと流し込まれていった。しかし、折角焼酎ベースのアルコールを飲んでいるのだから、お米ではない方が良かったかもしれない。これは学びである。一方桜島ミカンは恐ろしいほどこのハイボールと合った。もともと華やかなお酒の風味に、柑橘系の香りが加わり、さらに飲みやすくなる。 

 

そうこうしないうちに、一本しか買っていなかったアルコール缶は空になった。残りの道中は、朝寝をするに限る。これぞ、極楽。 

昼ごろ、博多駅に到着した頃には、すっかり博多グルメを満喫する準備ができていた私なのであった。 

 

 

 

鹿児島ハイボール

 

 

 

*こちらで書いている鹿児島ハイボール、発売元は東京の会社です

 

 

 

 

 

 

End.